TAMAISM

旅の記録とか、舞台訪問とか。(旧 OFFTAMA)

【北アルプス】常念岳~蝶ヶ岳を縦走してきた (@長野県)

天気が良かったので北アルプスを縦走してきました。

【登山日:2019年9月7日~8日】

経緯

今月は登山中心で行きたいと決めていたものの、そらちグルメフォンドが終わってから完全に心が自転車モードになっていた9月のはじめ。

この金曜日もそらちGFの記事を書くのに費やそうと決めていましたが、仕事から帰って天気予報を見た私はなぜか縦走の準備をしていた。

なぜかというと、北アルプスの天気が最高に良いらしかったからです。天気がいい週末はどこかに出かけないともったいないということで、天気予報を見てから3時間後の23時前、車に飛び乗って登山口まで向かったのでした。

三股登山口から登山開始

今回のコースはタイトルにもある通り、北アルプスにある常念岳~蝶ヶ岳の縦走です。

山と高原地図を見ると、一般的なルートとしては上高地からひたすら横尾まで平地を歩き、そこから蝶ヶ岳を目指すというもの。しかし、今回は別の道を歩いてみることにしました。

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それがこの三股登山口からのルートです。登山口までは山道を通ったりしてかなり遠いものの、常念岳や蝶ヶ岳へのアクセスが非常に良い。

というわけで今回のルートをまとめると、以下のようになります:

  • 1日目:三股~常念岳~蝶ヶ岳~蝶ヶ岳ヒュッテ幕営
  • 2日目:蝶ヶ岳ヒュッテ~三股下山

一泊二日で、かつ二日目は下山するだけという無理がない行程にしました。

さて。

駐車場に着いたのが土曜日の深夜2時くらいでしたが、すでに第一駐車場は満車、第二駐車場もそこそこ車で埋まっている様子。金曜日も天気が良かったので登っている方が多いようです。

というか安曇野からはひたすら全く明かりがない山道を走って到着する駐車場なので、深夜に走るのはかなり怖かった。

その後車中泊をし、朝6時に起きて登山開始です。

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若干寝坊した感はあるものの、行ってきます。

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三股駐車場の標高が1,350m、最初に目指すことになる常念岳の標高が2,857mなので、およそ1,500mほど上ることになります。

道はというとほとんどが写真のような樹林帯です。木の根が多くて個人的には歩きやすい。

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徐々に標高を上げていくと途端に見晴らしも良くなり、安曇野や松本の町並みが見えてきます。

いいね。テンション上がってきた。

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視界が開けてくると道の様子も変わってきます。

ここから常念岳の手前にある前常念岳(2,661.9m)までは岩場を通ることになりますが、その岩の一つ一つがかなり大きい。つまり、膝をあげないと歩けなくなるので脚全体が疲れてきました。

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疲労はさておいて、見てよこの快晴

昨日眠気と戦いながら運転してきてよかった。

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一度稜線に出てしまえばあとは楽。

急登はすでに終わり、歩行スピードも若干上がりました。

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前常念岳からみた常念岳(左奥)。

ところで右奥にもなにか見えますね?そうです。槍ヶ岳です。

特徴的な形なのでどこから見ても一発でわかるという槍ヶ岳ですが、このアングルから見るのもなかなかいいですね。

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大天井岳への分岐点に到着。下の方に見えるのが常念小屋です。

当初は反対側の蝶ヶ岳方面から歩いてきて常念小屋に幕営する案もありましたが、気分で今回のルートに変えました。

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三股から約3時間歩いて常念岳に登頂。お疲れさまでした。

それにしてもこの絶景。完全に優勝したというほかない。

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この天気の中で登山ができるなんて運が良すぎるでしょ。あらかじめ天気予報を確認しておいたとはいえ、ここまで快晴だと笑顔いっぱいになります。

山頂では他の登山者の方とお互いに写真を撮りあうなどし(なぜか声をかけられやすい)、しばらく山頂でまったりしてました。

夏を若干過ぎたと思っていたもののこの日は暑く、休憩中もウインドブレーカー不要なくらいでした。その分、夜や朝方は急激に冷え込むので装備には注意する必要があります。

蝶ヶ岳へ

まったりしたので今日の幕営地である蝶ヶ岳ヒュッテへ向かいましょう。

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常念岳から蝶ヶ岳へは、まず一気に標高を下げてからの樹林帯歩きが続き、なだらかに登っていくと到着します。

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分かりづらいけど中央の稜線の先が蝶ヶ岳です。そんなにアップダウンもありません。

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稜線歩きの良いところはとにかく眺めが良いこと。

樹林帯をひたすら上るのも精神修行になって良いんだけど、やはり自分としてはこんな感じで壮大な山々を見ながら歩くほうが楽しいです。疲れも吹っ飛んでくれるので体力回復にもなる(気がする)。

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樹林帯に入りました。

実は木の根の上や石の上を歩くのも結構好きで、さらに樹林帯ってなんかひんやりしてるから夏場だと助かります。直射日光が当たらなくなるだけでもありがたい。

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横尾へ続く分岐の手前にある蝶槍(2,664.5m)に到着したら、蝶ヶ岳まではもうすぐ。

あとは、丘のようななだらかな地形が続いています。

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そして右手方向は相変わらずの絶景。槍ヶ岳から穂高連峰へ続く縦走ルートが一望できますね。

また大キレットとか通って槍穂縦走してみたいところです。

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蝶ヶ岳まで200mくらいのところにある瞑想の丘(展望指示盤が置かれた場所)を過ぎ、とうとう今日の幕営地に到着。

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蝶ヶ岳ヒュッテです。

お疲れさまでした。今日はここでゆっくりしたいと思います。

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到着して即幕営や!と思っていたのですが、テン場はすでに半分ほど埋まってました。

ここにテントだけ張って常念岳方面に向かってる人が多いんでしょうか?それにしては蝶ヶ岳方面から歩いてくる人は少なかった気がするが…。

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幕営した後は、まずテン場のすぐ横にある蝶ヶ岳に登頂。

登頂といっても丘のてっぺんが山頂なので、なんかこんもりしてる感じです。

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蝶ヶ岳に登頂したところで、途端にやることが無くなったので付近を散策します。

お天気がいいので昼寝している人が多い。それも爆睡してる人が多い。あとは奥穂高岳を眺めながらコーヒーを飲んだり、食事をしている人も多いです。

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自分も絶景を楽しみながらコーヒーキメました。

持ち運びが楽なのでいつもインスタントを持ち歩いていますが、こういう場所で飲むと何倍も美味しく感じる。

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その後はテントで音楽を聞いたりkindleを読んだり、再度槍ヶ岳方面を見ながら先月の表銀座縦走を思い出したりしました。

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夕食の後は夕焼けに沈む山を眺めながらビールをキメた後、19時に就寝。

これが例えば3日4日続く縦走だったら、明日の行程とか色々考えないといけないので飲酒なんてできないところなのですが、明日は下山するだけなので何も考える必要はありません。焦ることなく山の景色に集中できた時間帯でした。

たまにはこういうのもいいね。ゆるい行程で登山を楽しむのも今後はやっていきたいと思います。

最高の夜明け、そして下山

北アルプスの夜は風が強い。

特に、自分の使ってるルナソロはシングルウォールな上に生地が非常に薄いので、風によるバタバタ音が結構うるさいです。構造的には風に強いのでぶっ飛んでいくことはないですが、最初「もしかしてとんでもないくらいの強風なのでは」と思って外に出てみたところ、単に生地がはためく音が大きいだけだったので笑いました。

あと、シングルウォールなので内部がかなり結露しますが、このバタバタで水滴が全部飛んでいってくれたので、撤収するころには乾いてました。悪いことばっかりではない…。

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最高の朝だ。

朝日に染まる槍ヶ岳、そして穂高連峰。2日間とも最高の天気を満喫できるなんて、本当に今回登山しててよかった。

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あとはゆるゆる下って三股に無事下山。

この後は朝早い時間に下山したことを活かして、安曇野を散策したりしたあとに帰宅しました。

おわりに

突発的に行った今回の縦走ですが、今住んでいるところが山にアクセスしやすいという点が功を奏しました。

車で3時間ほど運転すれば登山口まで行くことができるので、今後もいきなり週末に登山に行きやすくなりました。なにより、車で行くと"自由"な行程で時間の管理がすごく楽になるので、積極的に活用していきます。楽しかった!