TAMAISM

旅の記録、宿泊先や行程とか

冬旅行 初冬の松島を訪ねてきた

宮城県の高友旅館に泊まった際、日中の時間帯は宮城県をぶらぶらしてました。せっかくなのでそれについてまとめることにします。

ところで、やっぱり緊急事態宣言は延長するようですね。

新規感染者数も減ってないし、医療の状況を踏まえると延長はやむを得ない。今年開催予定の東京オリンピックそのものにはあんまり興味ないですけど、オリンピックを政府が強行するかどうかについては正直興味あります。どっちに転んでも荒れそうなので。

直接宿に向かうのは味気ない

もし仮に、気になっている宿泊施設、(自分の場合は鄙びた雰囲気の旅館だったりしますけど、)そういう宿に泊まることを決めたとき、「宿にチェックインするまでの時間に何をして過ごすか」は個人によってかなり差があると思います。

宿のチェックイン時間は一般的に15時とか16時なので、宿までの移動時間を考えたとしても暇な時間が生じてしまう。あくまで主目的は「宿に泊まること」になるので、例えば私はそれまでは何もせずに過ごします、というのも一つの手段。もしくは、チェックイン時間に合わせて移動方法や乗る便を決める人もいるでしょう。旅の仕方が人それぞれなように、旅先での時間の過ごし方も千差万別なわけです。

自分の場合は、1日を通してあれこれ歩き回るのが好きという理由から、日中の時間帯も散策にあてることが比較的多めだと思います(というのを今回の写真を見直していて改めて思った)。これもある意味で難しい一面があって、あまりに行程を詰め込みすぎると旅そのものが忙しないものになってしまう。なので、最低限の電車の時間とかを把握しておいて臨機応変に行動するのがここ数年のスタイルになっています。

f:id:offtama:20210123123121j:plain

f:id:offtama:20210123123126j:plain

f:id:offtama:20210123123130j:plain
出発は仙台駅

今回は「宮城県の高友旅館に泊まる」という目的から、宮城県内を少し散策してから旅館に向かうことに決めました。

といっても、あまりに旅館の場所からかけ離れたところを目指してしまうと今度は移動が大変になるため、適当に近場に絞ることにします。

f:id:offtama:20210123123139j:plain

f:id:offtama:20210123123144j:plain

f:id:offtama:20210123123150j:plain

というわけで、仙台からほど近い松島にやってきました。

松島は日本三景の一つにも数えられる名勝地であり、湾内に大小多くの島が存在している風景が有名ですね。

f:id:offtama:20210123123154j:plain

f:id:offtama:20210123123158j:plain

f:id:offtama:20210123123203j:plain

f:id:offtama:20210123123206j:plain

f:id:offtama:20210123123210j:plain

f:id:offtama:20210123123214j:plain

松島

海(青色)や島(緑色)が風景的に映えるのは、それらの色がより鮮やかさを増す夏などの暖かい時期だと思います。

実際に「松島」でGoogle画像検索をしてみても分かるんですが、出てくる写真はそういう時期のものがやはり多い。なので、今回の冬場の訪問先に松島を選んだのは一体なぜなのか、自分でもよくわかりません。ただ単純に静かそうだから行ってみる気になったのかもしれないし、素晴らしい景色に季節は関係ないと踏んだのかもしれない。

f:id:offtama:20210123123218j:plain

f:id:offtama:20210123123223j:plain

f:id:offtama:20210123123227j:plain

f:id:offtama:20210123123230j:plain

f:id:offtama:20210123123235j:plain

冬の好きなところの一つは、空気が澄んでいるような気がすること。

実際にどうかは知る由もないですが、冬の空は夏に比べてどこか透き通っているような透明度があると思いませんか。海も島も、植物についても一年のうちで最も色彩が薄い季節だとしても、自分は空の色だけで冬が好きだったりします。

この日の天候はあまり期待していなかったものの、これだけ晴れてくれると自分の好きな部分が全面的に押し出されているような気がして嬉しくなってくる。

f:id:offtama:20210123123238j:plain

f:id:offtama:20210123123242j:plain

f:id:offtama:20210123123246j:plain

f:id:offtama:20210123123250j:plain

f:id:offtama:20210123123255j:plain

冬場だからか観光客も想像より少なく、考え事をしながら散策するにはこれ以上ないくらいのシチュエーション。

ところで、松島周辺って波が穏やかなんですね。

景勝地になっているくらいだから荒れてはいないだろうという先入観を上回るほどの静けさで、人っ気の少なさも相まって寂しさがより増幅される。海辺を吹く風も肌寒く、晴れているとはいっても賑やかさとは無縁の様相になっています。

f:id:offtama:20210123123259j:plain

f:id:offtama:20210123123303j:plain

f:id:offtama:20210123123307j:plain

f:id:offtama:20210123123312j:plain

f:id:offtama:20210123123316j:plain

観光船乗り場をスタートし、福浦島をぐるっと回ってから再度五大堂方面へ。その後は気分的にちょっと内陸方面に行ってみたくなり、参道を通って瑞巌寺に向かいました。

あ、今回の行程も完全にその時の思いつきで決めているので、どこへ行こうとかどういう順序で回ろうとか一切考えてないです。もしかしたら訪問する場所によっては二度手間になるかもしれないし、この道さっき通ったじゃん…!ということにならないとも限らない。

でも、それが楽しかったりする。

見知らぬ土地を歩く、というのはそれだけでとにかく心が躍るもの。あまりに入念な下調べはそれを阻害してしまうような気がするし、今後も自分はやらないと思います。

f:id:offtama:20210123123322j:plain

f:id:offtama:20210123123325j:plain

f:id:offtama:20210123123330j:plain

f:id:offtama:20210123123335j:plain

f:id:offtama:20210123123339j:plain

f:id:offtama:20210123123343j:plain

旅先で出会う神社仏閣は、あまり馴染みがない分ついつい立ち寄ってみたくなります。

神社については何度も触れている通り、こじんまりとしている+周りに人がいない+雰囲気が好きという理由から。寺については人がいることの方が多いものの、木造建築はただ単に見るだけでも楽しめるし、自然と一緒になったような立地が多いから好きだったりします。

これらについては、何よりも季節を問わずに楽しめるのがいいですね。さっき述べた風景の件じゃないですけど、心が落ち着くという意味では状況に関係なく効果をもたらしてくれる。

意識しているにしろしていないにしろ、自分の見知らぬ地で神社仏閣に惹きつけられてしまう点については、予想以上に自分らしさが現れているような気がする。

f:id:offtama:20210123123347j:plain

f:id:offtama:20210123123351j:plain

f:id:offtama:20210123123355j:plain

f:id:offtama:20210123123400j:plain

ひとしきり孤独を味わった後、次の目的地へ向かいました。

仙台名物といえば

仙台市内に戻ってきたところで、高友旅館へ向かう電車の時間までにはまだ余裕があります。

ちょうど時刻はお昼ごろなので、駅ナカでささっと昼食を済ませたい。でもせっかく仙台にきているのだから、仙台名物をいただきたいというのが自然な感情ではないだろうか。

というわけで、もはや説明不要の王道グルメである牛タンを食べに行きました。

f:id:offtama:20210123123404j:plain
牛タン定食

f:id:offtama:20210123123407j:plain

f:id:offtama:20210123123411j:plain

これよ。

これが食べたかった。

始めて食べる仙台の牛タンは想像以上にあっさりとしており、それでいて強烈に麦飯を消費させてくるジューシーさがダブルで食欲をそそる。今回は牛タンの量が多めの定食を頼んだのですが、食べても食べても牛タンが残っているという事実がさらに幸福感を増長させてきますね。セットになっているテールスープも非常に美味で、定食としてあまりにも完成されすぎている印象を受けました。

実は牛タンをこのような定食の形で食べる機会は今までになく、焼き肉の場でタレと一緒に食べたくらいしか記憶にありません。なので、薄味の牛タンは一体どんな味わいなのだろうか…と気になっていたところ、見事に虜にされてしまったというわけで。

仙台駅構内には牛タンの店が連なっている一角があって、この店を出た直後にはしごしようか本気で悩みました。でも昼に食べすぎてしまうと宿の夕食が入らなくなってしまうし、今回のところは一件でやめておきましょう。

f:id:offtama:20210123123415j:plain
食後のずんだアイス

f:id:offtama:20210123123423j:plain

f:id:offtama:20210123123428j:plain

f:id:offtama:20210123123431j:plain

牛タン定食で幸せに包まれたあとは予定通り電車に乗り、仙台の西方にある東鳴子温泉を目指すことに。

この時間帯にこの路線(陸羽東線)に乗る人は十中八九が鳴子温泉郷に泊まる人みたいで、スーツケースを抱えた人が比較的多かった記憶があります。

ふと電車の行き先表示を見ると終着駅が「鳴子温泉駅」になっててどこか情緒があり、車内を見渡す度に「ああ、この人も温泉宿に泊まるんだな」とか考えながら、車内と車窓を交互に眺めてみたり。

はたまた電車の外に広がる平原を横目に見ながら物思いに耽ったり、電車での移動は時間の使い方が多岐にわたって面白いですね。やってることとしては目的地に着くまでの時間つぶしに過ぎない一方で、このゆっくりとした昼過ぎの怠惰感がどこまでも続いてほしいと思ったりもする。

高友旅館に泊まる

この日泊まった高友旅館についての宿泊記事は、別記事でまとめています。

旅の終わり

翌朝。

高友旅館を後にして帰路につく。

よく「家に帰るまでが旅」というけど、個人的には最終日に入った時点で旅は終わってると思う。最後の日となればどうしても帰る道筋や帰った後の片付けのことが頭の中にチラついてしまい、たとえ他の行程が入っていたとしても心から楽しめないような気がしてきます。

f:id:offtama:20210123123437j:plain

f:id:offtama:20210123123442j:plain

f:id:offtama:20210123123447j:plain

f:id:offtama:20210123123452j:plain
翌朝は虹が出ていた。ちなみに、あの山の向こうあたりに以前宿泊した喜至楼があります

特に、今回みたいに電車に乗って宿を去るような形だと寂しさがマッハで襲いかかってくる。

今までの経験からすると、旅の終わりはたいてい寂しさとか、悲しさという感情が湧いてくることが多い。そこで過ごした時間が濃ければ濃いほど離れるときの悲しみも増すという理屈なわけですが、個人的にはこれも旅の特徴の一つじゃないかと思います。あくまで自分がしているのはいっときの縁みたいな訪問であって、これが終わればまた普段の日常に戻っていくという前提のもとで旅をしているわけで。

だから、この感情に浸れるのは「今回も良い旅ができた」ということに他ならないのかもしれません。

f:id:offtama:20210123123455j:plain

f:id:offtama:20210123123459j:plain

家に帰る日の天気は、晴れ。

最後まで天候に恵まれて、忘れられない2日間になりました。