TAMAISM

旅の記録とか、舞台訪問とか。

【十和田湖~奥入瀬渓流】ちょっとロードバイクで十和田湖周辺を走ってきた Part 1/2 (@青森県十和田市)

梅雨が明けたので

やっと梅雨が明けたということで、本格的に暑くなってロードバイクシーズンが終了する前に青森県を走ってきました。

目指したのは八甲田山の南に広がる十和田湖と、そこから延びる奥入瀬渓流。この2箇所はずっと前から行ってみたかった場所であるにも関わらず、そのアクセスの難しさから後回しになってしまってました。

青森県を訪問すると言えば平地ばかりで、青森空港からアクセスしやすい弘前以西に限定されてしまっていたのが事実。ですが奥入瀬渓流の見頃といえばやはり夏場なので、この時期を逃す手はないです。

しかし、梅雨明け+運動不足ということで油断は禁物。今回は特に熱中症対策で余裕のある行程にし、ゆるゆると走っていきます。

f:id:offtama:20210722184657j:plain

f:id:offtama:20210722184701j:plain

f:id:offtama:20210722184705j:plain

出発地点は、秋田県鹿角市にある花輪駅前。色々あってここがスタート地点になり、駅前の旅館で一泊して翌朝出発にしました。

今回泊まったのは「お宿ちとせ」という旅館で、ここがまた値段の割にサービスが行き届いていて非常に満足のいくものでした。和室+布団で寝やすいし、お風呂は広い。洗濯機や乾燥機もあるし、食事に至っては上の写真のとおりボリュームたっぷりです。

これで税込み6600円なのだから、おそらく今後の旅でもお世話になることが予想される。このへんで前泊するかな…という軽い認識で探していて発見した宿だったものの、予想以上に大満足できる宿でした。おすすめです。

f:id:offtama:20210722184709j:plain

f:id:offtama:20210722184714j:plain

f:id:offtama:20210722184718j:plain

さて、翌朝。

いよいよ一ヶ月以上ぶりにロードバイクに乗るわけですが、忘れてはならないのが熱中症の恐ろしさ。例年のパターンを考えると、「梅雨時期にまったく運動しない+暑さに慣れていない+急に運動する」というコンボが梅雨明けのライドで発生してしまい、ほぼ例外なく熱中症の症状が出ています。アホか。

この状況でいきなり100kmとか走ると身体がくたばるのは目に見えているので、今回の宿である蔦温泉旅館からの距離を逆算してスタート視点を花輪駅に決めました。距離としては約70km程度で、獲得標高はそこそこあるけどゆっくり走れば大丈夫でしょう。

旅においては何よりも体調管理が重要なのは間違いないので、夏場のライドは基本抑えめにする方針がいいのかなと思ってます。そもそもロードバイクに乗るような気温じゃないというのもありますが。

で、そんなこんなで早朝にスタート。気温が完全に上昇する前に十和田湖まで上ってしまいたいところです。

f:id:offtama:20210722184722j:plain

f:id:offtama:20210722184727j:plain

f:id:offtama:20210722184730j:plain

f:id:offtama:20210722184737j:plain

国道282号から国道103号へ入り、大湯温泉を抜けた先はあまり人気のない道をひたすらに上って発荷峠に到着。

目指す十和田湖は普通に上っていった先に見えるのではなく、カルデラ湖であるために外周部分は峠になっています。つまり、十和田湖に向かうためには一度峠まで上った後、そこから下る必要があるというわけです。このせいで獲得標高200mくらいは余分に上った形になり、何が言いたいのかというとデブった身体にとってはめっちゃ疲れたということ。

ともあれ、目に見える上りはこれで終了。十和田湖から先の行程は比較的平和なので、今回の山場が最初で終わってよかったというところかな。

f:id:offtama:20210722184741j:plain
発荷峠展望台

f:id:offtama:20210722184745j:plain
発荷峠展望台からの眺め。天気が良すぎる件。

f:id:offtama:20210722184749j:plain
夏の山の天気は急変するだけに、この快晴は貴重です

そして、発荷峠の先にある発荷峠展望台からの眺めがこちらです。

十和田湖のスケールの大きさを語る前に、まず天気が最高に良すぎる。この週末は全国的に青空が広がっていて行楽日和だったみたいですが、青森でこんなにいい天気に出会えるなんて正直予想外でした。

湖面は青色、空も青色。十和田湖周辺には森が広がっているので緑色もプラスされるものの、目に入ってくる色のパターンがこれほど少ないのはあまり経験がない。今回青森県を走ることに決めたこと、この時点でもう満足です。

f:id:offtama:20210722184754j:plain
ちょっとしたダウンヒルを経て湖へ

f:id:offtama:20210722184758j:plain
十和田湖外周を走る

さて、十和田湖を見下ろす外輪山の稜線上からダウンヒルをし、湖面と同じ標高まで下ってきました。

ここからは奥入瀬渓流を目指し、外周を反時計回りに回って湖の東を目指していきます。湖をぐるっと一周するという案もあったけど、十和田湖の外周は約50kmもあって現状の体力では時間的に無理でした。なので、大人しく南から東へ向かって走っています。

外周の道はほぼ平坦で走りやすく、路肩の舗装がえぐれている箇所が多い以外は支障はない。青森という雪国では道路の舗装が傷んでいる箇所が多く、気を抜くと思いっきり陥没にタイヤが取られそうで気が抜けません。

十和田湖外周の景色

そこから少し東に向かって走ると、休屋という地区があります。

ここは十和田湖観光の拠点となっているようで、遊覧船乗り場や飲食店、それに宿が集中していました。

f:id:offtama:20210722184911j:plain

f:id:offtama:20210722184906j:plain

ただ、時間がまだ早いので店の類いはまだ閉まっている様子です。

普通ならスルーするところ、これからの今日の行程を考えるとここくらいしか昼食をとれる場所がないため、ぶらぶらしながら開店時間を待つという方針にしました。特に十和田湖はヒメマスという魚が有名なので、これをぜひ食べてみたい。

というわけで、お得意の散策をはじめていく。まずは、休屋の一番奥に位置する十和田神社を参拝してきます。

f:id:offtama:20210722184802j:plain
十和田神社の入り口

f:id:offtama:20210722184807j:plain
参拝道には木々が生い茂っている

f:id:offtama:20210722184812j:plain

f:id:offtama:20210722184816j:plain

全く予備知識無しで「なんか神社があるっぽいから寄り道していくか…」程度の認識だったものの、これが予想外に素敵な神社でね。しばらく長居しちゃいました。

森の中にひっそりと建っている十和田神社は、自然のみが存在していると思っていた十和田湖のほとりに人の生活があったことを示しています。神社自体がどれも歴史があるもので、十和田神社は江戸時代には南部藩の霊場として栄えていたとのこと。

f:id:offtama:20210722184820j:plain

f:id:offtama:20210722184825j:plain

境内はしんと静まり返っており、一種の荘厳な雰囲気すら感じられる。旅先で神社を参拝するのはこれからもやめられそうにない。

f:id:offtama:20210722184831j:plain

f:id:offtama:20210722184835j:plain
御前ヶ浜

f:id:offtama:20210722184839j:plain

その後は十和田神社から十和田湖方面に軽く進んでいくと、森がいきなり開けて湖が登場してきた。

白い波打ち際、湖面の青さ、そして快晴。ここだけ切り取るとまるで海のように思えてきて、「湖」のスケールに収まりきらない広さを感じる。実際、波がたっているので海と間違いそうになりました。

ちなみに、湖の向こうに見えている山々が外輪山です。十和田湖に到達するためにあれを越えてきたというわけで、高さはそんなにありませんが湖とセットで眺めていると達成感がありました。

f:id:offtama:20210722184843j:plain

f:id:offtama:20210722184848j:plain

f:id:offtama:20210722184852j:plain

f:id:offtama:20210722184857j:plain

f:id:offtama:20210722184902j:plain

休屋地区はほどよく整備されており、特に湖に面した遊歩道は歩いていて気持ちがいいです。

道は木製になっていて歩きやすい上、木陰で休めるような樹木も多い。十和田湖を訪れる人の大部分は湖の穏やかさを目当てにしていると思うけど、景観にあった(若干鄙びた)構成になっているので違和感がありません。

f:id:offtama:20210722184915j:plain

f:id:offtama:20210722184919j:plain
昼食はヒメマスの親子丼にしました

で、そんな感じで散策を続けていたら食事処の開店時間になったので、早速昼食を取りました。

内容はというと、この十和田湖のブランドであるヒメマスをふんだんに使用した親子丼。これがまためちゃくちゃに美味しい。味が濃い刺し身とイクラはいずれも冷えており、これに下の白米の温かさが加わった上にだし汁の風味がダブルでやってくる。夏バテってなに?ってくらいに食欲が湧いてきて、あっという間に食べ終えました。

しかし、いくら梅雨明けで暑すぎるといっても、美味しいものをいだたく欲望はひとつも減衰していないのが実に自分らしい。実を言うとほんの二日前くらいには「あっ朝食はほんのちょっとで大丈夫です…」という胃の衰弱ぶりだったのに、東北に来てからはバクバク食べまくりですよ。夏は食欲がなくなるとは一体何だったのか。

休屋地区には他にもヒメマスの塩焼きや定食など、ヒメマスを使用した食事が多くの店で楽しめるようになっています。季節に関係なく美味しいのは間違いないので、十和田湖を訪れた際にはヒメマスを食べてみるのがおすすめ。

奥入瀬渓流を目指す

お腹も膨れたことだし、今日の宿までの行程でもう心配する点はない。

早速、今回の旅のメインスポットである奥入瀬渓流を目指して走っていきます。

f:id:offtama:20210722184924j:plain
キリストの墓!?

f:id:offtama:20210722184928j:plain

といっても、休屋から奥入瀬渓流の入り口まではほんの9kmほど。アップダウンも少ししかなく、左方向に見える十和田湖の湖畔を横目で見ながら走っていく。

注意点としては、やっぱり奥入瀬渓流目当ての観光客の車で交通量が多かったことくらい。路肩は非常に狭く、あと路面がなかなかにひどいので油断するとタイヤをやられます。しかも森の中を走っていくので木陰に陥没がカモフラージュされていて、サングラスをかけっぱなしだと陥没の発見が少し困難でした。

f:id:offtama:20210722184932j:plain
子ノ口地区

f:id:offtama:20210722184949j:plain

f:id:offtama:20210722184954j:plain
さっきまでいた休屋地区へ向かうフェリー

十和田湖から奥入瀬渓流への入口になっているのがこの子ノ口地区で、フェリー乗り場のほか、飲食店もあります。

逆方向(奥入瀬渓流の下流)からやってきた場合はここが最初の休憩スポットになるので、バイクやロードバイク乗りの姿も多少見かけました。

f:id:offtama:20210722184937j:plain

f:id:offtama:20210722184941j:plain
さっきより割と風が強い

f:id:offtama:20210722184945j:plain
ここから奥入瀬渓流が始まる

さっき休屋地区で十二分に休憩したのでこっちでは休みませんでしたが、この奥入瀬渓流の始点だけは見ておきたかったので寄り道をしました。

十和田湖の東岸には十和田湖の水が唯一流れ出る奥入瀬川があり、その源流がいま自分が立っているこの場所です。ここから先は北東に約14kmに渡って奥入瀬渓流が延びていて、それを今から走っていこうというわけ。

ここまでも十分に快晴だった上に、この後の行程も晴れが続くことは確認済み。なので、「夏の奥入瀬渓流」を最大限に良い状況下で満喫できるはず。いよいよ楽しみになってきた。

というわけで、Part 2に続きます。