今回は、鳥取県三朝町にある三朝温泉 桶屋旅館に泊まってきました。
三朝温泉は高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指の放射能泉として有名で、ここで登場するラドン(Rn)には体内に入ると全身の細胞を活性化させるという働きがあります。つまり身体の弱っている部分の治療に役立つということで、三朝温泉は古くから湯治場として栄えてきました。
その中でも桶屋旅館は、大正2年創業の老舗温泉旅館。旅館業を始める前は職人を雇って桶の制作を生業にしており、それが後に屋号になったとのことです。
湯治としての歴史が古い…ということで三朝温泉の各旅館は湯治のために長期滞在が可能なところが多く、桶屋旅館にもそういうプランがありました。私が宿泊した同日には元ロードバイク乗りというお爺さんを含む老夫婦(4泊目)と、それとは別の老夫婦(5泊目)の二組が泊まられていて、いずれも一週間近い日数をすでに泊まられている様子からも湯治に向いているということが分かります。
いずれにしても桶屋旅館は一日に泊まれる人数は多くない様子で、確か楽天トラベルでは1日2組だったかな。そういう背景もあって、静かな滞在を楽しむことができました。
外観
まずは外観から。
倉吉市街から東へ向かうにつれ県道273号の脇には大きな建物が立ち並ぶようになり、足湯がある「かじか橋」という橋から上流側が三朝温泉街のようです。
そのまま奥に向かうと三朝橋という大きな橋があって、温泉街としての歴史がより古く、現在でも飲食店等が多く集まっている温泉街中心部は三朝橋を渡った先。桶屋旅館はというと、三朝橋よりも手前の向かって左側に位置していました。従って、温泉街の中では比較的西側に位置しているといえます。
表通りから見た桶屋旅館はこんな感じで、通りに寄り添うようにして古い棟が建っています。
今まで泊まってきた旅館は表通りに対して玄関が直角方向、つまり表通りから見ると玄関が真正面に見えるところが多かったのに対して、桶屋旅館は表通りと平行な方向に玄関が位置していました。
建物は大きく分けると2つの棟(本館と新館、便宜上こう呼ぶことにします)から構成され、表通りに面している存在感のある大きな棟が本館です。本館は昭和10年に建てられた年代が比較的古いもので、玄関や温泉があります。
そして奥にある新しめな建物が新館で、現在は宿泊者はすべて新館に泊まることになっています。新館は随時増改築が繰り返されて現在に至っており、一番新しい部分は約25年前に建てられたとのこと。
つまり本館には宿泊することはできませんが、女将さんによれば本館に泊まりたいんですけど…という問い合わせは普段から割とあるみたいです。自分もどちらかというと古びた本館の方が好きだったので、新館にしか泊まれないのは到着してから知りました。
本館の玄関の反対側には屋根付きの駐車場があり、車で来た場合はこちらに止める形になるようです。
改めて本館の様子を外から眺めてみると、正面から見るぶんには古民家のようなこじんまりとしたサイズに収まっていました。建物の幅が家屋のそれだし、側面に回ってみてはじめて建物としての巨大さに気がつく感じ。
玄関は正面向かってやや左側にあり、右側の窓が付いている部分は厨房です。
館内散策
本館1階 玄関~2階
続いては館内へ。
先程述べた通り本館には泊まることができませんが、後述するように洗面所や温泉があるので通行頻度はそれなりに高いです。また本館に2階も別に封鎖されているというわけではなく、そのまま新館2階に繋がっているので通行そのものは問題なく可能です。
というわけで、女将さんにご挨拶してここから投宿が始まりました。
玄関は幅・奥行き・天井の高さともに広々としており、屋内から館内に入ったときに感じやすい閉塞感を軽減させてくれます。特に天井が高いのが個人的には嬉しく、やはり玄関は旅館における「顔」だと思う。玄関を見れば、その宿の大体の歴史や風格が把握できます。
向かって右側に靴箱、左側に傘立てがあります。玄関に物を置きすぎているというわけではなく、さりげなくスペースを確保して広く見せているのもグッド。
玄関を上がったところには旅館営業許可証や昔の「保養温泉地 保養旅館」の看板、火鉢や茶釜などの各種の展示が並んでいます。
これらの展示も含めて、個人的には玄関周辺は木造建築全開という雰囲気が漂っていて好きになりました。建物を構成する要素がすべて木造というのに加え、それらが経年によって変色している様子が実に良い。同じ木造建築であっても、新築よりはある程度年月が経っている方が質感が良いと思います。
玄関を過ぎて奥に向かうとまず右手に2階への階段があり、階段を過ぎると今度は真横に細長い廊下が走っていました。廊下の右側は厨房が位置し、客の動線としては左側に向かっています。
廊下を進んでいくと左側に洗面所があって、洗面所はサイズが異なるタイルと石を組み合わせた形式の落ち着いた色彩のもの。新館の方には(各部屋に小さい洗面所はあるものの)ここまで大きな洗面所はないので、必要なら新館から本館まで移動することになります。
それにしても、古い旅館における洗面所の存在感はなかなか大きいと思う。一般的に想像するような洗面所と比べると幅が広く、それでいて石やタイルといった長年の使用にも耐えうる素材でできています。
あと個人的に気になったのが、玄関入って動線が正面に続くのではなく横方向に切り替わるという点。
外観から確認した通り、本館の建物は長手方向にかなりの長さを持っているのですが、これは単純に本館自体を宿泊用に供用していないので廊下が途切れているというだけの話でした。(写真では分かりにくいですが、暖簾がかかっている先に廊下自体は続いているようです)
本館の1階部分は以上で、続いては2階へ。
本館2階への階段を上がったところには様々なものが置かれており、現在では倉庫のような役割を担っているようです。
あと同じ本館でも、1階と2階では明らかに雰囲気が異なっているのが分かりました。木造という構造そのものは同じなものの、若干くすんだような色をしている壁や黒光りする床など、2階は昔からそれほど手が加えられていないようです。
1階はなんだかんだいっても床の木材が新しくなっていたし、自分でもこれは理解できました。
ただ2階にしかないような建物の造りがここにはあって、壁の大部分をくり抜いてつくられた丸窓が見事です。しかもただの丸窓というだけではなく、下半分に木材を組み合わせた意匠が見られます。
建物を建築する際に強度を確保するのは必要最低限として、職人さんの遊び心というか、こだわっている部分が垣間見えるのも古い建物の面白いところ。丸窓は見栄えの良さに加えて見通しの良さを兼ねており、機能的にも優れているのがいいですね。
動線としては1階と同じく新館方面に廊下が続いており、そのまま進めば本館から新館へと移動できます。
今ある建物の隣に新しい建物を立てるのはよく見られますが、1階だけではなく2階についても増築部分と接続されているのはよく考えられている。最初から増築する前提で本館があったわけではないし、まるで最初からこういう造りだったかのような自然さがあります。
2階についても特に汚れたりしているような箇所はなく、使用されていないにも関わらず清掃は行き届いている。こういうところには建物を運営する人の方針が如実に現れますが、その点でも好きになりました。
新館1階~2階
本館を歩いたので、続いては新館へ。新館の造りは至ってシンプルで、本館に面した側に廊下が走っており、客室はその廊下に沿って配置されています。
すでに述べた通り、現在では宿泊者はすべてが新館に泊まる形になっていて、それでいて一日に泊まれる人数は多くありません。なので体感的にですが、自分達が泊まっている部屋の隣に別の宿泊客が泊まるようなことはおそらく無いです。今回の宿泊時も、それぞれの宿泊者は部屋を離して割り振られているようでした。
泊まれる人数が少ないのは家族経営によるものだろうけど、結果として静かな状況下で過ごせるのは個人的にはありがたい。
新館の造りは簡潔です。シンプルイズベスト。
新館には1階及び2階にそれぞれトイレがあるので思い立ったときに行きやすいほか、建物側面部分(廊下が走っているところ)に並行するように階段が2箇所あります。なので自分が泊まっている部屋から温泉に行きやすく、同時に食事場所へのアクセスも良いです。
あと新館は表通りから丸見えというわけではなく、特に1階部分については駐車場との間に垣根が設けられていました。表通りからの距離もそこそこあるし、目立つような感じではないです。
新館 泊まった部屋
今回泊まったのはそんな新館2階の一番奥に位置する「まつ」の部屋で、広さは6畳。
部屋の奥側には広縁とこじんまりとした洗面所があり、特に広縁の居心地の良さはかなりのものでした。桶屋旅館は湯治目的で宿泊する人が多いことを考えると、長い時間を過ごすことになる客室は落ち着けるものではなくてはなりません。その点でいくと、本当に静かで心休まるような場所という感じです。
どういう環境が落ち着けるのかはもちろん人によって異なるものの、自分としては床が畳敷きなのはもうマスト。温泉上がりに客室に戻ってきて、畳に寝っ転がれるのかそうでないのかの違いは大きいです。
設備としてはエアコン、テレビ、ポットがあり、アメニティは浴衣、タオル、歯ブラシが揃っているのでこれらは用意しなくてもOK。
洗面所を含めた広縁は幅が広く、特に夕方~夜の時間帯にここに座って考え事をするという素敵な体験ができました。広縁からは旅館の裏手にある景色が一望できますが、民家?の庭園が見事なので見ごたえがあります。
壁には緊急時の避難経路が掲示してあったのでちょっと確認したところ、2階については本館に6部屋(4.5畳×2、6畳×4)、新館に5部屋(6畳×5)の部屋があるようです。自分以外の宿泊者は老夫婦だったことを考えると、人数によらず6畳の部屋に泊まることになるのかな。桶屋旅館で一番広いのは6畳のようです。
温泉
さて、館内の散策はこれで終了。せっかく三朝温泉に泊まっているんだし、滞在中の大部分は温泉に入りに行っていました。
桶屋旅館には以下の2種類の温泉があり、いずれも加水なし・加温なし・循環ろ過なし・消毒処理剤なしで源泉かけ流しという贅沢感。比較的遅い時間まで入ることができるほか、そもそも宿泊人数が少ないということもあって良い時間を過ごせました。
- 桶屋の湯:桶屋旅館の源泉で足元湧出。女将さん曰く「堀っただけで温泉が出てきた」とのこと。男湯12:00~21:00、女湯21:00~23:00の時間交代制。翌日は6:00から。
- 新館の湯:三朝町の源泉から引いている。女湯12:00~21:00、男湯21:00~23:00の時間交代制。翌日は6:00から。
温泉の詳細については以下の通り。
- 泉質:含弱放射性-ナトリウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)
- 泉温:57.4℃、使用位置41.0℃
- 湧出量:12.3L/min
- 知覚的試験:無色透明、無臭、無味
- pH値:6.7
- ラドン濃度:342Bq/kg(124×10-10Ci/kg)
自分が今までに泊まった温泉の中では「含弱放射性」というのはたぶん初めてで、本当に温泉には色んな種類があって奥が深い。古い旅館を巡っていると温泉旅館に泊まるケースも多いので、温泉そのものにもちょっと着目してみようかなと思っています。
桶屋旅館の温泉は時間によって男湯と女湯が切り替わり、今の時間は「桶屋の湯」が男湯になっているのでそっちに入りに行きました。
廊下の戸を開けたらすぐに脱衣所があって、壁には温泉の成分分析表や周辺の観光案内などが掲示してありました。
そしてこちらが浴室の様子なんですが、最初見たときに驚きました。
あまりにも雰囲気が良すぎる。
脱衣所の戸を開けた先にはなんと階段があって、さっきまで自分がいた1階部分から下の地下部分に下っている。階段も含めて浴室全体が相当に広く、眼下には大きな湯船が一つ。全体的に石や木で構成された中に余計な物音はなく、広々としつつも隅々まで自分の意識が届くように思えるほど情緒ある空間でした。
階段に規則正しく置かれたケロリンの風呂桶といい2階分の高低差を持つ浴室といい、想像していた温泉の様子を完全に飛び越えている。これは誰もがインパクトを感じると思うし、自分としても予想外。
上の写真で言うと、階段から下の石垣みたいになっている部分が地下部分に相当します。
いやー…改めて回りを見渡してみても目を見張るものがある。
浴室は半分地下に埋まっているような形ですが、室内はとても明るいです。
なぜかというと1階部分の4面のうち3面には大きな窓が設けられており、しかもそのうちの一箇所は先程見た洗面所の窓の部分と重なっていました。時間帯的に西日がそこから入ってきて浴室に陽の光をもたらしているというわけで、採光に関する設計が素晴らしすぎる。
しかもこれ、朝になれば朝日が入ってくる東の方角にも大きな窓が配置されているんですよね。人工的な灯りに頼ることなく、自然光のみで過ごしやすく考えられているのが完璧でした。
で、階段を下って床に足を置くと床からかなりの熱を感じる。これはどうやら地熱によるものらしく、何もしなくても床暖房のような効果を得ることができるようです。
例えば冬の寒い時期は温泉に最適なシーズンだけど、部屋から温泉に入るまでの道中が億劫になってしまうということもあります。でも桶屋旅館は浴室全体に暖房が効いているような状態なので、ここまでたどり着いてしまえばもう何も憂うことはない。
この熱を乾燥的な面で活用しているのか、浴室内には洗濯物も干されていました。思わぬ形で自然の産物を目の当たりにできたような気がする。
身体の洗い場は特に区切られていなくて、スノコがある箇所で適当に洗ってから湯船に浸かる流れです。
そしてこの湯船がまた凄くて、桶屋の湯の最大の特徴と言っても過言ではないのが足元湧出という点。
足元湧出の温泉に入ることができる条件は非常に限られており、まず湧出する源泉の真上に湯船があることと、湯の温度が適温であるということ。さらに温泉の成分は空気に触れると劣化してしまうため、湯が上から湯船に投入される形だと新鮮さが多少失われてしまうことになります。
でも足元湧出の温泉ではそういうことがなく、「湯」として地球の表面に出てきたばかりの清らかな存在を直に味わえるということで、温泉における最上の楽しみ方だと思います。足元湧出の温泉自体が全国でも数少ない中、貴重な存在です。
そんな桶屋の湯の湯船には適度なサイズの川石が敷き詰められていて、そこに音もなく湯が湧き出している。
入ってみると湯の温度はそこまで高くはないものの、湯の成分が身体に浸透しているのかすぐに汗が出てきました。結局身体がすぐに熱をもってしまって、自分では長湯をするのが少々困難な感じ。
湯船の広さは3人がゆったり入れるほど広いものの、一度に大人数が入ることはたぶんなさそう(というか一人で入っている時間のほうが多かった)なので余裕があると思います。
湯船の隣の壁には飲泉用のお湯が湧き出る場所が別途設けてあって、ここから飲泉をすることができます。
味は比較的癖がなく、飲みやすい感じでした(語彙力)。ラドンは体内に入ると細胞を刺激して効果が高いという話だし、せっかくなので飲んでみるといいです。
時計の微かな音しか響かない浴室内で、温まり効果が高い温泉に時間を忘れたようにじっくりと浸かって癒やされる。これほど幸せなことはない。
夏場であれば結果的にはそこそこ熱い気もするけど、今回の訪問時は適度に寒暖差がある気候だったので温泉の気持ちよさを満喫できたと思います。春が過ぎて高温泉のシーズンが過ぎ、どちらかというとぬる湯の方に切り替わる直前という感じ。
三朝町の源泉を引いているという新館の湯の方はこんな感じで、湯船の大きさは桶屋の湯よりもひと回り小さくなっています。
浴室に洗い場がないのはこちらも同じで、男湯と女湯を切り替えるために後から増設されたような立ち位置。夜遅くとか朝早い時間だったらこっちに入る人は少数派と思われるので、あえて入りに来るのもいいかもしれません。
夕食~翌朝
そんな風に温泉に入りまくっていると当然ながらお腹が空いてくるわけで、温泉旅館における食事の待ち遠しさはかなりのものだと思う。温泉って案外体力を消耗するわけだし、普段食欲がない人でも温泉に入れば自然とたくさん食べることになるはず。
桶屋旅館の食事の時間は一般的な旅館のように選択式ではなく、夕食は18:00、朝食は7:30で固定されているようです。食事場所は新館1階の部屋で、その日に泊まっている人が一堂に会しての一斉スタート。このあたりも、家族経営の特徴の一つですね。
夕食の内容はこんな感じで、よく想像するような旅館の食事ではなく家庭的な素朴な品です。
メニューについても特に決まっているわけではなく、例えば夏場だったらご飯にはカニが混ぜてあったりするみたい。完全に女将さんの判断でそのへんは流動的に決定されるので、ある意味で予想ができなくて楽しみな面もある。豪華さはないかもしれませんが、しみじみとした味わいを感じることができました。
温泉に入って日常のストレスと老廃物を排出し、元気が出るご飯をお腹いっぱい食べる。日常生活をずっと続けていく上では溜まったものをどこかで発散することが重要になってくるけど、桶屋旅館での滞在はまさにそれを促進させてくれるものでした。
「宿泊」というと一般的にはどこか別のところに出かけて行って一夜を過ごす、という風に若干のハードルを感じる部分もあるところが、桶屋旅館では気兼ねするところがない。どこか実家のような安心感があって、身も心も安心できる雰囲気に包まれているような印象を受けました。
夕食が終わった後はちょっと三朝温泉街を散策しに行き、帰ってきてからはもう一度温泉に入ってから就寝。
部屋に戻ってきから布団に入るまでが実にスムーズで、気がついたらいつの間にか朝が来ていた。
この日の朝食の内容は上記の通りです。
この日は鳥取県の大山をヒルクライムする予定で、つまり朝から栄養をしっかり補給しておく必要があるということ。何事においても朝食は重要だけど、ボリュームのある朝食のおかげでしっかり元気が出ました。
最後は女将さんとご主人にご挨拶をして、また泊まりに来ることを誓いながら三朝温泉を後にする。桶屋旅館だけではなく、個人的には三朝温泉全体の雰囲気が好きになったのでぜひともまた再訪したい限りです。
おわりに
桶屋旅館は三朝温泉街の入口付近に佇んでいる旅館で、歴史ある建物と唯一無二の足元湧出温泉が目玉です。
一日に泊まれる人数はかなり制限されていて、そのお陰で温泉や夜の時間などを静かに過ごすことができました。旅先においては自分の知らなかった世界に触れると同時に、ある程度のプライベートな時間を確保したいもの。桶屋旅館はそんな人にこそおすすめできる旅館で、巷では有名なこともあって予約サイトではかなり先まで予約が埋まっている状況です。
今回はたまたま数日先の日が空いていたのですぐさま予約したものの、これだけ素敵な体験ができたら運が良かったとしか言いようがない。一泊と言わず、二泊三泊と連泊したくなる宿でした。
おしまい。
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