【人吉駅~新温泉~球磨川第一橋梁~八代】「日本三大急流」ロードバイクで球磨川とJR肥薩線 川線の沿線を巡ってきた Part 2/2

時系列的には、人吉市街に到着したところからです。

県道から橋を渡って国道に渡ると一気に交通量が増え、今までの行程ではあまり感じることのできなかった「活気」を直に味わう。

気温がすでに限界なほど暑くなっているのに加え、朝から食事をろくに取っていないのでそろそろ本気で休憩したいというのが正直なところ。それも含めて人吉市街を散策する前に、まずは肥薩線「川線」の終点である人吉駅へ向かいました。

もくじ

人吉市街の散策

人吉駅

人吉市の玄関口・人吉駅に到着。

人吉駅は肥薩線の拠点となる駅であり、熊本県球磨地方の主要都市である人吉市の中心にある重要な場所。路線としてはこれまで沿線を走ってきた肥薩線と、第三セクターのくま川鉄道湯前線の2路線があります。あとは何と言っても「夏目友人帳」の舞台にもなっていることから、その筋のファンなら誰もが知っているはず。

人吉駅

駅として単純に規模が大きく、駐車場が併設されていたり駅前ロータリーがあったり、路線バスの発着場になっていたりと交通の要所であることがよく分かります。現在は鉄道の方は運休しているので、その分バスの往来が激しくなっているようでした。

自分が訪れたタイミングでは、複数の高校生がバスを待っていた。通学用の足として活用されているのは、今も昔も変わらない。

人吉駅前の風景はこんな感じ。背の高い建物はあんまりなくて、抜けるような青空がどこまでも広がっている。

人吉駅構内の雰囲気も含めて、ここは個人的にはやはり鉄道旅で訪れたい場所だと思う。

鉄道に揺られて目的の駅に到着して、改札をくぐって外に出たときに最初に見る風景。視界が開けた先に見えるのが見知らぬ土地の駅前だとするなら、これほど心踊る瞬間もなかなかない。

そういう意味でも、肥薩線は早く復旧してほしいと思っています。元通りになった人吉駅で、ワクワクしながら鉄道を下りて人吉市街へ繰り出したい。こうやってロードバイクで訪れていると、なおさら強くそう感じる。

改札口

現在の人吉駅は改札口から先に進めないようになっているので、ホーム等の様子は外側からしか分かりません。

それを差し置いたとしても、これだけ大きな駅のホームががらんとしているのは違和感がある。今まで見てきた肥薩線のなかには秘境駅に属するようなところもあったけど、人吉駅はそうではない。建物の規模に反して辺りが静まり返っているのは、とても悲しくなる。

肥薩線では「SL人吉」という日本最古の蒸気機関車がとても人気があり、そのSLが人吉駅に到着する様子を何かで見たことがありました。

重々しい車体がゆっくりと動き出していく様子は面白く、これに乗って旅ができたらなと感じたのは言うまでもないです。この人吉駅にSLが戻ってくることを願ってやまない。

新温泉

人吉駅に行った後はまず今日の宿にチェックインし、荷物一式を下ろして身軽に。

あと、身体の方がもう限界にきていたので水シャワーを浴びてさっぱりしました。夏場は強制的に体温を下げる何かを準備しておかないと、色々辛いことになる。早めにチェックインが可能な宿にしておいて正解でした。

ここから夕方までは、人吉の町をぶらぶら散策する時間に突入。といっても特に目的地をバシッと決めているわけではなく、例によって視界に入った良さげなところに行ってみるというスタイルです。

そんな行き当たりばったりな計画でも今回どうしても訪れたかった場所があって、最初に向かったのは人吉の公衆浴場として有名すぎる新温泉です。

新温泉

人吉市は"人吉温泉"と呼ばれる温泉が有名な場所であり、その中でも新温泉は1931年(昭和6年)に開業した公衆浴場。

レトロな外観や内装から、その筋では特に説明不要なほど魅力ある温泉だったのですが、熊本豪雨で大きな被害を受け休業になりました。現在でも営業再開の見通しは立っていません。

新温泉がある場所は本当に人吉市の中心ともいえるところな上、色んな方面から訪れやすいので観光客も比較的行きやすかったと思います。今回泊まった宿からも目と鼻の先にあるので向かってみたところ、辺りに人が全くいない建物が目に入ってきました。

ただ、新温泉の建物を見つけたときの感想としては「ここが今も営業していたらどんなに良かったことか…」以外に存在しない。なくなってしまってから、もっと行っておけば良かったなという後悔の念に苛まれてしまう。

端から端まで昭和感が感じられる素敵な建物。

これが現役の温泉だったという事実がもう良すぎると同時に悲しくなる。

建物としては大部分がある程度もとに戻ったようで、現在では建物を保存するための方法を模索しているとのことです。ただ、新温泉が建っている土地は町内まるごと区画整理のうえ、盛土をして嵩上げする計画があるという話をちらっと聞きました。そうなると建物全体を動かさなくてはならず、保存は難しいということに…。

見ての通り建物は全体的に木造建築で、もしこれが解体されてしまうとなれば大きな損失です。どうにかして残せないものだろうか。

無人となって今では利用者がいない施設はこれまでの行程で見てきたものの、新温泉の場合は活気で溢れていた頃を知っているだけに、精神的なダメージがより大きくなりました。

昼食~青井阿蘇神社

うなだれつつも、そういえば人吉に到着して昼食を取っていないことに気がつく。

お店としてはたくさんある中で、今回は鶴之湯旅館の土山さんにおすすめして頂いた丸一蕎麦屋に行ってきました。

すでに昼食を食べるにはやや過ぎている時間帯で、しかも今日は平日。土日の観光地とはまた異なった一種の静けさが人吉市街には漂っていて、個人的にはこういう中を歩いて散策するのも好き。

観光地って観光向けの場所ばかりが目に入ってしまうのに対して、平日だとそれは少し収まってその土地本来の雰囲気というか、ありのままが伝わってくる。このときは学校から帰宅中と思われる学生たちがたむろしていたりして、至って平和でした。

そんな中訪れた丸一蕎麦屋は、明治時代から続く蕎麦屋の名店。

単純に暑いのでさっぱりしたものをと注文したざるそばは喉ごしがよく、冷たさも相まって屋外にいたときの熱気がスッと引いていくようでした。

夏というシチュエーションが美味しさに拍車をかけている一方で、そば本来のの旨さももちろん際立っている。昼食をここにして良かった。

青井阿蘇神社へ

その次に向かったのは、新温泉を訪れる前の走行中に発見して気になっていた青井阿蘇神社です。

青井阿蘇神社は17世紀初頭に造営された社殿など5棟の建造物が国宝に指定されている貴重な神社で、人吉の人にとっては青井さんと呼ばれるくらい親しみがあるところ。神社が好きな自分にとっては、これほど立派な神社を見つけてしまったからには立ち寄るほかない。

何度かブログで書いているけど、神社って一つとして同じものがないのが素敵だと思っています。

神社の社殿の様式や大きさ、構造などがまず場所によって全く異なるし、神社が建っている場所も千差万別。田んぼに囲まれていたり山の中だったり、この青井阿蘇神社のように町中だったり。

なので神社を参拝するたびに受ける印象が異なることもあって、そういう意味で旅先で見つける神社は休憩も兼ねて寄ることが多いです。

神社の正面には、道路を挟んで蓮池とそれに架かっている禊橋があります。

禊橋については被災して破損しており、現在進行系で修理が進んでいました。

謎の乗り物
被災当時の記録写真

境内の一角には、熊本豪雨による被害の様子を記録した写真の展示がありました。

今回の旅の中ではあくまで現時点での状況を見てきたのに対して、ここで見ることができるのはまさに被災当時の状況。中には街全体が水に浸かっていたり、家屋の1階がほぼ消滅しているといった衝撃的な写真も…。自分がさっき走ってきた道路も写っている。

これを見ると、今の人吉市の状況との差を感じずにはいられない。

今でこそ目に見えて大きな損傷箇所は町中には見られず、2年の間に大部分の復旧が進んだことは明らかな事実。でもそれは復旧に尽力された方々の努力があったからで、自分が今回普通にここまで走ってこれたのもそのおかげです。本当にありがたい。

青井阿蘇神社の周りを歩きつつ、日向にいると蒸し焼きにされるほど暑いので日陰に入って休む。

夏の時期に神社で休んでいると、まるで夏休みに入ったようで気分が落ち着いてくる。こういう時間の過ごし方が好きだ。

球磨川周辺

しばらく神社でまったり過ごし、夕方近くになって気温が落ち着いてきたので球磨川沿いに行ってみた。

人吉橋という人吉っぽい名前の橋の上から上流を眺める。

そこにあるのは下流で見たのと同じ、とてつもなく澄んだ翠色の球磨川。川幅が広い上に両岸に高い建物がないので、川の周りから空まで突き抜けるような開放感がある。

「球磨川水系 八代海まで61.2km」の看板の通り、今日は八代海からここまでロードバイクで上ってきた。ずっと行程を共にしてきたからこそ、この風景を見て感動している自分がいる。

何度見ても、この美しい球磨川が突如として牙をむいたとは素直に捉えにくい。ただ自然ってそういうものだと思うし、良い面もあれば思い通りにいかない面もある。「もしも」のときを考慮して備えておくくらいしか、自然とうまく付き合っていく方法はないのかもしれない。

夏の夕方は結構過ごしやすくて、こうして屋外を散歩していても快適感がある。

まだまだ日が落ちるには早いし、上を見れば青空が広がっている。そういう意味では散策する時間が増えるので旅には向いている季節だ。遠くに湧く雲を眺めながら、結局しばらくの間ここで球磨川を見てました。

川の下流、中流、そして上流。刻々と姿を変えていく球磨川の様子を横目に見ながらのライドは、ここで終わり。一つの地形を辿る旅の面白さを再認識できた気がして、これからの季節はこういう行程も積極的にやっていきたい。

人吉の夜

夕食は宿に近いところで適当にとるつもりが、ずっと球磨川を見ていたら飲酒したくなったので居酒屋に行きました。

旅先のチェーン店ではない居酒屋に入って酒を飲む。

久しくやっていなかった体験なだけにどういうものだったか思い出すのに苦労したけど、一日の行程を振り返りながら考え事をするには結構良い時間だったりする。

その上、自分の知らない土地で食べるものってどれもこれも美味しさが限界突破しているような気がします。今回選んだところもそのタイプのお店で、海鮮や揚げ物、焼き物などが一通り揃っている好みのお店でした。

メニューの中には、熊本県ならではの馬刺しももちろんあって歓喜。その土地の名物を味わうのが旅の醍醐味でもあるよね。

酔いながら撮っているので訳の分からない写真になっているけど、つまりそれほど酒に合う料理ばかりだったということ。

平日の夜ということもあって、開店から間を置かずに地元のグループが複数訪れている名店でした。料金も平均的だし定員さんの愛想もいいしで、今度人吉に来るときはまたここに立ち寄ってみてもいいかも。

居酒屋でサクッと飲んだ後は、宿までかなり遠回りしながら散歩してました。

徒歩ということで回ったのはあくまで宿の周辺だけに留まったものの、日中とは明らかに雰囲気が異なる空気の中を歩くのは心地よさがある。

結構長いこと居酒屋にいたしてはまだ十分すぎるほど明るく、歩いているうちに自然と酔いが覚めていた。

今回の行程を一泊二日にしたのも、実を言うと人吉の朝と夜を感じてみたかったから。

日帰りでも確かに旅先の良さというのは味わうことができる。でも、一泊してじっくり時間を確保した上で自分のペースで散策をしながら、時間帯による風景の違いを感じるというのは本当に充実した過ごし方だと思う。日中から夕方、夕方から夜。そして目が覚めれば朝と、通常の訪問とはまた異なった気分になれると思います。

特に今回は、今歩いているのが熊本豪雨から復旧しつつある人吉の街並み。いつもよりも考え事が増えたのは言うまでもない。

ある建物には、熊本豪雨の際に水が押し寄せた高さが記録されていた

平日の夜だからか出歩く人も少なく、人の目をあまり気にせずに散策することができた。最終的には球磨川の河川敷に下りて水の冷たさを味わってみたりもして、一日を通して球磨川の存在の大きさを実感できたと思います。

その後は宿に戻って早い時間に就寝。旅先の夜はやることが少ないのですぐに眠くなってしまう…。

翌日、八代へ

翌朝。

割と早い時間に起床し、ちゃっちゃと準備をして出発。この日は南から雨雲が接近しているということで、雲が広がってくる前に八代まで行ってしまいたいという思いがありました。行程としては南にある鹿児島方面に抜けるという案もあったけど、わざわざ自分から雨雲に突っ込んでいく必要もない。

あと、単純に今回は「被災した球磨川沿いを走る」というテーマが明確だったからという背景もあります。これ以上の要素を旅に含めるのは、少なくとも今回は避けたかった。

早朝の人吉市街
球磨村立一勝地小学校周辺

昨日の昼間は外に出ることを本能的に拒否するレベルで気温が高かった人吉市ですが、早朝なら比較的涼しいです。

早朝の気温は20℃前半だったので、ここに限らず夏場のライドは早朝に出発して午前中に目的に到着しておくのが吉。かなり早い時間でもすでに明るくなっているので走るには問題なく、暑くなる前にライドを終えてしまう形がベスト。

ルートとしては、昨日とほぼ同じ県道沿いを選びました。国道は交通量が多いだけでなく信号やアップダウンが多いので、Part 1で書いた通り県道を走るのが良いです。特に今日は早朝なので車もそんなにいませんでした。

そんな感じで走っていったときに思ったこととしては、同じ道でも時間帯や季節によって受ける印象は全く異なるということ。

今回の例でいうと、昨日走ったのは日中だったのに対して今日は早朝。太陽の当たり具合や影の付き方が全然違うので、昨日明るかったところは暗く、その逆もあります。同じ県道を逆に走っているだけなのに、まるで違う場所を走っているかのような錯覚に陥ってしまう。

これは季節の違いでも同じことが言えて、一度走ったことのある道でも別の季節に再訪してみると、また別の感動があるかもしれません。自分の場合は岐阜県内の道だとそういう気持ちになったことがあるので、今度は遠方でもやってみたい。

県道近くで横方向に傾斜している線路の脇で小休止。

普通に走っていたら、こんな目を疑うような風景に出会うことなんて100%ない。線路というのは鉄道会社が管理しているもので、その整然っぷりは全国各地で目撃地しているのでよく知っている。そもそも定期的な間隔でちゃんと鉄道が走っているわけで、それに加えて保全も行われているのが事実。

でも、現在の肥薩線ではそれがない。

人の手が入らなくなった人工物は驚くほど劣化が早くて、このままでは遠くない未来に沿線そのものが緑に帰ってしまうような気さえしてくる。昨日今日と現地の様子を実際に目で見てみて、改めて早急な復旧が必要だと思いました。

昨日は鎌瀬橋を経由して県道から県道に渡ったところ、今日はそのまま国道へ渡って川下へ向かいました。

訪れたのは、昨日は対岸から眺めた球磨川第一橋梁。国道側では唯一残っている橋桁をアップで眺めることができ、ここだけなら昔のままの風景を感じることができました。

肥薩おれんじ鉄道の車両

球磨川の下流まで戻ってきた

その後も引き続き国道をメインで走り、気がつけば球磨川の下流に到着していた。

ちょうど近くの線路では肥薩おれんじ鉄道の車両が軽快な音を立てて通過していくのが見えて、そういえばこれだけ線路の近くをロードバイクで走ってきたのに、走行している車両を見かけたのが久しぶりなことに気がつく。

八代海の近くは氾濫による被害が少なかったので、この事実は当然と言えば当然。そんな中で、同じ線路なのに片方では電車が走り、片方では2年間も走っていないという温度差が凄まじかったです。特に球磨川河川緑地周辺では2つの線路が並走して走っているので、その落差を見たときに何とも言えない気持ちになりました。

昨日も感じた球磨川の様相は、この下流域で最も穏やかになっている気がする。

下流域では川の流れも緩やかで、ここから上流に約60km走っていった人吉市での風景とは明らかに違う。「日本三大急流」と呼ばれた姿はここにはなく、ずっとこんな感じで穏やかだったらいいのにと思ってしまった。

自分がこの2日間で見て、感じた球磨川はあくまで美しい面だけのもの。球磨川本来の風光明媚さの傍らに、熊本豪雨という災害があったということは忘れてはならないと感じています。

その後は、八代駅まで走ってフィニッシュ。くまモンの前で記念撮影しました。

他の駅のことはよく分からないけど、熊本県内の全部の駅にはくまモンがいる…のかもしれない。この表情もなんとも言えない感じでした。どういう顔なんだこれは。

珈琲店ミック

八代駅から電車に乗り込む前に訪ねた店があって、土山さんに教えてもらった珈琲店ミックという喫茶店がまさにそれ。八代の喫茶店といえばここ!というくらいに有名店だそうです。

実は人吉から八代まで全く補給をせずに走ってきていたのに加え、朝食として朝に食べたのはパンのみ。もうお腹が空きまくっているので、この珈琲店ミックでモーニングでも食べようかと思ってやってきました。

時間もちょうどよく、開店時間である9時になったと同時に訪問。

珈琲店ミックには古き良き喫茶店の雰囲気がそのまま残されており、店内の内装やカウンター席の広さが個人的な好みにドンピシャでした。それだけでなくカウンター背面の棚や椅子など、見るものすべてが心踊らせる要素であふれている。

モーニングセットは上の写真の通りで、焼きたてのパンに目玉焼き、サラダに飲み物がつきます。今回は暑かったのでアイスコーヒーにして、どれも美味しいのであっという間に食べ終えてしまう始末。マスターのお爺さんとも今回のライドについて話せたし、冗談抜きにこんな店が近所にあったら毎日通いたい。

開店と同時に入ったのでお客さんの数もまだ少なく、土曜日の朝の優雅な時間を過ごすことができました。この珈琲店ミックは再訪必須かな。

八代駅にて
太平燕

最後は八代駅で「肥薩線起点」の看板を見てから電車に乗り、昼過ぎに熊本名物の太平燕を食べてから帰路につきました。

1泊2日とはいえ、ここまで充実した濃い内容になったのは自分でも驚いています。走っていく中で見たものや感じたことが、どれも自分の想像を超えていたというのが一番の理由。

しかも行く先々で考えさせられることが多くて、普段やっているような風景目的の旅とは少し毛色が異なる行程になったのは間違いない。

おわりに

今回の行程としては、球磨川の下流を出発して肥薩線の沿線を遡って人吉まで移動。そして翌日はほぼ同じ行程を逆から走って、最終的には肥薩線の起点となる八代駅でフィニッシュを迎える。

主目的であった肥薩線の駅を巡ることができた上、何よりも自分の目で被災地域の現実を見ることができたというのが一番嬉しいです。テレビやネット等の媒体を通じて見る風景はどこかフィルターがかかっていて、今回のライドでは混じりっけの無い生の肥薩線を実感できました。

肥薩線が復活してほしいというのは誰もが思っていることだけど、もしロードバイクに乗っているのなら肥薩線の沿線を一度走りに来てみるのをおすすめします。ロードバイクなら色んなところで駐停車するのが楽だし、走り終えた後には自分と同じ思いを抱いていると思う。

肥薩線が一日も早く復旧するのを心から願っています。

おしまい。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

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