【TADAフレーム No.275】クロモリオーダーバイクについて納車1年後の感想

私にとって初めてとなるロードバイクとして、クロモリオーダーフレームTADAを納車してから早いものでもう一年経ちました。

納車当時から細々としたパーツ類はちょこちょこ変わったものの、全体像としてはほぼ変わっていません。

せっかくなので、この一年の感想をつらつらと書いていきたいと思います。

もくじ

ロードバイクの世界

私にとって初めての趣味としての自転車は、ロードバイクではなくグラベルロードのJARI 1.5(2018年モデル)です。

本来は太いタイヤを履いて未舗装路を快適に走るのが目的のグラベルロードにおいて、当初はこれでキャンプライドとかやってみたいなと思っていたにも関わらず、自分が走る道としてはほとんどが舗装路。

これは実際に買ってから分かったことけど、明らかに用途が異なっている。

自分のライドの性格上、道を問わず景観が良い場所を目指して走ることが多いので、必然的にヒルクライムもどきをする機会も多いです。

そうなるとグラベルロードならではのジオメトリがかえってネックとなり、舗装路を長時間走ったりすると疲労がすぐに溜まるということが何度か続きました。

一応ホイールを純正から軽いものに変えたり、さらにタイヤを28cにしたりと工夫しましたがやはり辛いものは辛い。

ただ、これは単にJARI 1.5が自分のメインとなるライドスタイルに合っていなかったというだけなので、当初の自転車選びがちょっとズレていたといえます。

そんな中、意を決してオーダーしたクロモリオーダーフレームTADA。

結論から言うとTADA車を選んで正解でした。

初めてのロードバイクということもあり、もう右を見ても左を見ても分からないことだらけで、パーツとかコンポとか含めてほぼ未知の世界に飛び込んてみた結果、結果的に自分に最適の自転車を見つけることができたというのが率直な感想です。

既製品のロードバイクだと他の人と被るので、できるなら自分のイメージ通りのロードバイクに乗りたい。それを実現できるオーダーフレームについて色々調べていくうちに、自転車工房エコーの存在を知りました。

本来なら「ロードバイクにすでに乗っている人が」「2台目3台目として」「ジオメトリとかを指定して」オーダーすることがほとんどというクロモリオーダーフレーム、これを初心者の私が軽い気持ちで手を付けても良いものだろうか?と最初は正直不安で一杯だったのを覚えています。

しかし、唯さんに自分の想定する走り方についてお話をしただけですぐにフレームのジオメトリが決まり、あとは納車までは体感的にあっという間でした。

自分の記憶でも「ロングライド向けのフレームがいいなと思ってまして…」くらいしか話をした記憶がないので、あれだけの会話でここまでフィットするフレームを作ってしまう、そんな唯さんはほんと凄い方だなと。

自分のように「初心者だけとクロモリオーダーフレームに興味がある」という方には自身を持っておすすめできるし、自分の望むままの自転車を作れることは間違いないです。迷っているのならば一度自転車工房エコーを訪問してみるのが吉。

TADA No.275

納車から一年経ったTADA No.275はこちらです。

納車時から主に変わった点は以下の通り。

  • ホイールをFulcrum Racing Zero▶Fulcrum Racing Zero Carbon 2018に変更
  • フォークをクロモリ▶ENVEのカーボンに変更
  • シートポストの色をブラック▶シルバーに変更
  • ステム長を130mm▶110mmに変更
  • サドルをFizik Arione R1▶Fabric Scoop Shallowに変更
  • スプロケを11-25▶14-28に変更

こうして見ると結構変わっている。

納車当時は自分の姿勢や乗り方が全然分かってなかったので、ライドを通じて自分に合ったパーツに組み替えることができたので良し。

特にスプロケの変更は、ゆるポタメインのスタイルに合致してると思います。

クロモリフレームのしなり、そしてレーゼロカーボンの硬さも相まって、自分のライドスタイルである旅行メインのライドにこれ以上なくフィットしてくれます。

ここで自分のライドスタイルについて軽く振り返ってみると、「コースを決めずに景色がいいところを目指して走り」「基本的に宿泊が前提のロングライド」が多いと思います。

つまり軽装ではなくバイクパッキングスタイルだったり、走るときは常に一眼レフを背負ってたりと常時スピードを出すような感じではありません。景色がいいところでは立ち止まって長居したりするし、あらゆる道を走るからアップダウンも多い。

そんな行程の中では、クロモリフレームの剛性が非常に役立ってくれます。

具体的に言うと踏んだときのバネのような感触が実に心地よく、フラット/ヒルクライムを問わずに快適に走れます。そのため疲れにくく、長い距離を走りながらでの撮影でも苦になったことがありません。

自分は景色がいいところ=高低差があるところを走る機会が本当に多いので、このような特性は非常に助かります。様々な地形に富んだ日本を楽しみながら走るとなると、このクロモリフレームの気持ちよさが絶妙にマッチしていると思ってます。

あとは、見た目の問題としてやっぱりホリゾンタルの美しさがたまらない。

この一直線に線で引いたような形状、これに惹かれるのは自分だけではないはず。曲線が多い最近のフレームの中にあって、この直線のみのフレームが周りの風景と実によく合う。

愛車と一緒に写真を撮っていても、いつも特別感を感じてます。

まとめ

ロードバイクというと一般的にはレース用だったり、要は高速で移動するのが目的と捉えられる事が多いものの、趣味としての楽しみ方も非常に多彩なことが特徴です。

特に自分のように趣味に特化した走り方だと、乗り心地が悪いと楽しむものも楽しめません。それが旅や長距離走行ならなおさらだし、性能そのものよりも何より見た目が好きかどうかも非常に重要。

それらを重視する方にとっては、クロモリオーダーフレームTADAはまさにうってつけだと思います。

今年度は納車2年目となり、去年はあまり乗ることができなかったので今年は乗る機会を増やして愛車とのシンクロ率をもっと高めていきたいと思います。

おしまい。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

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