【FUJI JARI 1.5】グラベルロード 導入記録

自身にとって初のスポーツバイクとなるFUJI JARI 1.5 (2018年モデル)を購入しました。

普段は通勤に使い、休日にぶらっと遠出するのが目的です。

いろいろ悩みましたが、購入したのはスポーツタイプのロードバイクではなく、どちらかというとツーリング用のバイクという位置づけのものです。

もくじ

購入までの経緯

大学卒業後、ろくに運動をしていないせいか体重がかなり増えました。

会社は自動車通勤のため、日常ではまったくといっていいほど体を使いません。春から秋は山歩きや旅を多く行うため少しは運動っぽいことをしているような気がしますが、それでも毎日というわけではないので完全に運動不足です…。

そんな中、自動車通勤から自転車通勤に切り替えて毎日少しでも体を動かすかと考えるようになりました。

どんな自転車を買うか

これについては二ヶ月ほど悩みました。

最初は値段も安いしクロスバイクを買う予定が、クロスバイクを買うと結局ロードバイクが欲しくなるよと言われたり、本格的に走るならロードバイク一択という話も聞いて悩む毎日。

何よりロードバイクは値段が高いので敬遠してましたが、自分の趣味であるアウトドアと関係しているということに気づいてからはロードバイクを中心に探すようになりました。ロードバイクに荷物を積んで旅行の移動手段として使ったり、行った先でキャンプをしたりするわけです。

特集 ~スポーツバイクの純粋な楽しみ方~ツーリングに行こう!! | 京都のスポーツ自転車専門 エイリン丸太町店

テント装備は山歩き用にすでに持っているので、これは自分にとってのアウトドアの延長線上にあるのではないかと考えました。

じゃあクロスバイクじゃなくてロードバイクにするか、と決めてからがまた長かった。

ロードバイクで検索をかけると、メーカーも多いし種類もおびただしいほどの数があることがわかりました。ロードバイクってなんか見た目がほとんど同じに見えてしまって違いが把握できなかったり、専門用語の嵐なので調べても最初は全然わからないことだらけでした…。

変速の段数やブレーキなど気にしなければならない点は多く、実際にその用途で使うどうかはまだわかりませんが、自分の最終的な用途としてロードバイクをキャンプで使うことを考えると、以下の二点が特に気になりました。

  • タイヤの太さ
  • フレーム

結論から言うと、それぞれについて考えた結果、購入するのはグラベルロードというカテゴリーのロードバイクに決定しました。

タイヤの太さについて

ロードバイクをキャンプに使うとなると、舗装路ばかりでなく砂利道や林道なども走ることになると思います。また舗装路といっても、田舎の舗装路は都会のそれと違って凸凹しています。

GIANTやCannondaleなどの、ロードバイクを買おうと思っている人が最初に調べるであろう流通量が多いメーカーのロードバイクは、どちらかというとスピードを出す方に重きをおいたラインナップとなっています。

そのため、これらのメーカーのロードバイクの初期装備として履いているタイヤはほとんどが25cとか23cです。また表面もつるつるしていて、いかにもスピードが出そうな感じ。

近くにある自転車屋で試乗もしたりした結果、調べていくうちに細いタイヤは速度を出しやすいが、そのかわりにパンクしやすい(=舗装路を走る前提)ということが分かりました。ちょっとした段差を越えるのも神経をつかうのだとか。

となると、自分の用途としているキャンプにはちょっと使えそうにないなと感じました。普段は街乗りもするので、気軽に走れないのは自分にとってマイナスです。

フレームについて

フレームに関しては材質や形状などを考える必要がありました。

まず材質に関しては、クロモリやアルミ、カーボンから選ぶことになります。材質は値段にもかなり影響してきて、特にカーボンフレームは振動吸収性がよく軽量ですが、値段が非常に高いことで知られています。お財布と相談した結果、強度もある程度あって値段が控えめなアルミ製に決めました。

次に形状については、これは振動吸収性だとか、取り付けるバッグ類に関係してきます。フレームサイズに関しては乗る人の身長によります。この振動吸収性はロングライド時の疲労軽減に特に効いてくるらしいのですが、ちょろっと試乗くらいでは実感できるものではないし、あくまで評判で判断するしかありません。

ロードバイクはママチャリと違ってカゴはついていないので、一般的には持ち物はフレームにバッグを取り付けてその中に入れるか、リュックを背負うことになります。ただ後者はあまり重いものを背負うと走ってるとき体に大きな負担がかかるので、重いものは基本的に自転車のほうに載せるみたいです。

荷物に関しては今はバイクパッキングスタイルが主流となっていて、自転車にバッグをとりつけてその中に詰め込むのが一般的なようです。大型サドルバッグ・フロントバッグ・フレームバッグを全部付ければ容量はあまり問題なさそうなので、積載能力に関してはあまり重視しません。

もしもの時のためにキャリア用のダボ穴が設けてあるフレームのほうが色々使い勝手が良さそうなので、頭の片隅に置いておきました。

以上をまとめると、どうやら自分の欲しいロードバイクはスピードを出す目的のものではないようです。もちろんこれは最初から分かっていたことですが、実際のロードバイクの仕様にどれだけ違いが現れてくるかをまず把握する必要がありました。

そういうわけで速さを求めた軽いロードバイクではなく、多少重くなってもキャンプに適したロードバイクがいい、という考えのもと探すようになりました。

そうして行き着いた結果が、グラベルロードと呼ばれるロードバイクでした。

グラベルロードという選択肢

要するに、「舗装路における軽快な走行性能はもちろん、林道や砂利道へのアプローチ、またバイクパッキングやパニアバッグに荷物を積んでのツーリングなど、通常のロードバイクに比べ、その一台でよりワイドな使い方ができる」のがグラベルロードなわけです。

グラベルロードには自分が欲しい機能が全て備わっていることを知り、このカテゴリーの中から選ぶことにしました。

買ったもの

結構高い買い物なのでネットで買うのは避けました。

実際にお店に行って実物を見たり、跨ったりしてサイズ合わせをしてから購入という流れです。近所に置いていないのでかなり遠くのお店まで行かないといけなかったです…。

購入したのはFUJI JARI 1.5 2018年モデルです。

他にも候補は複数ありましたが、値段と機能を天秤にかけてこれに行き着きました。個人的にあまり派手な見た目のものは苦手なので、そういう意味でもちょうどいいです。

フレームはオリジナルのチタン配合アルミニウム製。

フレームはアルミ製ですがフロントフォークだけフルカーボン製で、フロントキャリアを付けるための穴がついています。またケーブルは内装なので見た目がスッキリしてます。

ギアはフロントシングルの11速です。

あまり重要視していませんでしたが、フロントディレイラーがないことでマシントラブルの要素が減っているほか、ハンドル操作もシンプルになります。フロントシングルのため、チェーンはナローワイドチェーンリングを採用しています。

ブレーキについてはディスクブレーキですが、ブレーキシューとブレーキローターは購入時にグレードが上のものに交換しています。なお、ディスクブレーキの剛性面と精度面(ブレーキとローターの接触)から前後とも12mmスルーアクスルを採用しています。

また、最初からビンディングペダル(SPD)にしています。

どっちみちロングライドするとなるとビンディングのほうがいいし、フラットペダルから交換となると完全に無駄になるので、それならと思って買いました。行った先で歩き回るのでSPD-SLでなくSPDを、ビンディングシューズはスニーカーっぽい見た目のものを選んでいます。

下ハンドルは一般的なロードバイクと異なり、かなり外側に開いています。

リアキャリアをつけるための穴のほか、ボトルケージをつけるためのダボ穴がたくさん設置されています。こんなに使うのか??

標準のタイヤは35cとかなり太め。

正直、ひとつひとつのパーツのグレードの良し悪しなんてわからないので最終的には見た目と色で選びました。

早速40kmほど走ってみた結果、漕ぐのがママチャリに比べて圧倒的に軽いです。まだまだロードバイクに乗るときの姿勢に全然慣れていないので、前傾姿勢時のバランスが難しい。あと走ったあとにお尻が痛くなりました。

どうやら座り方が悪いみたいなので少しずつ直していきたいです。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

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