【三本滝ゲート~乗鞍畳平~剣ヶ峰】「紅葉ヒルクライム」ロードバイクで乗鞍エコーラインを走ってきた

あれほど暑かった気温もこのところはむしろ寒いくらいに落ち着いてきており、気がつけばもう10月。2020年もようやく終わりが見えてきました。

10月といえば季節はです。

標高がかなり高い山々では紅葉が見られるところも出てきており、外出が日常みたいな自分としてはぜひともそれを満喫しに行きたいところ。今回は岐阜県のロードバイク乗りにとっては近場の乗鞍エコーラインを走ってきました。

もくじ

紅葉って難しい

見頃となった紅葉を見に行く。

一言で言えばそういう話になるけどこれが案外難しい。桜や紅葉は年によって見頃の時期が微妙に異なる上、気温差や天候によってもその進行状況が左右されます。

実は去年も乗鞍エコーラインを紅葉目的で走ったものの、見頃の時期は過ぎ去っていて悲しい思いをしました。もっとしっかり状況を確認していればと後悔しても仕方ない。

エコーライン

今年はそういう過ちをしたくなかったので、個人的にベストな日を選んでからのスタートです。

天気良すぎでは?

紅葉の進捗どうこう言う前に、まずはこの快晴っぷりに感謝せざるをえない。

これほど素晴らしい天気に出会えることは個人的にあまり経験がなく、少なくともこの時点で今日走りに来たことは正解でした。

乗鞍エコーラインは、反対側(岐阜側)のスカイラインと同様にバスやタクシー、それに徒歩や自転車しか通行することはできず、自家用車は完全にシャットアウトされています。

ロードバイクで走るにはこの走行環境が非常に良い。乗鞍自体が標高が高くて眺めもいいし、そこをストレスなく走れるというのは恵まれた場所だと常々感じます。

エコーラインのゲートは三本滝レストハウス(標高1,800m)にあり、ここまでは自家用車で来ることができるのでここに車を置くのがおすすめ。

ゴール地点の畳平(標高2,702m)まで獲得標高約900mのヒルクライムをしていく中で、徐々に視界に入ってくる木々が色づいているのが分かる。

紅葉は基本的に山の山頂周辺から始まり、日が経つにつれて山の麓へと降りていきます。つまりヒルクライムをするということは紅葉のピークへ向けて走っていくことと同義なので、テンションがどんどん無限大に上がっていくという算段。

ヒルクライムって最終的には疲労よりも達成感が上回るもので、そこに紅葉というゴールが加わるとなれば疲れを気にしている場合ではない。

周りの風景に見とれて数百mごとに立ち止まって写真を撮るものだから全然前に進まないという、自転車乗りあるあるな状況になりつつも標高を上げていく。

位ヶ原山荘を過ぎたあたりから本格的に紅葉が見頃になっていて、たまには自転車を降りて道端の木々をじっくり眺めたりもしてました。

誰かと競うわけでもなく自分のペースで自転車を走らせ、そこで出会う風景をただ満喫する。やっぱりこういうライドが自分には合っているようです。

この眺めがたまらない。

今まで自分が上ってきた道程を上から見渡すことができる。これもまたヒルクライムの醍醐味の一つでもある。

紅葉のシーズンともなれば観光客が多いのでは?と薄々感じてはいたものの、平日ということもありそこまでという印象でした。バスの台数は多かったらしいですが、走ってる分にはあまり気になりません。

どちらかというと走ってる最中に徒歩客に遭遇することが多く、どうやら紅葉撮影をメインに来ている人はバスで上まで上り、歩いて下山しながら撮影されているようです。

たまには乗鞍を歩いて散策してみるのもいいかもしれんな。

岐阜県との県境に着きました。

気温は6℃とか7℃くらいで、個人的にはこの時期の乗鞍は半袖ジャージで十分です。ダウンヒルの際にウインドブレーカーとかインナーがあればいいかなレベルで、スカイライン開通時の積雪が残っている時期ほどは寒くないので走りやすいのがGood。

この日は快晴に加えてほぼ無風だったこともあって、寒さよりもむしろ暑さを感じるくらいでした。

スカイラインは通れません

スカイラインの方は今年7月の豪雨災害のため道が崩落しており、現在は復旧工事中のため通行できません。

工事は来年秋頃に終了する見通しのようなので、それまではおあずけです。

乗鞍剣ヶ峰を目指す

県境から乗鞍畳平まではほんの数百mほど。

ここへ到着したロードバイク乗りの10割がやるようにこの看板の前で記念撮影をし、愛車をラックにかけて次の目的地を目指すことにしました。

目指すは乗鞍の主峰である剣ヶ峰です。

当然ながら畳平から剣ヶ峰までの道は完全な登山道になっており、ビンディングシューズだと少々厳しいですがギリギリで行けなくもないといったところ。ただしSPD-SLだと無理っぽいのでサンダルなどを持参する方がいいです。

普段以上に足の置き場所や重心位置に気を使いながら歩いていく。

一般的に乗鞍ヒルクライムといえば畳平がゴール地点で、ここまで来たサイクリストは高山や松本側に向けてダウンヒルをしていくことになるわけだけど、もちろん装備や時間にもよりますが可能なら剣ヶ峰まで上ってみてほしい。

乗鞍剣ヶ峰(標高3,026m)

その理由は上の写真の通りで、とにかく頂上からの眺めが最高すぎるから。

槍ヶ岳や穂高岳がある北アルプス連峰が一望できるほか、東側には八ヶ岳、南東側には南アルプスと中央アルプスを望むことができ、つまり日本を代表するような山々がすべて視認できるという幸せ。

頂上からの絶景がなによりのご褒美なヒルクライムですが、ここまで景色がいいと自然と笑顔になってしまう。個人的にも乗鞍で360°ここまで天候が良いのは初めてだったので、もう嬉しさでいっぱいでした。

畳平から剣ヶ峰まではコースタイムで1.5時間ほど。おすすめです。

剣ヶ峰へ続く登山道からはエコーラインの曲がりくねった道や、そこに広がる紅葉の絨毯が一目瞭然なのも推しポイント。

走ってる最中だと平面的な風景しか見えませんが、ちょっと徒歩で上ってみるだけで立体的に風景を楽しめてしまう。こんなにお手軽でいいのかってくらい雄大で美しい景観を満喫できる。それが乗鞍の魅力じゃないかなと思います。

ダウンヒル

剣ヶ峰に無事に登頂したことだし、そろそろ下っていく。

なんといっても下りでは体力の消費がなく、ほぼ景色だけに集中できるのが良い。加えて上りではスルーしてしまいがちな風景も確認できたりするので、ただ一気に下ってしまうのはもったいないです。

ふと視点をさらに上にあげて青空をめいっぱい見渡してみたり、自転車を停めて高地から下界を眺めてみたり。

適度な風に吹かれながら佇んでいるだけで、ここが日本であることを忘れてしまう。この高度感、眺め、天候。どれをとっても文句なしのベストなシチュエーションで、改めて今日来てよかったと心から思えました。

これよこれ、これが見たかった

宝徳霊神バス停付近から眺める紅葉が個人的には一番のお気に入りです。ハイマツ帯の緑色の中にダケカンバの黄色が散らばっていて、その鮮やかさに感動しっぱなしでした。

今年は夏の猛暑の影響なのかウラジロナナカマドの多くがすでに枯れてしまい、その赤色があまり見えなくなっているけどそれでも十分すぎるほど綺麗です。

最後まで秋の空気を感じながら、無事に三本滝レストハウスに帰還。お疲れさまでした。

おわりに

乗鞍の紅葉を見に行った今回のライドは、紅葉の進み具合もさることながら天気がとにかく極上すぎて、もう完全に優勝した以外の言葉が見つかりません。久しぶりに剣ヶ峰に登頂できたこともいい思い出になりました。

今年ははまだ落葉もなく、例年よりは若干遅めの推移となっているとのことなので、ぜひこの機会に乗鞍へ行かれてみてはいかがでしょうか。

おしまい。


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