【明知鉄道の沿線 明智~岩村】ロードバイクで雪に包まれた集落を巡る冬の明智町ライド

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冬の岐阜

2月に入りましたが、相変わらず遠くへ行けない日々が続いています。おかげで金ばかり溜まっていく一方で、まあ春以降の旅に費やす資金が増えていくと考えれば多少は気持ちが楽になる。

新年が明けてもう一ヶ月経過しており、1月はあっという間に過ぎ去ってしまってもう2月。寒くてなかなか活動的にはなりづらいものの、運動を兼ねて県内をぼちぼち走ってみることにしました。とにかく春に向けて少しずつでも身体のコンディションを整えていきたい。


前回の緊急事態宣言下では、【岐阜県を走る】シリーズと称して岐阜県内を色々回っていました。ほぼ一年後の今回も同じようなことをすることになりますが、前回と違うのは季節が冬ということ。

岐阜の冬は一言でいうと過酷で、無駄に雪が降る影響で積雪はおろか、道路についてはかなりの確率で凍結してます。今住んでいるところから少しでも北へ向かうだけで積雪してたりするので、特にこの時期に県北なんかへ行くのはもう躊躇われるレベル。静岡などの冬でも雪が降らない地方が羨ましいです。

というわけで、比較的南の方にある明智町を走ってきました。

さつき旅館に泊まる

初日は適当に移動して明智町に到着し、今回の目当てであるさつき旅館に泊まりました。

宿泊記録は別記事にまとめています。

夜の散策へ

旅先で宿泊する場合、必ずやっているのが夜に出歩くこと。

静まり返った夜の町並みは日中とはまた異なる顔を見せていて、同じ場所にも関わらず新鮮な気持ちで歩くことができる。これが日帰りの場合だと昼間の様子しか分からないわけで、夕方、夜中、あるいは早朝の空気は味わえない。

自分が旅=宿泊という図式を当然のように考えているのは、時間帯によって町の雰囲気がガラッと変わるからです。

夜の明智町を歩く

散策の途中から雪が舞い始めた

自分以外に出歩く人は皆無な上、それにわざわざ浴衣を来て冬の夜に出かける人もいない。まるでこの町に自分以外の人がいないみたいな気もしてきて、そう考えるとなんか特別感を感じてしまう。

他の季節だとこれくらいまで暗くなるまでには結構時間がかかりますが、冬だと日が落ちるのが早いのが良い。じっくり散策して帰ってきてもまだ19時とかなので、時間を有効に使うことができる。

積雪×快晴のポタ

翌朝の天気は快晴。

昨日とは違って風も比較的穏やかで、どうやら今日は絶好のポタ日和のよう。

がっつり走る気はさらさら無いので適当に風景が良さそうな方向にロードバイクを走らせる方針としました。

うかれ横丁

明智町を通る街道

まずは明智町の中心部を走ってみる。

時間がまだ早朝なので観光客もまばらな上、地元の人すらも視界に入ってこない程度には閑散としています。昨日からの積雪が多少心配だったものの、ある程度日が照ってくれているので少しは溶けている様子。これなら問題ない。

町を見下ろす場所にある神社っていいよな

木造建築が立ち並んだ通りを少し逸れて、高台にある神社(明智西宮恵美寿神社)を訪れてみた。

さっき走ってきた通りも十二分に静寂感が溢れていたのですが、この神社については静けさがさらに際立っている。まるでこの世にある場所ではないような気さえしてきて、本当にこの場所に長居していいのか不安になってくるくらい。

季節が違えば小鳥の鳴き声などが聞こえてくるのが一般的な田舎の神社ではないかと思っているけど、冬はどこもかしこも時が止まっているように静止している。足元に積もっている雪や枯れ葉はもちろんのこと、徐々に視点をあちこちに動かしていってもそれは変わらない。

この空気感が実に好きだ。

たとえ寒い日の朝であっても、ちょっと外に出かけるだけでこんな素敵な時間を過ごすことができる。思い切って行動してみて本当に良かった。

田んぼと雪の組み合わせが性癖を刺激してくる

ここからは明智町の中心部を離れ、行くあてもないまま北の方へ向けて走ってみました。

いくつかの田んぼにはこのようなものが設置されていました。積雪を防ぐものだろうか?

道路と異なり、田んぼの上だとなかなか温度が上がらないので積雪が適度に残っています。それがなんだか次第に砂糖みたいに見えてきて、途端に甘いものが食べたくなってしまった。

これはもう仕方ない。どう見ても砂糖に見えるし。

岩村の城下町

その後は速度とかを全く気にせずに北上を続け、気がつけば岩村に到着。

岩村はNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台地にもなった地であり、歴史的・文化的な佇まいの町並みが今も残っています。特に、こういう風に道の左右に古い建物が連なっている中を走っていくのが気持ちよくてたまらない。

たまたま見つけた神社でのんびり過ごしたりもする

基本的に岐阜県の南部の方はこういう風景がそこかしこにあって、特にルートとか難しいことを考えなくても普通に自分好みの風景が目に飛び込んてくる。逆に北部へ向かうと山岳地帯になってそれはそれでいいし、目的とかその時の気分に応じた地形がある、というのは岐阜県の特徴のひとつかもしれません。

視界の端から端まで広がる田畑。そして点在する家屋。さらには天気は快晴ときている。こんな日にはこういう行程がちょうどいい。

線路沿いの農道
ふと遠くを見ると雪山が見えたりする

日陰は雪が溶けてないところがほとんどで、しかも溶けかかったまま凍ってるので非常によく滑ります

ちょっと山の方へ向かうだけでこれ。実にバリエーションに富んだ状況だ

明らかに凍結してそうな道に出会った場合は大人しく歩いたりしながら、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてみる。

雪というとまず凍結という単語が連想されるのでロードバイクとは無縁な状況に思えるものの、時間帯やコンディションを考慮すれば普通のタイヤでも十分楽しめる。無理に走る必要はどこにもなくて、走りと徒歩を組み合わせながら移動していくのがいい感じ。

時間を気にしすぎて焦ってしまうと余計なトラブルになる可能性もあるので、冬場のライドはどうやら自分の性格に合っているようだ。

明智町の中心部に帰還

その後も適当にぶらぶらし、最終的にはぐるっと一周するように明智町に戻ってきて終了。

当初は運動不足を解消するか…程度に考えていたポタでしたが、さつき旅館の良さの余韻もあって実に晴れ晴れとした気分で景色を楽しめたと思います。このお手軽感は今後も大切にしていきたい。

毎年の様子からするともう2月というのが正直なところで、体感的にはあっという間に春が来るのは間違いない。冬はそれまでに辛抱する時期というのが今までの感想でした。

ただ、これだけ良い体験ができるのならこの寒さもあながち嫌いなものではない。冬が少しだけ好きになったような気がします。

おしまい。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 地元の記事があったので初めてコメントします
    田んぼにあったのは寒天を干しているものですね

  • コメントいただきありがとうございます。
    寒天を干している光景ということで、疑問が解決しました。

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