【薩埵峠~身延山】富士山を眺める冬の富士川ライド

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冬の富士山

今回は、ロードバイクで静岡県と山梨県を走ってきました。

宿泊メインの行程で山梨県の身延山にある旅館に泊まることにしたのですが、ただ単に公共交通機関オンリーで向かうのは気が乗らなかったのでロードバイクで訪問することにしました。もうすぐで完全に冬になってしまうことを考えれば、寒すぎて乗るのが億劫になる前にある程度は乗っておきたいところです。

幸いにも天気は快晴で、なんとなく考えて太平洋側から富士山を眺めつつ身延まで行くことに決定。ルートは国道1号をしばらく走った後に、山梨県道10号を北上して身延山を目指します。

まず最初に訪れたのは、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地・三保の松原

実をいうと、今回のルートは単純に富士山が見たくなったから計画したもの。静岡県や山梨県は比較的どこからでも富士山が見えるのが特徴な上、これらの県は冬でもあまり雪が降らないので、冬にロードバイクでどこかを走りたくなったらとりあえず行くことが多いです。逆に日本海側はかなりの頻度で雪に覆われることになるため、しばらくは行くとしても太平洋側が多めかなと。

で、この三保の松原からはばっちり富士山が見えるのが何よりも最高でした。朝早い時間で正直身体は冷え込んでいたけど、これを見たらそんなのは気にならなくなってしまう。

空の薄い青色と、海の濃い青色、そしてその間に挟まるようにして少し霞んだ富士山が遠くに見えるこの景色。朝一番で眺める景色としては申し分ない。

薩埵峠へ

さて、海に面しているこことは真逆で、今日の宿泊地である身延は完全な内陸部となります。なので「空+海+富士山」という組み合わせをプラスで満喫するために、途中でもう一箇所に寄り道することにしました。

薩埵峠入り口
薩埵峠周辺。国道からだと斜度が急でした

それがこの薩埵峠(さったとうげ)という峠で、江戸時代には東海道の難所として有名だったところ。現代では東海道本線、国道1号、東名高速道路という3つの道が峠の麓で重なっており、そんな道と駿河湾の向こうに富士山がそびえているという素敵な景色が人を惹きつけています。

峠の近くには車が8台ほど止められる駐車場があるものの、自分が到着した時点では満車状態。でもこちらはロードバイクなので置き場所には困らず、問題ありませんでした。散策のお供としてのロードバイクはやはりとても便利だ。

薩埵峠からの眺め。天気の良さも相まって絶景そのもの。
対岸に見えるのは伊豆半島

で、その薩埵峠からの景色がこちら。

いや、もう最高すぎる。これほど日本らしさを感じられる風景もなかなか無いし、割と突発的に計画した行程なだけに感動もひとしおでした。

例えばこれがずっと前から計画しておいた旅ならば下調べも十分しているはずで、そういった事前情報があったとしたらこの風景もある程度は想像できていたと思う。でも数日前に決めた行程なのでそんな調べはもちろんしておらず、当日出会った景色なだけにただただ感動していた。

今の時代、下手をすると現地に行かなくても旅らしい体験は容易にできてしまう。それこそTwitterとかでリアルタイムで現地の情報が流れてくるし、ネットにいくらでも情報はあるしで出かける必要は特にない。

でもやっぱり、自分が現地で味わうことが楽しいと私は思ってます。冬の空気の澄んだ感じだとか、朝から昼にかけて徐々に暖かくなっていく気温だとかもその一つかなと。

峠周辺にはみかん畑が広がっていた
路面はアスファルトでなくコンクリ舗装で、かなり急でした

薩埵峠周辺の地形は急峻でした。

東海度の難所というのも結構納得できて、現代でも斜度が急なので下るのがかなり怖かった。たまに向こうから軽トラがやってきたりもして、まあ移動手段に関わらずここらへんを走る際には注意する必要があります。

身延を目指す

その後は、交通量の多い国道1号から1本入ったところにある旧東海道を通って富士川まで行き着き、川を遡る形で身延へ向かいました。

数週間前は旧中山道をロードバイクで走っていたはずなのに、今日は旧東海道を走っている。ロードバイクが道を走る乗り物である以上は昔の道を走ること自体は珍しくないけど、江戸時代の街道を走っているという共通点が旅感を増幅させているような気がしました。

たまに富士山が見えると嬉しい

富士川に突き当たったらあとは単純で、川の左岸を通って甲府方面に向かうだけ。

右岸の国道52号は交通量が多い上に、アップダウンが地味に多いので左岸のほうがいいです。このあたりはゆるキャン△の舞台訪問ライドで何回も通ったので、改めて走ってみると懐かしい思いになりました。

富士宮~身延の区間は本当に走っていて気持ちがいい道で、交通量もそんなにないし何より空気が美味しい。

適度なアップダウンのおかげで富士川が曲がっている箇所では川面との高低差があり、遠くまで見通すことができるのでスケール感もあります。川の両岸が山なので、山に囲まれていて狭苦しさを感じる…というわけではなく、流域方向の視界が広くて見通しがいいのも楽しい。

しかも、道中を走っているだけでゆるキャン△の各場面を思い出せるというのも素敵でした。原作やアニメで見た景色があちらこちらに広がっていて、最初は富士山を見に来ただけなのにいつの間にか作品の世界に入り込んでいたという感覚。

そういえばもう季節は冬だし、山梨周辺のキャンプ場はまた混み始めているんだろうなと思います。

身延から身延山へ

そんなことを考えながら気持ちよく流していくと身延に到着。

身延駅前

土産物店の前に展示されているしまりんビーノ

全く変わっていない身延駅前…と言いたいところですが、私が以前に訪れていたときからは雰囲気が変わっていました。

あの頃は「ゆるキャン△」で舞台になった場所とはいえ、そこまで作品を推してはいなかったと思うけど、今はキャラクターのポスターや上りがたくさん立っています。しかもビーノの現物も展示されているしで、登場人物たちが暮らしている町がそのまま目の前にある、という感覚が強い。

アニメ2期の放送が終了したのが2021年4月なのですが、今でも訪れているファンの方は多かったです。原作はまだ続いているし、来年初夏には映画版も放映される予定なのでまだまだゆるキャン△熱は各地で続きそう。

【原作&アニメ】「ゆるキャン△」舞台訪問記録まとめ - TAMAISM

身延山へ

ここで宿泊の方の話をすると、実は今日の宿のチェックイン時間は特に決まってません。

電話予約した際に女将さんが「その日は特に忙しくないから何時でも可ですよ」と仰っていたので、身延での休憩もそこそこにそのまま身延山へ向かいました。時間は昼時なので眺めの休憩をとってもいいのですが、それよりは暖かい旅館で昼寝をするほうを優先。日が照ってきたとはいえ寒いものは寒いので、冬の旅は早めに宿に到着しておくのがいいんじゃないかなと思います。

こういう風に、そのときの気分で行動を決められるのが一人旅のいいところの一つ。自分の場合は走るのに飽きたら躊躇いなく輪行に切り替えたり、お腹が空いていなかったら昼食抜きでライドを続行したりとかなり自由に動いています。

ちなみに、久遠寺の三門にいる犬はかなり人馴れしています。なでているとすぐに仰向けになってお腹をさらけ出すくらいで、この日は「なで待ち」の人で若干の人だかりができるほどでした。犬が苦手な自分でも普通に触れるのはありがたい。

こういう平和な光景も広がっているのが身延山のいいところで、雰囲気としては非常に静かです。

ひとしきり散策した後、今日の宿であるいさご屋旅館にチェックイン。

いつもの自分からすればかなり早い時間での到着となって、結果的には思う存分ゴロゴロできました。あれこれアクティビティに動き回る日中も良いものですが、いかんせん冬なので旅館で過ごす時間を増やしてみるのも選択肢の一つ。部屋に炬燵があったおかがでくつろぎ感は満足のいくもので、冬らしい宿泊ができたかなと思います。

宿泊記事は別記事でまとめています。

翌日はささっと輪行で太平洋側に抜け、静岡県らしくさわやかのハンバーグを食べて帰路につきました。

静岡県や山梨県は距離が近いので行程を組みやすく、飛行機や新幹線などの予約も特に必要ないので気軽な気持ちで訪れることができるといえます。特に冬の間は空気が澄んでいるので、青空と富士山の組み合わせを楽しみたいという場合にはもってこいの場所。これから春までの期間、ちょくちょく訪問することになりそうです。

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