Keyの新作「Summer Pockets」が6/29に発売されました。
Keyさん発売おめでとうございます!早速楽しんでプレイしています。(7/8 全ルートクリアしました)体験版から製品版になり、新しい舞台も登場してきました。今回の記事はそれらをまとめたものになります。
羽依里としろはの家に泊まってきた記録はこちら
男木島灯台に泊まってきた記事はこちら
■本作の重大なネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください
■巡礼や撮影はマナーを守って行うようにしましょう
アクセス
舞台は瀬戸内海に浮かぶ島、直島と男木島、そして女木島です。
舞台はいずれも島なので電車や車で行くことはできません。アクセス方法はフェリーに限られます。
直島は本州側(宇野港)・四国側(高松港)両方からフェリーが出ていますが、男木島・女木島行きのフェリーは高松港からしか出ていないので注意が必要です。
また、瀬戸内国際芸術祭が開催される年を除き男木島・女木島/直島間のフェリーはありませんので、一度に両方行きたい場合は一度高松港を経由しなければなりません。
高松港には各地へ向かう乗り場がありますが、直島行きは1・2番乗り場、男木島・女木島行きは3番乗り場となります。
※高松港は高松駅から徒歩5分もかかりません。駅を出て真っすぐ行けばエスカレーターがありますのでそれを登り、あとは道なりに進めば高松港へ着きます。
男木島・女木島へのアクセス
男木島・女木島は一本のフェリーで両方行くことができます。
所要時間はおよそ40分。便数については夏期は12便/日に増便されるものの、それ以外の季節は6便/日です。
きっぷは船内で買うことはできませんので、予め高松港や島にある販売所で購入する必要があります。
時刻、運賃についての詳細は雌雄島海運のHPをご確認ください→雌雄島海運時刻表
ちなみに関西方面から男木島・女木島に向かう場合、神戸~高松の「ジャンボフェリー」または大阪/神戸~高松の「高速バス・フットバス」の乗船/乗車券と、高松~女木島~男木島の「雌雄島海運」の乗船券がセットになった男木島・女木島れんらく周遊きっぷ というものがあります。値段的に非常にお得なのでぜひご利用してみてはいかがでしょうか。詳細は雌雄島海運のHPへ。
直島へのアクセス
直島の港は島の西側にある宮浦港、北にある風戸港、西にある本村港の計3箇所あります。このうち高松港から直接行くことができるのは宮浦港だけで、残りの2港は宇野港からしか行くことができません。ただし、レンタルサイクルの貸出を行っている店の多くは宮浦港近くに集中していますし、行動の中心としてまずは宮浦港へ向かうのがおすすめです。
所要時間は高松港から行く場合約50分、宇野港から行く場合は約20分です。高松側から行く場合、少しネックとなるのが便数の少なさ。高速船を含めれば9便/日になりますが、高速船には自転車等を持ち込むことはできません。場合によっては宇野港を利用するほうが時間に余裕があるかもしれませんね。
時刻、運賃についての詳細は四国汽船のHPをご確認ください→四国汽船HP
フェリーの時間を考えると、舞台すべてを1日で回るのは難しいです。時間に余裕をもって二日/三日に分けてゆっくり回るといった感じで、状況に応じて訪問の段取りを決めたほうがいいでしょう。
あと、直島を訪れる場合は午前中をおすすめします。直島は男木島に比べ比較的広く、さらに舞台が島の各地に散らばっているためにレンタルサイクルをうまく使う必要があります。しかし、直島は観光客(特に外国人)が多いため、変速機付の自転車はすぐに借りられてしまいます。変速機無しのママチャリでも回れないことはないですが、坂が多いことも含め、これからの暑い季節はかなり大変です…。
レンタルサイクルは予約ができるお店もあるので、予め予約してから訪問したほうがいいかもしれません。
変速機付の自転車↓
あるいはフェリーに自転車やバイクを持ち込んで散策するという方法もあります。例えばロードバイクなどを使えばレンタルサイクルよりは格段に効率よく島内を回ることができます。
その他、直島の観光情報などは直島町観光協会公式HPでご確認ください→直島観光旅サイト
マップ
一つのマップ内で場所をまとめて見られるようにまとめました。
Summer Pockets 舞台訪問マップ
直島
作中の描写からみるに、島の規模は男木島・女木島よりは直島のほうが近いイメージ。舞台は島の各地に散らばっているためちょっとした冒険気分が味わえます。
鳥白島の港
ティザーPVにも登場した宮浦港フェリー乗り場。
作中で登場する赤い色のフェリーは、その外観から高松港⇔女木島⇔男木島間を運航しているフェリー「めおん」が元になっていると思われます。実際に直島に発着するフェリーはこれよりも3倍ほど大きく、色も白っぽいため異なります。
↑「めおん」の外観(右手前)。作中のフェリーとかなり一致しているのが分かります。
なお、高松港⇔女木島⇔男木島間を運航するフェリーは通常「めおん2」であり、「めおん」は「めおん2」がドックに入っている時などに運航される予備船です。したがって通常ではまず表に出てきません。上の写真はティザーPV訪問時の年末(12/29)に男木島を訪問した際に停泊しているのを撮影したものです。今になって思うと本当に運が良かった。
↑「めおん2」の外観。「めおん」とは操舵室があるデッキの形状が異なりますが、それ以外は概ね「めおん」と同じです。こっちのほうが新しいようですね。
カットとしては、フェリーが停泊している/していない場合の2パターンがあります。
後者を撮影する場合はフェリーを降りてすぐの撮影はできません。フェリーは到着してから出発するまで、かなり長い時間停泊したままとなります。より正確なカットを撮影するのであれば他の場所を先にまわっておいて、フェリーが出発してから向かうほうがいいです。
キービジュアルにある桟橋も宮浦港のもの。宮浦港の北側付近にあります。こちらのアングルも上のカット同様、フェリーが出発してからでないと撮影が困難です。ベストな撮影場所は芸術作品「赤かぼちゃ」付近なのですが、フェリーが停泊中だと桟橋を遮ってしまいます。
蒼がバイトしている駄菓子屋
宮浦港から歩いて一分ほどのところにある「イワタコンフェクト」前の風景です。
作中ではかき氷を売っていましたが、実際は和菓子を中心に売っているお店です。安くて美味しいのでおすすめ。バラ買いも可能です。
鳴瀬神社
イワタコンフェクトから山方面に行き、交差点を左に行った場所にある山神社の境内風景です。
三菱マテリアル直島精錬所がすぐ近くにあります。
しろはが居たため池
場所は直島町立直島小学校/中学校近くにある直島ダム。ダムの放流口側の風景なので北側から向かうと近いです。
加藤家前
加藤家前、役場通り、食堂、加藤家玄関はいずれも島の東側にある本村地区の風景です。このあたりは特に観光客が多いので撮影の際は注意してください。
加藤家前の道路。手前の建物は一致しませんが、奥の蔵とコンクリの建物(JA香川県 直島支店)は一致しています。
役場通り
のみきに狙撃を食らった場所です。
加藤家前の撮影位置から東側(海側)をみた風景。
食堂
直島、特に本村地区には食事ができる場所がたくさんありますが、そのうちの一箇所です。
椅子の形状や食器の位置など、かなり一致していることが分かります。
加藤家玄関
登場回数は比較的少なめ。
加藤家
プレイ当初は単に主人公が住んでいる家かと思ってましたが、物語終盤の重要イベントでは数多く登場していました。
テレビの位置が異なっていますが、テレビ台や横のゴミ箱はほぼそのまま使っているようです。ただしテレビはブラウン管ではありません(当たり前
居間の隣が羽依里の部屋。ほぼ完全に再現されていました。
うみちゃんに叩き起こされる朝。これの素晴らしいところは、作中の通りに布団を敷いて、頭を上げるとこの通りの視界になるという点。簡単に作中の再現ができます。
この場所にいると自然と涙が出てくる。
海岸沿いの道
しろはルートでよく登場する場所。
本村地区から海岸沿いを南下し、「pan tocori」というお店を過ぎて坂を下ると左手に砂浜が見えます。砂浜に降りて向かって北方向に歩くと目的の場所が見えます。一見行けなそうに見えますが、岩場沿いに歩けば大丈夫です。
ただし、午前中の潮が満ちている時間帯は行くことが不可能になるのでご注意ください。
紬√で登場するこのシーンもこの付近だと思われます。
砂浜
琴反地海水浴場の東の端にあります。すぐ近くに宿泊施設があることに加え、そもそも海水浴場なので夏場は特に人が多い気がします。訪問は今のうちがいいかもしれません。海開きが始まってからではおそらく撮影は困難です。
ちなみにですが、ここから東方向・李禹煥美術館方面に自転車で行こうとするとかなりの急登が待ち受けているので注意。
男木島
キービジュアルの港の風景や灯台など、特に印象的な場所が多めの印象です。
キービジュアル
場所的にはフェリー乗り場周辺ですが、アングルは乗り場の西側にある堤防付近です。
撮影場所について書くと、キービジュアルのように右下に堤防を入れるのであれば、男木島漁協前を海側に行った堤防の先から撮るのがいいと思います。逆にアングルを重視するのであれば、ぐるっと回り込んで港の西側にある堤防から島側を見るとそれっぽいアングルになります。男木島漁業組合前から撮影すると若干角度がきついかなという印象です。
鳥白島役場
少年団や青年団の詰め所にもなっている島の役場。実際は港の南側にある男木島漁協です。
フェリー乗り場から徒歩一分もかかりません。
鳥白島全景
男木島へ向かうフェリーから見た風景。左下に写っている町並みはフェリー乗り場周辺のものかと思いましたが、実際に撮影してみて男木漁港周辺のものだと分かりました。
場所的には確かに男木漁港なのですが、町並みの様子をよく確認するとフェリー乗り場周辺のもののようでした。
↑男木島・フェリー乗り場の風景。画像の左下部分とよく似ている。
どうやら合成されているようですね。
鴎と出会った場所
島の西側「歩く方舟」付近。このあたりは猫が多いです。
蒼が昼寝していた場所
デイサービスセンター「湯遊の館」から男木島灯台へ向かう三叉路付近。
場所的にこのまま灯台まで歩いていくのをおすすめします。
灯台
島の北端にある男木島灯台です。
注意すべきこととして、フェリー乗り場から最も遠い場所(約2km)にあります。アップダウンはないですが距離があるほか、道の右側が完全に森になっているので、夏場などは虫対策をしていたほうがいいかもしれません。
なお、こんな感じで灯台までの距離が書かれた標識が立っているので到着までの目安になります。
男木島灯台に到着。資料館も併設されています。
灯台として大きいのか小さいのかよく分かりませんが、結構高さがあるので作中の紬のような真似はなかなかできないかと思います。
紬√最後のシーンは号泣しました…建物の配置を考えると、灯台のアングルを完全一致させるのはちょっと難しいです。
しろはが泳いでいたプール
高松市立男木小学校のプールですが、撮影は自己責任でお願いします。
レーンの数や電柱の位置なども一致しています。
秘密基地
プールのすぐ近く。
その他、男木島の観光情報については雌雄島海運HPをご確認ください。
女木島
鴎ルートで登場する洞窟がある女木島。一般的には鬼ヶ島として知られています。鬼ヶ島の場所には諸説あって、いちばん有名なのは岡山県にある鬼ノ城という城で、この城が築かれた鬼城山が鬼ヶ島のモデルとされています。他にも愛知県犬山市にある桃太郎神社などが観光地にもなっていて有名です。
鬼ヶ島大洞窟へのアクセス
女木島で登場する舞台は(今のところ)鬼ヶ島大洞窟という洞窟のみ。場所としては一箇所しかありませんので分かりやすいですが、問題はそこまでのアクセスです。
島の最も高い位置、山の上にあるんですよね。。フェリー乗り場付近ならまだしも、港から洞窟までは3.5kmくらい離れていますので、ここまで行くのはかなり大変です。方法としては以下が挙げられます。
- バス
- レンタルサイクル
- 徒歩
まず1つ目のバスですが、高松港から女木島へのフェリーの到着時間に合わせて5便/日が運行されています。もし男木島→女木島の順番で訪れた場合はバスの時間まで待つか、別の方法で行ったほうが早いかもしれません。
バスは片道10分くらいで着きますので、洞窟内探索を35分くらいで済ませれば1時間で帰ってこれます。ただし後述する洞窟内のガイドさんのお話をじっくり聞いて写真も撮って…としているとちょっと時間的に厳しいかもしれません。
バスの料金は画像の通り。
2つ目のレンタルサイクルについて。島1番の観光スポットである鬼ヶ島大洞窟へ行くだけならば上記のバスでも良いのですが、それ以外の場所へも観光したいならば自転車を借りた方が動きやすいです。料金は電動付自転車が¥800/日で、マウンテンバイクが¥600/日、ママチャリが¥300/日となっています。(朝8時20分から17時まで)
次いで貸出自転車の台数ですが、電動付自転車が30台、マウンテンバイクが5台、普通のママチャリが5台となっています。予約はできません。
バスに乗れなかった!という場合でも大洞窟までレンタルサイクルで行くことは可能ですが、勾配がかなりきついです。迷うことなく電動付のものにしてください。
3つ目の徒歩ですが、はっきり言っておすすめしません。実際に歩いてみましたが30分かかりました。これからの季節にあの道を歩くのは相当厳しいです。熱中症になるかもしれないのでできるだけ上に挙げた2つのどちらかで行くのをおすすめします(汗だくになった人←
洞窟入り口
大洞窟まで到着したら早速中へ入ってみましょう。
鬼ヶ島大洞窟の料金は¥500。ガイドさんの説明を聞きながら洞窟内を進んでいく場合と、(できるのか知りませんが)ガイドなしで自由に散策する二通りあります。ただしガイドさんの説明が終われば完全に自由に動き回れますし(洞窟出入り自由)、何より話が大変面白いのでぜひ一緒に回ることをおすすめします。
羽依里と鴎が一夜を明かした洞窟前。
構造を見るに、洞窟の入り口の形は大洞窟入口(1枚目)のもの、洞窟前の広場は大洞窟出口(2枚目)のものを合成しているようです。というより1枚目の入り口の右側には券売所の建物があるのですが、それがないものとして描いているような気がします(入り口右下の岩の形などから想像)
洞窟内部
大洞窟内はちゃんと明かりがありますが、それでも光量的には少ないので撮影の際はフラッシュが必要かもしれません。
ところどころかなり天井が低いので頭を打たないよう気をつけてください。
ところで、鬼ヶ島といえばもちろん鬼が住んでいたからそう呼ばれるようになったのですが、ガイドさんの説明によると実際には海賊が住んでいたそうです。これも色々な説がありますが、もしかしたらこの洞窟の中にも宝物があったのかもしれません。
なお、フェリー乗り場を降りてすぐ場所に帆船とカモメのオブジェが飾られています。先程の海賊の話と帆船、そして鴎。鴎ルートをクリアしたあとに訪れるとなかなか心に来るものがあります…。
大洞窟の出口付近から男木島が一望できるという点も非常に感動的でした。作中では洞窟を抜けた先に海賊船があったわけですが、ここで舞台となっている他の島が見えるというのは本当に素晴らしい。
その他、女木島の観光情報については雌雄島海運HPをご確認ください。
女木島(鬼ヶ島)の観光情報|男木島・女木島フェリーの雌雄島海運
■2018/07/15 追記
・個別ルートの背景を追加
・加藤家を追加
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