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【ライドレポート】緑のAACR アルプスあづみのセンチュリーライド 2019に参加してきた

AACRとは

アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)とは毎年4月と5月に長野県で開催される自転車イベントのことで、今回参加した5月の方は緑のAACRと呼ばれています。

AACRはあくまでレースではなく、北アルプス山麓・安曇野の自然と景観を、思い思いのペースで楽しみながら走るロングライドです。

開催場所は長野県安曇野がメインで、参加者の脚力に応じて160km、120km、80kmの3コースが用意されており、さらに各エイドで地元の素材を活かした食を楽しめます。

緑のAACR2019 ルート

自分がこのイベントへの参加を決めたのは、1.レースではないという点、2.景色も食も楽しめるという2点からです。自転車という趣味を始めてから1年、そろそろ自転車系のイベントにも参加していきたいと思っていましたが、上記の特徴に興味を惹かれたのでこれに決めました。

せっかくなので距離は最長の160km(2組)を選びました。最後の方は余裕がなくなってるかもだけど、単純に楽しむ時間が長い方が面白そうだと思ったからです。

前日受付

今年の緑のAACRは5/26開催で、その前日に受付を済ませる必要があります。なお当日受付も可能ですが余裕がなくなるので前日にしました。

松本駅で輪行解除。

自宅の最寄駅からすべて鈍行で松本まで向かったので、輪行するスペースには全く困りませんでした。というか今日ここに来るまで、自転車乗りを全く見ていない…。遠方から来る人は揃って特急を使うので輪行は大変だろうなと思いつつ、移動費以外の面でも岐阜に住んでてよかったと実感しました。

今回の装備ですが、日中の気温が非常に高い(最高34℃←夏では?)ことからダブルボトルとしています。水分補給は各エイドで可能とはいっても、混雑が予想されるのでスムーズにいくとは限りません。

なお、エイド以外でも途中のコンビニ等に立ち寄るのはOKですが、念には念を入れました。

梓水苑へ

まずは、前日受付会場/当日のスタート地点である梓水苑に向かいます。松本駅から6kmくらいなのでアクセスはしやすいです。

圧倒的快晴。

ちょっと走っただけなのにこんな絶景が楽しめる。やっぱり長野ってすごい。

青空×水田×山という自然の美しい色を盛り合わせたような景色。

平野部から眺めているので、遠くに見える連峰が際立って見えます。明日はこれを見ながら走れるとか楽しみでしょうがない!

梓川沿いに走って梓水苑に到着。

梓水苑周辺は田園が広がっており個人的にかなり落ち着く。

梓水苑には10頃に到着したので、受付に訪れている参加者もまだそこまで大勢ではありません。

早速、受付で参加証と車検証を提出し、ヘルメットシールとゼッケンを受け取ります。明日はこれを付けて走るというわけです。

受付を済ませると特にやることがなくなったのですが、一通り会場を見て回るのと、10時から始まっているウェルカムイベントを楽しむことにしました。

会場には企業ブースが多く出店しており、自転車用品の販売やマッサージの提供、自転車の展示などが行われていました。

参加者の自転車もちらっと見て回った感じ、やはり自分のようなクロモリはほんの数人で、スペシャライズド協賛イベントということもあってS-works製品が多かった印象。もちろんあらゆるメーカーの自転車がありましたが、いろんな意味で目立ちます。

あと、他の参加者の方に「クロモリかっこいいですね!」と言われたのは正直嬉しかった。他の人の自転車を見るのも面白いです。

飲食に関しては、カレー類とかき氷(セルフ)が販売されていました。

正午を過ぎると気温がとんでもないくらい高くなり、34℃という気温を今年始めて味わう身としては明日のライドが不安になるほどでした。日向にいると直射日光でくたばりそうになったので、日陰に避難した上でかき氷をシャクシャク。

完全に夏やな…。

ウェルカムイベントの中で特に気になったのは、WAKO'Sさんによる自転車の水なし洗浄デモ。

デモを見た限り、本格的に変速回りを綺麗にするならメンテナンススタンドを買うべきだなと感じました。WAKO'Sさんは企業ブースでも、希望者の自転車を洗浄してくれるサービス(無料)をやっていましたが、これがもう凄い行列。確か正午前にはサービス受付を締め切るくらいの人気だったと思います。

確かに、前日にプロの手で洗浄してもらった上で明日走れるというのは参加する側からすると安心できますね。

夕食はフォロワーさんと駅前でお蕎麦をいただきました。もう夏なのでさっぱりしたざるそばを選択。

長野県といえば蕎麦というくらい有名で、その評判通りかなり美味しい。いくらでも食べれるくらいウマウマでした。

明日に向けて英気を養ったところで、宿に帰ってすぐに就寝。明日参加する160km2組のスタート時刻は5:20と非常に早いので、早く寝るに越したことはありません。

160kmライド、始まる

結局、緊張のあまり全然眠れなかったりしましたが、寝坊せずに起きることができました。

準備をしてスタート地点の梓水苑に向かいます。

なお、日中の気温は34℃まで上がるものの、早朝の気温はなんと13℃。寒暖の差がありすぎて走るときの服装に困るやつです。まあ走り出したら一気に暑くなるわけですが…。

会場に到着。荷物預かり所に不要なものを預けた後、2組のスタート地点(梓水苑グラウンド東側)に向かいました。

そこからはもう早いもので、気がつくと時間は5時。S組、1組と順番にスタートしていくのが後方から確認できます。

S組スタートからおよそ40分後、ついに2組の順番が回ってきました。

緑のAACR、いよいよ出発です!!

今回走る緑のAACRのコースとエイドの距離関係をざっと書くと、以下のようになります。

梓水苑:スタート
→(23.2km)→1.あづみの公園穂高エイド
→(20.0km)→2.あづみの公園大町エイド
→(10.7km)→3.大町木崎湖エイド
→(25.3km)→4.白馬エイド:160kmコース折返し
→(24.9km)→5.大町中山高原エイド
→(32.2km)→6.安曇野エイド
→(19.8km)→梓水苑:フィニッシュ

走行距離156.1km。

このように、だいたい20~30km毎にエイドがあります。なので巡航ペースにさえ気をつけていれば適切なタイミングで補給ができるはず。

長野の食と景色を楽しむ

先に述べたように、このAACRの楽しみといえば食と景色。それぞれについてエイド毎に触れていきたいと思います。

あづみの公園穂高エイド

最初のエイド・あづみの公園穂高エイドで食べられるのはパン。

スタートから約23km走ったところにあるエイドなので朝食も兼ねているようです。この日はエイドで食を満喫できるということで朝食をほぼ抜いていったのですが、結論から言うと最終的にお腹いっぱいになるくらいでした。

ジャムの種類が豊富なので、複数のジャムを一度に味わうことだってできちゃいます。

最初のエイドということもあり、混雑度はかなりのものでした。各組でスタート時間が違うとはいえ、まだスタートしたばかりなので元気に走る人が多い印象。

ただ回転率がいいのでパンの配給を待つ時間はほとんどないと思います。ここでしっかりエネルギーチャージしておきましょう。

あと、ここだけの話ではありませんがトイレとエイドの距離が結構離れている場合が多いです。エイドのすぐ近くにあると思っていると痛い目を見るので、見かけたらすぐに行っておくようにすると安心できます。

思ったのが、意外と痛ジャージを着ている人が多いこと。

ろんぐらいだぁす!を始め、なつまち、おねてぃ、初音ミク、ヤマノススメなどなど。自転車イベントってこんなに賑やかなのか…(驚)

あづみの公園大町エイド

第2エイドで食べることができるのは、あの有名なネギ味噌おにぎりと漬物バイキング。これがめちゃくちゃ美味しい。

ほどほどに疲れた身体に染み渡るような漬物や味噌が最高です。美味しすぎて無限に食べられるレベル。

このあたりは左手に山、右手に田園を眺めながらの道が続きます。

少々アップダウンがありますが基本は平坦です。信号や一時停止も比較的少なく、自分のペースで走りやすいかと。

大町木崎湖エイド

第3エイドの食事は、これまた無限に食べられる美味しさの水ようかん(2個/人)とひやむぎ。

このあたりになると気温も徐々に上がってきており、ライド熱と合わさって結構暑い思いをしていたところへの水ようかんとひやむぎが非常にありがたい。熱を冷ましてくれるだけでなく栄養補給もできます。

なお第3エイドは第2エイドから10km走るだけで到着するので、つまりカロリーを消費しきらないまま連続で食べることになり、お腹がいい感じに悲鳴を上げてました。うますぎる。

ここのエイドはこじんまりとしており、トイレも建物の中にあるので休憩しやすい印象を受けました。

白馬エイド

個人的に景色が特に素晴らしいと感じたのが、この木崎湖エイド~白馬エイドの間。

こんな快晴の中、木崎湖・青木湖、それに白馬連峰を眺めながらのライドができるわけですよ。もう最高では?

あまりにも景色が良すぎるので、一旦コースを外れてのんびりしてました。自然を感じながら走るのが何よりも好きなんですが、この景色を見れただけでも今回参加してよかったと思います。

このエイドの食事は紫米おこわと白馬豚汁。時間もお昼時ですので、補給というよりは昼食という感じのメニューでした。

食べた瞬間の「あ、これ美味しい」感はどこのエイドでも味わえるものの、ここでは「あ、これお昼に最適だわ」と強く感じました。よく考えられている。

エイドから再出発するときも、目の前に山が見えるだけで興奮度が倍増します。

大町中山高原エイド

全体を通して平坦な道が多い緑のAACRですが、さっきの白馬ライドから中山高原エイドまでの区間が一番アップダウンが多かったです。白馬ライドへ向かう際は見晴らしの良い長い下り坂を通る一方で、反対方向では山の中をその分だけ登ることになります。

山道なので木陰が多く、直射日光を避けることが一応可能なのがよかった。

このエイドでは蕎麦のうすやきと、行者にんにくが乗った冷奴をいただきました。気温も最高温度近くになっており、こういうさっぱりしたものは特に美味しく感じますね。

特にこの冷奴が…もう…。旨すぎてヤバイ。暑さと疲労でぐったりしていたのが、これを食べて一気に回復しました。

いかんせん暑すぎるので水を頭からかぶって冷やす。

こういう設備があると本当に助かります。ありがとうございます。

安曇野エイド

中山高原エイドから先はもうアップダウンありません。思いっきり平坦なので、自分の脚と相談しつつ、時々サボりながら走ることにしました。

道が平坦になった代わりに住宅地の間を縫うようにコースが走っており、つまりストップ&ゴーが今までに比べて格段に増えます。見通しが悪い場所が多いのでしっかり一時停止する必要があります。

最終エイド食は安曇野のおはぎとりんごジュース。特にこのりんごジュースが冷たくて美味しい。ボトルの水ばっかりだと体が冷えている気が全くしないので嬉しいです。

最終エイドでは人もそこまでおらず、ゆっくり休憩できました。

AACRは美味しいものを食べられる上に景色も満喫できる素晴らしいイベントなのですが、参加者の数も非常に多いため、気持ち先行するくらいのペースで折り返し(白馬)まで走れば渋滞やエイドの混雑に巻き込まれないで済むような気がします。実際、Twitterで調べた限りでは自分より後の集団は結構混雑していたようです(特に信号待ち)。

個人のペースで走れれば一番いいけど、いかんせん2000人オーバーも人がいると混雑は避けられません。

そんなこんなでフィニッシュが近づいてきました。

13:50、梓水苑に帰還!160km完走できました!

疲れたという気持ちより先に「楽しかった…」という思いが溢れました。こんなに楽しいイベントだったとは。

160km完走の証

フィニッシュをすると完走証のほか、おやつや飲み物がもらえます。

それにしても、最後の10kmくらいは暑さでどうにかなりそうでした。それでも最高気温の15時頃より前にゴールすることができてほっとしています。午前中に白馬まで行けたのでペース的にはほどほどと言ったところ。

帰りはAACR参加者で混む前に松本駅に移動して特急で帰宅!イベントの余韻は電車の中でたっぷり味わいました。

おわりに

始めて参加した自転車イベント、AACR。

終わってみれば楽しい思い出しかなく、最初から最後まで満喫できました。急がずにのんびり走るのが好きな自分のスタイルにぴったりだったので、今後も機会があれば参加してみたいと思います。

おしまい。