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旅の記録、宿泊先や行程とか

【内子の町並み】鄙びた宿を巡る、冬の四国ライド Part 2/4

内子散策

電車に乗って松山から内子へと移動したところで、Part 2が始まります。

このまま今日泊まることになる小薮温泉まで直行してもいいものの、それではなんかつまらないのでしばらく散策してみることにしました。初めて駅を降り立った地をスルーするのは自分にはできない。

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内子町は古くから交通の要所として、また四国お遍路の際の通過地として栄えた町で、今でも古い町並みが多く残されているところです。

ここは江戸後期から明治時代かけてはハゼの実から作られる木蝋生産の中心地でもあり、最盛期には国内生産の約30%を内子町で生産していたとのこと。そういう歴史的な背景を少しでも予習してから実際の町を訪れてみると、同じ風景でもなんか感じ方が変わってくるんですよね。

帰宅してから気になったことを調べるのもいいけど、自分としてはある程度勉強してから行く派だったりします。

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www.youtube.com

いいね。ただ歩いているだけで楽しくなってくる風情ある町並みだ。

古い町並みというのは、ただ散策しているだけでどこか懐かしい気持ちになるものじゃないでしょうか。

当然ながらその時代に自分が生きていたわけではないものの、まるで幼少期にその土地に住んでいたかのような錯覚を覚えてしまう。こういうのは日本人的な感覚なのかもしれませんが、DNAになにかが語りかけてくるような思いになります。

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八日市護国にある「上芳我邸」

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国内最大規模の製蝋業者だった本芳我家の筆頭分家・上芳我家の邸宅では当時の隆盛ぶりを実感でき、木蝋の生産過程や釜場などの当時の生産施設について直に学ぶことができました。

適度な人の少なさも相まって、本当に自分のペースで散策ができるのは助かりました(ガイドの人は暇そうにしてた)。

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それにしても、この内子のように歴史ある町並みがかなりの広さで保存してあるのは嬉しいことだ。

散策する側としては視界に入ってくる景色がどれも古いものばかりになるので、歴史の勉強を兼ねるにしてもそうでないにしても「雰囲気に浸る」ということが実にやりやすい。変なところで近代チックな要素が入ってこないのもあるが、まさに内子町がかかげる「白壁と木蝋のまちづくり」の良さを如実に実感している。

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かと思えば、少し道を逸れるだけで途端に現在の町並みが目に飛び込んでくる。でもその町並みも都会のようなものではなくて、地方ののんびりとした空気が漂っている気がしてならない。道路脇では遊んでいる地元の小学生っぽい一団もいたりして実に平和だ。

その土地にしかない雰囲気を味わうという意味では、この内子という町はまさにうってつけ。今度訪れるときはもう少し足を伸ばして、山の方や周辺部を走ってみたい。

しかし、内子は観光客がほぼ皆無だったな。

あまり混んでなくて個人的にはよかったけど、これから暖かくなれば訪問する人も次第に増えていくのかもしれない。そういう意味では、冬場は観光地でも寒いせいかあまり人がいないのでおすすめかも。

小薮温泉へ

さて、時間を忘れて内子を歩き回っていたら次第に日が傾いてきた。

冬場は日が落ちるのが早く、まごついていると宿に到着するのが日没後になってしまう。小薮温泉での散策も欠かすことができないため、そろそろ内子を離れることにします。

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小薮温泉までの道のりには看板があるので迷う心配はない

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この大きな鳥居が目印

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内子から小薮温泉まではほぼ平坦で、川沿いに走っていればじきに到着します。

ところで、旅においては道にかかげられている看板を見ながら走るのが結構好きだったりします。もちろんスマホのマップを見ながら走れば効率的なんですが、かといって見すぎるのもどこか味気ない気がしてしまう。○○まで△km、とかいう看板を見ながら目的地までの距離に一喜一憂したり、たまに通行止めの看板に出会ったりして絶望したり。

自分の場合は看板に集中すると同時に、どこか立ち寄るのに良さげなスポットはないかと視点をあれこれ移動させながら走っているので、考えようによっては危ないのかもしれない。

まあ平均速度は25km/hくらいなので特に問題ないと思ってますが、ロードバイクでの移動速度を最大限に生かした景色を味わいながら走るのが自分には合っている。

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で、小薮温泉ですが。

小薮温泉は国道197号から道を入った山中にあり、その脇道に入ってからは集落まで山道を走ることになります。といっても3kmくらいしかないので大したことはないものの、例えば日没後にここを上っていくとしたらかなり心細くなってしまうだろうな。

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小薮温泉に到着

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というわけで、今日の宿である小薮温泉に無事到着。

普通の人だったらここにロードバイクで訪れようと思わないくらいの場所にある宿で、宿の方にも驚かれました(驚かれてばっかりだな自分)。比較的明るい時間帯に着けたこともあって、この後の散策が実にスムーズに進んだのでよかった。時間管理を意識してやったことはあまりないけど、「結果的にうまくいきました」みたいなのが自分の旅だと多い気がする。

適当な行程でもなんかとなるものだ。むしろ適当な行程しかやったことないけど。

小薮温泉に泊まる

小薮温泉の宿泊記録については、別記事でまとめています。

さて、小薮温泉で素晴らしいひとときを過ごした翌日は、これぞ高知県!というような景色を堪能しながらのライドができました。

つづく。