- Part 1:大洗市街散策~大洗シーサイドホテル
- Part 2:旧上岡小学校~水戸~潮騒の湯
- Part 3:大洗市街 パネル撮影&食べ歩き
まずは昨日に引き続き食堂で朝食をいただきます。
食堂にはあらかじめ各部屋の食事が準備されているため、宿泊者数もある程度把握することができます。予想はしていましたが昨日より圧倒的に多くの人が泊まっているみたいです…。三連休というだけでなく、シーサイドホテルの人気が高いためです。
朝のお紅茶
ホテルそのものが大洗海岸に面しているため、案内された席によっては海を眺めながら朝食をとることができます。
宿泊者には一階にあるレストランで使用できる飲み物の無料券が配布されます。
今回は一人につき二枚もらえました。宿泊している期間だけ使用できるので、時間を調節してコーヒー飲んでました。朝食後にくつろぐことができるのは嬉しいです。
なお、ここのレストランでは自動ピアノが曲を演奏しています。
昨晩に冷蔵庫で冷やしておいた二日目分の戦車ケーキをぱくぱく。今回はチョコレート味でした。
大洗を散策
すでに述べた通り、今日は一日中町中を歩き回ります。大洗の町はそんなに広くないので徒歩でも十分まわることができます。
海に面しているためか、高低差もあまりないので散策にはもってこいです。
まずはシーサイドホテルの横にある大洗ホテルへ。こちらには冷泉麻子のパネルが置いてあります。
大洗ではガルパンの登場キャラクターごとに誕生日会をやっているそうで、その度にたくさんのファンが集まって誕生日をお祝いするのだとか。
誕生日といってもほとんどが平日なのに凄い。
COCOS大洗店
次に向かったのはCOCOS大洗店。
現在COCOSではガルパン最終章とのコラボとして、「ココス道*極めます!!キャンペーン」をやっています。コラボとしてはこれで2回目となります。(1回目は劇場版とのコラボ)
内容はというと、特定のメニューを注文することで、毎週デザインが変わる描き下ろしビジュアル使用クリアファイルがもらえます。さらにWEB抽選でフィギュアやポスターが当たったりするというもの。
ガルパンの聖地である大洗店では限定企画を実施中で、ラッピングがすごいことになっていると聞いていたので行ってみました。
早速、店頭ののぼりには各校のキャラクターたちが制服姿で登場。
遠くから見ても「ガルパンの店」だとひと目で分かります。
なんと駐車場にIV号戦車が停まってました。
これは日照プラントさん製作の実物大模型であり、大洗海楽フェスタやあんこう祭りでも展示されています。なおベースは軽自動車で、その外側に戦車のガワを載せているみたいです(下から覗くと自動車のタイヤが見える)。当然自走可能とのこと。
まさか戦車がいるとは完全に予想外だったので嬉しい。
では早速店内へ。
これは凄い。
店内は窓や壁、天井に至るまでガルパンのラッピングが散りばめられていました。
席に案内されて少し経つと、後から後からお客さんが入ってきてあっという間に店内は満員に。ここに来るのがあと少し遅かったら外で待たなくてはならないところでした。
時間的に朝食メニューのみしか注文できませんので、トーストセットを注文。
待っている間店内を見て回りましたが、展示物を眺めているだけでかなり楽しめます。
お手洗い入口もこの通り。作品との一体感が強く感じられました。
陽気のなか散策を続ける
今日のルートは大まかに言うとCOCOSに寄ってから大洗駅方面に向かい、ぐるっとまわって商店街を抜け、ホテルに戻るというものです。
駅に向かう途中には舞台となった風景がたくさんあります。
ゴルフ場から撤退する大洗女子学園と知波単学園が走る磯浜さくら坂通り。向こうから走ってくるIV号が見える。
なお、ドラッグストアチェーン「ウエルシア」は劇中でエクセルシアという名前になっています。
このあたりでお婆さんに声をかけられガルパンの話題で盛り上がりました。
昨日行ったスーパーにも小さい子のイラストがあったし、広い年代にガルパンが浸透していることがわかります。
掘割集会所付近。
劇場版エキシビジョンマッチの分断作戦で、カモさんチームB1disとクルセイダーMkIIIが激突した場所がこのあたりです。IV号戦車も通りました。
ウサギさんチームが野営をしていた桜道公園。
劇中ではあんこうを釣ろうとしてましたが…。
大洗マリンタワーへ
商店街に向かう前に、先日前を素通りしていた大洗マリンタワーに登りました。
地上60mの高さを誇る大洗町のシンボルタワーであり、町中を一望できます。
登る前に隣接している大洗シーサイドステーションの駐車場を見ましたが、結構な数埋まってました。
大洗マリンタワーにはお土産売り場がある一階、ガルパン喫茶「Panzer Vor」がある二階、そして展望室がある三階があります。
二階に登るだけならば料金はかかりませんが、三階にいくには料金がかかります(割引あり):大人料金(高校生以上)が330円、小人料金(小学生・中学生)が160円、小学生未満は無料。
一階にはあんこうチームのパネルがあります。
それにしても天気が良くて嬉しい。先程歩いてきた道を辿って見てました。
ガルパン喫茶は大人気。
なおここの座席数は30弱くらいなので、休日はすぐに埋まってしまいます。
お昼
お腹が空いてきたのでぼちぼち食事をとる…予定が、今日は日曜日ということで商店街のお店は半分くらいが休みだということに来てから気づきました。
結果的にお腹を満たすくらいには食べ歩くことができたけど、今度はきっちり休みの日を把握しておきたいです…。
大洗にただひとつ存在するという、ガルパンマンホール。
ガルパンギャラリーにはマンホールの型が展示されていて、こっちもちゃんと見つけることができました。
商店街には冬飾りがたくさんありました。
ちなみに夏には風鈴が飾られます。最終章公開に合わせたのかBC自由学園のものもあって驚き。
しばらくはキャラクターパネルめぐりをしました。永町商店街の「魚忠」さんにいる近藤妙子。
永町商店街の「タグチ玩具店」さんにいる佐々木あけび。
永町商店街の「ヴィンテージクラブ ムライ」さんにいるオレンジペコ。
永町商店街の「大進そば店」さんにいるそど子。イラストが可愛い。このお店はぜひ次回行きたいです。
みつだんごを食べる
永町商店街の「味の店たかはし」さんでみつだんごをいただきます。
みつだんごは大洗・那珂湊地区のソウルフードとして知られていて、見た目は普通のみたらしだんごのように見えます。しかし、ふつうのだんごと違うのはひとくち食べてみたらわかると思います。
お店の前には五十鈴華のパネルがあります。さらに店内も華さんだらけ。
これがみつだんごです。
みつだんごは米由来の新粉生地の団子ではなく、小麦粉の団子です。小麦粉に水を加えて、うどんの生地を練るようにして仕上げて行き、これをたこ焼き機みたいな、穴の開いた鉄板で焼いてふっくらさせています。
もちもちというよりはむにゅむにゅしたような独特の柔らかさ。注文を受けてからきな粉とたれをかけます。
これが抜群に合う。私も初めて食べたとき驚きましたが、どうやらみつだんごを食べられるのはこのお店だけだそう。
店内だけでなく外にも椅子があるので座って食べられます。1本¥60で、持ち帰りは5本パック(¥300)と10本パック(¥600)があります。
曲がり松商店街をぶらぶら
のんびり大洗の商店街の中心部を歩いてきました。散策を続けます。
戦車に突っ込まれた旅館としてめちゃめちゃ有名な、由緒ある老舗旅館「肴屋本店」さん。
マチルダIIやT-34/85が玄関に突撃しているのが見える。
前回訪問時はこちらに三泊しました。予約可能になってからすぐに確保しないとすぐに部屋が埋まるくらい人気が高い場所です。宿泊するだけでなく巡礼場所としても有名で、この日も店の前は大勢のファンがいました。
店の前はかなり急なカーブなうえにいきなり信号があります。事前情報無しで行くとかなり怖い。
肴屋本店の前にあるのが「江口又新堂」さん。
左衛門佐が迎えてくれます。
ガルパン関係の書籍が充実しています。
さらに店内ではファンの方が寄贈したガルパンの同人誌を読むことができます。
道を挟んで山側にある「スルガヤ薬局」さんのゴモヨ。
大洗では何か商品を購入するとガルパンのバッジがもらえる店が多いです。
「山戸呉服店」さんにいるアンチョビ。
ここではタオルを中心にガルパングッズを多く販売しています。前回訪問時に買った黒森峰タオル、実生活でしっかり使ってます。
「年宝菓子店」さんにいる秋山殿。
店先にはマリー様をはじめBC自由学園のメンバーがいました。ここで有名な追加装甲飴を購入。
「飯岡屋水産」さんのケイ。
この付近には酒屋さんが多いので、お酒を買って夜に宿で飲むとしたらつまみはここで購入するのが良さそうです。魅力的なつまみが簡単に手に入ります(しかも安い)
「大洗丸五水産」にいる会長。
メッセージがありますがたしかに歩道の幅がほとんどないです。写真を撮ってたら車線に出てしまいそう。
ウスヤ精肉店で食べる串かつ
商店街をずーっと抜けて、そろそろ大洗ホテルが見えてくるような頃にあるお肉屋さん。それがウスヤ精肉店です。
トンカツ等の揚げ物メニューが充実しており、その場で食べていくこともできます。劇中でアリクイさんチームが串かつを食べていたお店ということで、ももがーのパネルが置いてあります。
何が凄いって店内の展示。イラストが充実しすぎている。
ここで食べられるものはすべて非常に安いです。安いのに美味しい。そりゃ流行るわ。
そんなわけなのでとても気軽に立ち寄ることができるお店です。食べ歩きにも最適。ちょうどバレンタインの時期だったので、注文をするとももがーのチョコレートがもらえました。
こちらが絶品の串かつです。
揚げたてをいただけるのも醍醐味のひとつ。衣は意外な程に油を吸ってないので、サクサク食べられるのもビックリ。
以前訪れた際はお店の前に机と椅子が並べてありましたが、今回訪問時には横の駐車場に大きなテントが張ってあり、その中で食べることができました。横の壁も覆ってあるので雨の日でも安心してゆっくりできます。さらにストーブも置いてあって非常に快適でした。
ちょうどお昼時に訪れたのでテントの中は満員。人気のほどが伺えます。
チキンカツとハムカツも注文。たまらなく美味い。
三角シベリア
このまま歩いていくとホテルに着いてしまうので、まだ回れていないキャラのパネルを巡ることになりました。
まずは「和菓子森屋」さんで三角シベリアを購入。
カステラとカステラの間に羊羹が挟まれた状態のお菓子です。初めて食べるお菓子でしたが不思議な味わいでした。カステラはカステラ単体でしか食べたことがなかったものの、羊羹と非常に合います。
構造としてはどら焼きの亜種みたいなものかと…。
その後めんたいパークへ行ったり町の反対側まで行ったり、再度ガルパンギャラリーへ行ったりとかなり歩きまわりました。ガルパンギャラリーを出るとあいにくの雨。
「石福青果店」の桃ちゃん。ここに着いた時点でかなりの本降りに。
横にある「お茶の国井屋」さんでお茶を買うつもりでしたが本日定休日でした。
前回訪問時はお休みだった「せんな里」さん。
やっと来ることができました。車庫に福田ァ!がいます。ここも大変魅力的な定食屋さんです…今度来たときはお昼に訪れたい。
このあたりは特に民宿が多いです。砲塔をつけた軽自動車が駐車場に停まっている民宿もありました。
また、ガルパンの網戸を作っているお店もあるようで、民宿や民家の窓を見るとたまにガルパン仕様になっています。
夕食
その後ホテルへ帰還。雨で少し体が冷えたので温泉に入ってさっぱりしました。部屋に戻って最後の夕食をいただきます。
部屋に戻るとまたまたタペストリーが変わってました。
今晩の夕食はあんこう鍋!食べるのは初めてです!
ガルパンプランでは冬の間に宿泊すると夕食にあんこう鍋がつきますが、通常は一泊目の夕食にあんこう鍋がでるようです。今回は最後の日にお楽しみを残しておきたかったので最終日に変更してもらいました。
昼間に買ったお酒をお鍋と一緒にいただく贅沢。
このお酒、なんと今日できたばかりの生酒。個人的に魚介類は日本酒と一緒にいただくのが最高だと思っていて、最後の晩に備えてちゃんと買っておきました。
このお酒、最高にフレッシュでさわやか。鍋と非常に合いました。
とろとろのお肉がたっぷりはいったシチュー。
気になるあんこうのお味は…非常に濃厚でした。
柔らかくて粘りがあり、さらに弾力がすごくて噛み切ろうと思ってもぷるぷるでなかなか噛み切れないほど。特にあん肝がとても美味しく、お酒が進みました。
「食べられない所がない」と言われるように、身はもちろん皮や内臓、エラなど、骨以外は全ていただくことができます。冬の大洗に来たらぜひ味わっていただきたい料理です。
あんこう鍋を食べ終わってから10分くらい放心状態に。
明日帰る準備をしてから就寝。旅館の布団は魔法がかけられているのか不思議と熟睡できます…。
大洗を離れる朝
とうとう帰らなければならない日がやってきてしまった。
昨日に引き続き神磯の鳥居で朝日を迎えます。ただし観光客は昨日よりもかなり増え、100人ほどが朝日を撮影していました。
朝日が出る直前でも星が綺麗に見えるのが良い。
波も比較的穏やかな気がします。
神磯の鳥居で朝日を見た後は、そのまま大洗磯前神社へ参拝するのが一連の流れになっています。
朝食後はレストランでレモンティーを。
三日目の分の戦車ケーキはこんな感じでした。一番下の土台部分、ここにたっぷりクリームが詰まっていて最高。
本当は最終日も昼ごろまでゆっくりしたいところですが、飛行機で帰ろうとするとかなり早い時間に大洗を出発する必要があります。
ちなみに茨城→神戸の飛行機便は朝(8:35発)か、夜(19:45発)の一日二便しかないので、自分たちの場合は帰りの交通手段として使用するのは少々困難です。関東圏か関西圏に移住したいところ。
今回は東京から飛行機を使って帰りました。
最高のおもてなし、本当にありがとうございました。
また利用させていただきます!
おわりに
三泊四日という長行程、しかも複数人での旅行とあまり経験がなかったため不安な面もあった今回の大洗旅。
でも終わってみれば天気にも比較的恵まれ、予定していたところにも行けたし良い思い出になりました。
最終章のほうはまだ一章が公開したばかりという段階で、続きが公開される度に折を見てまた大洗に来たいと思います。町の人も優しい方ばかりで、食べ物も美味しい。大洗へのリピーターが増えるのも納得。
こういう経験ができるのは本当に幸せだと感じています。
おしまい。
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