桜の時期が過ぎ、GWも終わって気温も徐々に高くなってきました。行動するにはいい季節です。
天気のいい週末だったので「からかい上手の高木さん」の舞台訪問と、購入したばかりのサイクルコンピューターのテストを兼ねて小豆島まで行ってきました。
装備
以前行った観音寺ライドからボトルケージやサイクルコンピューターなど、いくつか装備を買い足しました。今回の主な装備は以下。今後も日帰りなら中身は変わらないと思います。
- APIDURA フレームバッグS
- AVEDIO ボトルケージアジャスターII
- PWT ツールボトル(中にCO2インフレーターと替えチューブ、タイヤレバー、手袋)
フレームバッグの中にはチェーンロック、財布、スマホ、モバイルバッテリーや補給食を入れています。2つ目のボトルケージアジャスターはシートチューブ付のボトルケージの位置を下げるために購入しました。フレームバッグを付けるとフレームの三角の中が狭くなるので、こういう器具があると便利です。
今使っている自転車はダウンチューブ下にデフォルトでボトルケージを取り付けられるので、ここにツールボトルを設置。シートチューブとダウンチューブ上のボトルケージは通常のボトルを付けられるようにしています。これで水が多く必要になる夏場も大丈夫。これ以外に着替えやウインドブレーカー、カメラが入ったリュックを持っていきました。
そしてサイコン関係。
- LEZYNE SUPER GPS
- GARMIN スピードセンサー・ケイデンスセンサー
二日前に買ったばかりのサイコンとセンサー。
サイコンの選定についてはこれまた悩んだ結果、値段やバッテリーの持続時間などを考慮してGARMINではなくこれにしました。特に値段の差は大きく、当初買おうとしていたEdge 520Jの半額。両者の機能を比較しても値段ほどの差を感じませんでした。
ただしセンサーについては磁石タイプのものでなく、GARMINの加速度センサーをANT+接続して使っています。SUPER GPSはBluetoothとANT+両方の接続が可能ですが、前者とは相性があまりよくないとレビューにあったのでGARMIN製のものにしました。
小豆島へ
輪行袋やディスクローターカバーなどは一週間ほど前に購入していたものの、肝心のエンド金具が前日に届いたので輪行の練習ができませんでした。なので電車での輪行はとりやめ、自動車にロードバイクを積んでフェリー乗り場まで行くことにしました。
後から思いましたが、手間や移動費などを考えると車で行ける範囲なら車に積んでいったほうが圧倒的に楽。これからもできる限り車載スタイルでいく予定です。車載の前提となる「自分の車にロードバイクが積めるのか」については、前輪を外すだけで大丈夫でした。
高松/ジャンボフェリー乗り場。ここの駐車場はなんと無料です。今回のような車載で目的地付近まで行くスタイルだと非常に助かります。
ただし高松⇔小豆島間のジャンボフェリーの便数は多くないので、往路だけジャンボフェリーを使って、帰りは他のフェリーを使用することにしました。
自転車は車両甲板にこんな感じで固定されます。ちょっと軸に負担がかかりそう。
6時に出港。今日は4時起きなので眠いです…。
1時間ほどで小豆島/坂手港へ到着。
この便は小豆島を経由して神戸へ向かう路線で、高松から直接神戸に向かう深夜便(AM1:00発)と同じくらい混雑してました。小豆島での下船者数を考えるとほとんどが神戸行きだと思います。
今まで深夜便ばかり使っていたので、こんな朝早くから乗る人が多いとは思ってませんでした。
土庄へのんびりライド
小豆島へ着いたので、早速今回の目的地である土庄まで走ります。
今回は小豆島の南側しか走っていないのではっきりしたことは言えないものの、道としては集落→峠→集落という感じで平地と坂が交互に現れます。
勾配はそこまできつくないので比較的走りやすい印象を受けました。ただし交通量は意外に多いです。島だからといって気を抜いていると事故りそう。
早朝の海沿いを走るのって気持ちいい。
ロードバイクを始めてなかったらたぶん気づかなかったと思います。これからも色んな道を走ってみたい。
島のいたるところに海水浴場があります。夏は海水浴客で賑わいそうです。
途中で小豆島オリーブ園に寄りましたが、時間が早すぎて開店前でした。
「からかい上手の高木さん」に登場する中学校のモデルである土庄中学校。
それを一望できる富丘八幡神社に来ました。この神社はちょっとした高台の上にあるので、土庄中学校がある西側だけでなく東側も一望できます。
海を一望できる神社って素晴らしい。人もいないので休憩も兼ねてのんびりできました。
「からかい上手の高木さん」舞台訪問
舞台訪問については別記事でまとめています。
エンジェルロードへ
土庄町は小豆島の南西にある町で、小豆島の玄関口として有名です。フェリーも多く出入りしています。
町全体を通して勾配がほぼないため、自転車での移動は非常に楽です。逆に徒歩でまわるのは時間がかかりそうです。
「有名な場所のはずなのに人がいない?」と思ったけど、干潮の時間ではないので単に訪れてもあまり意味がないからということに後から気づきました。干潮のタイミングだったら賑わっているのでしょうか。
潮が満ちているので道ができていなくて、人がいないので静かな時間が流れていました。
恋人の聖地(血涙)
町中をぶらぶら
単に舞台訪問だけするのもつまらないので、町の中を色々散策しました。
道によっては幅が狭いためロードバイクを降りて歩いて回っています。
世界で1番狭い海峡としてギネス認定を受けている土渕(どふち)海峡。
小豆島本島(渕崎)と前島(土庄)の間を流れる全長2.5キロの海峡で、1番狭いところは幅9.93メートルしかありません。もう海峡というよりは川のレベル。この橋?も渡ったけど、これで海峡を制覇したことになるのかな。
毎年11月に開催される瀬戸内海タートルマラソンでは、ここが出発点となっているようです。
小豆島は島としてはかなり大きいので、単に町中を歩いていても島にいるという実感があまり湧きません。しかし、海沿いとか港とか、ちょっとした風景にふと島を感じることがあります。そのギャップが好きなのかもしれません。
今まで島にあまり行ったことがなかったので島というもののイメージがあまり掴めていない中で、それでもなんとなく頭の中にある「島」の風景が小豆島には広がっています。
下り坂の向こう側に海が広がっている。
このあたりは舞台となった場所が集まっている中で、結局ほかの舞台訪問者とは遭遇しませんでした。
そのかわりロードバイク勢には沢山遭遇しました。小豆島は一周するもよし、ヒルクライムしてもよしというロードバイク乗りにとっては有名な場所のようです。
ネットで見かけた「ロードバイクを自立させる方法」をやってみました。
綺麗な風景を背景に愛車を撮影したい!と思う機会は多いものの、まわりに立てかけるものがない場合、スタンドが付いてないロードバイクを自立させるのは困難です。
ペダルをヘルメットの上部にひっかけるとうまく自立するらしいので、試行錯誤しながら自立させたあとに撮影。はじめてにしてはうまくできたのではないだろうか。
それにしてもぽかぽか陽気で過ごしやすいです。
夏は夏でライドすると気持ちよさそうですが、やはり暑いので今の時期が一番いいです。
温泉へ
舞台訪問を終えてぶらぶらしていると温泉を見つけたので入ることにしました。オリーブ温泉というそのままなネーミング。
【定休日】なし(不定休)
【料金】大人¥700
【その他】土庄港より送迎バス5分
マルナカに併設されている温泉で、中はかなり広々としています。露天風呂もあってゆっくりできました。
15時くらいに遅めの昼食をとりました。
このお店に入ったとき店員さんたちが二人とも寝てました(笑)やはり島ということだけあって全体がのんびりしています。
帰路
帰りは高松への便数が多い土庄港からのフェリーに乗ります。
便は一時間に一本程度あるので予定が立てやすいです。ちょっと前倒しで帰ったり、逆にライドが長引いたから少し遅めに予定変更するとかもやりやすいのが便利です。
フェリーに乗る前に、お土産屋でオリーブオイル買いました。
このフェリーでは自転車をこのように固定するようです。比較的扱いが優しめ。
船室が観光客でいっぱいだったので、出港からしばらくは甲板に出て海を眺めてました。
高松港へ帰還。小豆島は散策していて楽しく、島ののんびりとした雰囲気と合わさってとても楽しい時間を過ごせました。今度訪れる時はぜひ島を一周してみたいです。
今回、初めて「自動車+フェリー+ロードバイク」という組み合わせで遠出した結果、思ったよりも快適でした。特に旅行先で自分のロードバイクで走ることができるというのは気持ちよかったです。今までは自宅からロードバイクオンリーでどこか行くということしかやってなかったのが、自分の自動車にロードバイクが積めるということもわかったので、これからは行動範囲が大幅に広がりそうです。
今回の目的のひとつだったサイクルコンピューターのテストについては、稼働時間の確認もしたかったのでライド以外の時間も一時停止などは行わずGPSをずっとオンにしていました。その結果、約8時間稼働して残バッテリーは60%。これなら1日ずっと走り続けてもバッテリー切れの心配はなさそうです。連続稼働時間についてはあらかじめ仕様で確認はしていたものの、やはり実際に使ってみないと分かりません。ログも問題なく取得できていたので満足です。
おしまい。
コメント