【寒霞渓ヒルクライム~こまめ食堂】グラベルロードで冬の小豆島を走ってきた

先週、初のヒルクライムとして四国カルストに行ってきました。

この体験を通して、徒歩じゃなくて自転車で山登るのもなかなか面白いじゃないか…と気づいたことが今回の訪問のきっかけです。

この日は翌日に別件の用事があり、がっつり遠出して走るのはちょっと避けたいところでした。

そこで見つけたのが、比較的アクセスしやすい場所にある小豆島、その中央に位置する寒霞渓です。小豆島自体は島を一周ぐるっと回る「マメイチ」が有名で、それと同じくらいロードバイク乗りにとって魅力的なのがこの寒霞渓ヒルクライムなのです。

小豆島地図

寒霞渓には東西南北と4つのルートが準備されています。

  • 南ルート:走行距離15.3km、平均勾配4.0%。
  • 東ルート:走行距離12.8km、平均勾配4.8%。
  • 西ルート:走行距離10.5km、最大勾配18%の箇所あり。
  • 北ルート:走行距離9.1km、平均勾配6.7%。

レースなんかでは北ルートが使われるそうです。今回は初めて登ってみるということもあり、初心者向けの南ルートを選択しました。

もくじ

寒霞渓ヒルクライム

高松から土庄港に向かう道筋はいつもと同じなのでカット。

今の時期はちょうど寒霞渓の紅葉シーズンで、フェリーは朝から多くの観光客で賑わっていました。

まずは土庄港から南ルートのスタート地点である草壁港まで、国道436号沿いに15kmほど走ります。小豆島を一周するコースでも通る道ですが、所々にアップダウンがあるので油断できません。

国道436号から県道29号へ接続し、「寒霞渓ブルーライン」に入ります。ここからヒルクライムが始まるわけですが、南ルートで一番きつかったのが内界ダムまでの上りでした。ログを確認したら最大勾配が15%ほどあり、出鼻をくじかれる形に。

ただ、ここを過ぎれば一気に楽になります。ここから頂上まではひたすら緩かやな坂を登っていく形となり、勾配は6%ほどまで落ち込みます。

途中の分岐で左に進めばロープウェイ乗り場に行くことができます。寒霞渓の頂上まで一気に向かうことができるのですが、今回は自力で頂上にたどり着くのが目的なのでスルー。

そして坂道と格闘すること数十分後…。

寒霞渓の頂上に到着しました。

本当は上っている最中の写真も撮りたかったものの、ひたすら坂を上っている最中にそんな余裕はない。

そもそも撮影のためには安全のために一旦自転車を停めなければならないし、頂上に着くまでは軽いギアでひたすら回すことに専念してました。

上っている最中も、草壁港方面の景色が素晴らしかった記憶があるけどそれどころじゃありませんでした。後悔はしていない。

早速頂上付近を散策します。

紅葉とヒルクライムを楽しみに来ている方は結構多いようです。上っているときも何人かと遭遇しました。

きれー。

眼下には草壁の町並みが小さく見えました。

今が紅葉の見頃の時期のようで、特に西の方角の山々が綺麗に色づいているのが確認できます。

この日は昼を過ぎてから次第に雲が出てきてしまったせいで、陽の光を浴びて光っている木々を見れたのはこの時間帯だけでした。それでも、自分の脚で上ってきた達成感も合わさって、景色がより美しく見えました。

ここからロープウェイを使って下山するわけにもいかないので、観光客でごった返している頂上を後にしてライドを再開します。

下りは最大勾配が18%もある西ルートを選択。ここを通れば帰りのフェリーの乗り場である土庄港に近いというメリットがあります。

上りに使った南ルートも同様で、この時期は道路に落ち葉が沢山溜まっているので特にスピードを出しているときは十分注意する必要があります。

ただ、落ち葉の上を走るということ自体は秋を感じる気がして好き。

坂手方面を眺める。

頂上まで来たしもう後は下るだけとか思ってたけど、鷹取展望台~美しの原高原までが10%を越す上りばっかりで、なかなか脚にきました。

その分景色は良いけどね!

そしてお待ちかねの勾配18%ゾーンに突入。

もちろん全区間を通して勾配が18%あるわけではないものの、どこを切り取ってみても下りで使うには怖い場面が多かった印象です。すぐにスピードが出すぎてしまうため、終始ブレーキは握りっぱなし。カーブも多いです。

遅めのお昼

土庄港への帰り道、お腹も空いていたのでこまめ食堂に寄り道しました。

前回は平日に行ったので比較的空いてのに対し、今回は思いっきり混んでました。整理券を渡され、店内に入れたのは到着から30分後。

自転車乗りの方も多く来店されており、改めてこのお店の人気度に驚かされました。

今回は前回注文しなかった「オリーブ牛ハンバーガーセット(¥1,100)」を注文。ドリンクは好きなものを選べます。

実は昼間に何も食べてなかったこともあり、疲れた身体にはちょうどいい補給になりました。土庄港からも近いですし、千枚田の散策と合わせて訪店するのがおすすめです。

あっという間に食べ終えたので、そろそろ帰路へつきます。

疲れすぎて帰りのフェリーの中で寝てました。

次は新緑の季節に上りに来たいと思ってます。その時は2回上って2回下るという、東西南北コース一日制覇というのもやってみたい。

おしまい。


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