この記事では、TADA No.275の使用について書いています。
外観
色については前回の記事でご紹介した通り、「響け!ユーフォニアム」に登場する北宇治高校の夏服の色をメインにしています。
フレームの色以外については、基本的に黒一色で統一しています。
これは、端部を黒色でまとめると全体が締まってみえるような気がしたためです。ただ、自転車のパーツってそもそも黒色が多いので、特に意識しなくても自動的にこんな感じになったかもしれません。
これらの配色によって、ロードバイクという厳つい見た目の中に瑞々しさを表現できたのかなと思ってます。
結果的に海辺とか空などの、”自然にある青さ”と相性が良い見た目になりました。一つ挙げるとすれば、晴れているときの瀬戸内海などでは最高に景色と合いそうです。
フレームの注文内容は以下のとおりです。
- フレームサイズ56のロングライド向け
- 1と1/8インチのクロモリ熱処理パイプ使用
- ダボ穴なし(キャリアは装着しない)
- ケーブルはトップチューブ内装式
- 振動吸収目的でシートステイに曲げ加工
- ストレートフォーク
- フレームバッグ装着のためボトルケージ台座は可能な限り下に配置
キャリアやダボ穴については、すでに所持しているグラベルロードJARI1.5の方で十分対応しているので、TADA車は不要な部分を排除した完全なロードレーサーとしてオーダーしました。
シートステイに曲げ加工がしてあるので振動吸収性が向上しています。
長距離を走ってもあまり疲れないことを期待。これ以外にもボトルケージ台座の位置やトップチューブのケーブル内装など、バッグ類を装着してロングライドをする場合のことを考慮しました。
フロントビュー。見た目的にかなりすっきりしているのがわかります。
TADA車の顔とも言えるマーク部のデザインが美しすぎます!なお、真ん中にあるロゴは「唯」の漢字を表現したものになっています。マーク一つとっても、オーダーフレームならではのお洒落感が見事に表されています。
パーツ類
コンポーネント:R8000 Ultegra
コンポはUltegraの最新版であるR8000のグループセットでまとめました。予算との兼ね合いもあったのですが、前述の通りパーツ類は黒一色ということを踏まえつつ、グレードの高いものを選びました。
ホイール:Fulcrum Racing Zero
ホイールについては最後まで悩みました。
そもそもアルミにするか、カーボンにするかでもかなり自分の中で意見が別れましたし、当然ながら予算の問題もありました。ホイールは自転車のパーツの中では最も値段が高いため、選定には慎重にならざるを得ませんでした。
”黒一色”であることを考えると、fulcrum racing zero carbonが最上位の候補に上がったものの、値段を見て候補から外しました(笑)。あとカーボンホイールは扱う上でかなり神経質になる場合があることなど、様々な要因から結果的にアルミ製のハイグレードモデルを買うことにし、このホイールを選定。
Fulcrum Racing Zeroはアルミホイール最高峰と評判がよく、高い剛性と優れた加速性能から、ロングライドやツーリング、ヒルクライムから単なるちょっとした移動手段までどんな用途にも対応できるという強みがあるそうです。
あとから良いホイールに交換するよりは、初めから完成度の高いものを選んだほうがいいと思いました。これからガンガン使っていくし、「ホイールだけはお金を出した方がいいよ」という声もあったので。
タイヤ:Continental Grand Prix 4000S II
定番とも言えるタイヤ。
今回初めて25cのタイヤを購入するにあたり色々調べた結果、このタイヤが定番で一番使い勝手が良いという意見が多かったので選びました。
ステム:Thomson Elite X2
ステムには高精度で有名なThomsonのものを選びました。
カラーはユーフォニアム(金管楽器)を意識したシルバーにしています。アニメ版に準拠するならシルバーでなくゴールドになるところだけど金色だと派手すぎるし、そもそも金色のラインナップがないということで…。
ご覧の通り金属光沢が美しい製品で、見ているだけでも満足感があります。フレームのホリゾンタルと合わせるために角度は17°のものを選んでいます。
シートポスト:Thomson Elite Inline
シートポストも、ステムと同様にThomson製。ただし、こちらはサドルの色と合わせるために黒色にしています。
ステムやシートポストはあらゆるメーカーが出しており、正直どれを買えばいいのか分からない状態がしばらく続いていたため、ほぼ毎日Wiggleの画面とにらめっこしてました。
サドル:Fizik Arione R1
サドルについても非常に種類が多く、形状や大きさによって様々な製品が存在します。
また、お尻の形は人によって異なるため、万人に合う製品はないというのが一般的。選ぶのが難しいところなのですが、JARI1.5で使っているような細めのものを選びました。あとは走りながら取り付け位置の調整などで対応する予定です。
ヘッドパーツ:Chris King Nothreadset
ヘッドパーツは性能がいいと評判のChris Kingのものです。色はステムの色と合わせてシルバーにしています。
ハンドルバー:Fizik Cyrano R3 Snake
ハンドルバーもアルミとカーボンのものがあって、正直違いが分からないのでお手頃なアルミのものにしました。当然ながら幅は自分の肩幅に合わせています。
また、Cyrano R3は乗る人の脊椎の柔軟性に合わせて3種類が販売されています。柔軟性の低い順からBull、Chameleon、Snakeとなり、それぞれリーチやドロップが異なります。
念のためFizikの柔軟性チェックをしてみたところ、Snakeに該当したのでこれを選びました。
バーテープ:LIZARD SKINS DSP2.5
バーテープに何を求めるかによるかは人それぞれなので、自分は振動吸収+滑りにくさを重視しました。
LIZARD SKINSの製品はいわゆる高級な部類に入るものの、その性能の高さは折り紙付き。実際走ってみて、手に吸い付くような独特の感覚が気に入ってます。
ケーブル:日泉ケーブル アウター+SP31
はい出ました日泉ケーブル。
ケーブルならこれ!と呼ばれるくらい、交換前と交換後ではシフトやブレーキの引きが格段に向上するケーブルです。すでにJARI1.5にもインストールしていて、せっかくなのでTADA車には最初から搭載しました。
柔軟性が高いので、ヘッドパーツの旋回性能と合わさってハンドリングが非常に軽快です。
マウント:レックマウント TYPE 19α
ハンドル周りをすっきりさせるために導入。
ライトとサイコンを上下に配置できるので、ハンドルバーの上をほぼ何もない状態にできます。見た目がかっこいい(重要)のが決め手になりました。
剛性もなかなか高そうなので、走ってるときに緩むことはないと信じたい。
こうしてまとめてみると、全体的に「最初から良い機材を導入する」というスタイルで選定したものがほとんどです。現時点では、これが自分が考える最上のパーツ類かなと思ってます。
パーツ選びはなかなか難しい思いをしたものの、一つ一つ選んでいく作業は非常に楽しいものでしたし、フレームに組み付けられて最終的に1台の自転車として完成したのを見たときの感動は、ひときわ大きいものでした。
これからよろしくね!
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