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【行者還避難小屋~深仙小屋】「大峯奥駈道」吉野から熊野本宮への修行道を歩いてきた Part 2/4

役行者によってひらかれた山岳信仰の道「大峯奥駈道」を吉野から本宮大社まで三泊四日で縦走してきました。

本記事は行程2日目である行者還避難小屋から深仙小屋までをまとめています。

【登山日:2018年4月28日~5月1日】

行者還避難小屋→弥山小屋

縦走2日目。

4時に起きて朝食を食べ、4時30分に出発。この時期の日の出の時間は5時くらいなので出発してすぐに明るくなります。

もう少し早めに歩き始めてもいいですが、ヘッドランプの灯りだけで長時間歩くのは個人的には苦手です…。岩場とかは特に。

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行者還避難小屋から二時間ほど歩くと奥駈道出合という場所に着きます。これから向かう八経ヶ岳は日帰り登山ができる百名山として有名で、主に関西の方が多く訪れる場所のようです。この出合のすぐ下の方に駐車場があり、そこから歩く方が大勢いらっしゃるみたいですね。ここから一気に登山者の数が増えました。

八経ヶ岳の手前にある弥山小屋はジュースやお菓子などを購入できるほか、宿泊も可能なためなおさら訪れる人が多いです。

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弁天の森から見た弥山小屋。ここから弥山まで300mほど登ることになります。今日最初の山場。

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理源大師像からの上りが本当に辛く、朝の元気がいきなり失われそうでした。

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なんとか弥山小屋に到着。

急登に加え、木製の階段が延々と続くのでかなり膝にきます。

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休憩もそこそこにまずは弥山山頂へ。

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弥山山頂からの展望は素晴らしい!これから向かう八経ヶ岳もよく見えます。

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弥山小屋全景。

宿泊スペースが多く、山小屋としてはかなり充実してます。

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ここは飲み物系の種類が豊富で、なんとビールも売ってます。

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水分と食料を購入。二泊三日に行程を延長したことで夕食が足りなくなるところでしたが、ここで色々購入できるよと昨晩聞いてたので当てにしてました。

何度も書きますが、大峯奥駈道の水場は枯れることがあるため水分を補給できる機会があったら最大まで補給しておくことをお勧めします。

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だいぶ落ち着いたので八経ヶ岳へ向けて出発。

弥山小屋→釈迦ヶ岳

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40分ほどで隣の八経ヶ岳へ着きました。予想通りかなりの数の登山者で山頂はいっぱい。お話を伺うとここから奥駈道出合まで戻って日帰りという方が大半でした。というわけでここから先はまた一人きりで歩くことになります。

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向こうに見えるのが今日の目標地点である釈迦ヶ岳。宿泊する深仙小屋は釈迦ヶ岳のすぐ下にありますので、釈迦ヶ岳に着けば実質今日の行程が終了です(そこまでが長いけど)

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ここからはしばらく標高を徐々に下げながらアップダウンを繰り返すという点では今までのパターンと同様ですが、倒木が非常に多いです。

しかも道を塞ぐように倒れている木がほとんどのため、木を跨ぐか迂回しなければなりません。急登のときに倒木があるとつらい。

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たまに景色のいい場所を通りますが、疲労で景色を楽しむどころではありませんでした…。

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このあたりは比較的なだらかである程度場所が開けているため、幕営するには適しています。次の楊枝ヶ宿小屋付近にはあまりスペースがありません。

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楊枝ヶ宿小屋。近くに水場がありますが枯れていました。

中は広く結構な人数が泊まれそうです。

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楊枝ヶ宿小屋から一時間ほど歩いた場所にある鳥の水。釈迦ヶ岳の上りに向かう前に補給しておきたいところです。(ただし午後は枯れやすいとか)

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遠くの方にすごい形をした岩場を見つけました。人が立ち入ったことがない森という雰囲気がします。

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釈迦ヶ岳の手前は切り立った崖になっており、さらに場所によっては道が笹で完全に覆われているため足の踏み場に気をつけないと転落します。

足場の不安定さに加え、今日一番の急登が待ち構えていたために全然スピードが出ませんでした。疲れたときの歩き方を身に着けたほうがいいですね。

釈迦ヶ岳→深仙小屋

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くたくたになりながらなんとか釈迦ヶ岳山頂に到着。意外にも山頂は人でいっぱいでした。

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ここ釈迦ヶ岳は200名山ですが、すぐ下に登山口があり駐車場から3時間程度で山頂まで来ることができるそうです。

釈迦ヶ岳から西へ下るとかくし水(水場)があり、ここは豊富な水量が得られるとのことなのでここでしっかり補給したほうがいいでしょう。かくし水付近で幕営も可能です。

深仙小屋(南へ下る)付近にも水場はありますが、水量が乏しいため当てにするのはやめたほうがいいかと思います。今回はそこで無事に補給ができましたが、かくし水のほうが確実です。

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今まで歩いてきた道が見える。

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深仙小屋へ下っている途中、進行方向側に行場として有名な大日岳が見えます。

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深仙小屋到着。今日も頑張った!

深仙小屋内は寝れて7人程度といったところです。この日は最終的に自分を入れて四人が小屋内で寝ることになりました。

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深仙小屋付近の水場は歩いて一分もかかりませんが、いかんせん水量があまりありません。

ここで水分を補給するほか、Tシャツやベースレイヤーなどを洗いました。

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この日はどうやら満月のようです。

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早速、弥山小屋で購入したカップ麺を食べました。

なんてことない食べ物ですが、山で疲れた身体にとってはこれ以上ないごちそうです。

明日に備えて19時ごろ就寝。疲労回復には睡眠が一番ですね…。

縦走2日目終了:行者還避難小屋→深仙小屋 / 11時間4分

3日目に続きます。

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