2021年1月7日に発売された、あfろ先生による漫画「ゆるキャン△」11巻の舞台訪問記録です。
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作中に登場したキャンプ場及びアプト式列車を除いた場所のみ記載しています。もっとも、11巻に登場する「アプトいちしろキャンプ場」の営業期間は3月第3土曜日~11月月末のため、今の時期は利用することができません。
なお、登場する場所が非常に多いためPart 1と2に分割しています。本記事は11巻の第60話~63話についてまとめています。
11巻 Part 1(第58~59話)の舞台訪問記録はこちら。
- 本作の重大なネタバレを含みますのでご注意ください
- 掲載している店内の写真は全て許可を得た上で撮影しています
- 巡礼や撮影はマナーを守って行うようにしましょう
奥大井湖上駅
第60話「焚き火と谷の夕暮れ」で、なでしこが訪問した有名な駅。まるで湖の上に浮かんでいるかのように見えることから、他にはない神秘的な雰囲気に包まれています。
最寄りの駐車場は一応ありますが、駐車台数は6~7台程度と非常に少ない上、電車利用以外で駅まで行くにはかなりの階段を上り下りしなくてはなりません(徒歩15分程度)。
少し離れますが、湖の上流側に長島公園駐車場という広い駐車場があるので、車やバイクをそこに止めてから歩くのが確実です。ちなみに、すぐ脇を走っている県道388号からは駅周辺がよく見渡せますが、駐停車は禁止されているので注意。
寸又峡
第62話「おサルは温泉に浸かるため吊り橋を渡るのか」で、なでしこたち3人がキャンプ後に訪問した場所です。
寸又峡は大井川の支流、寸又川の峡谷のことを指しますが、ここは大井川周辺でおそらく最も有名な観光地ではないでしょうか。大間ダム湖に架かっている夢の吊橋を中心に宿や飲食店、温泉が広がっています。単に舞台訪問というだけでなく、散策しているだけでも面白い場所なのが特徴の一つ。
奥大井の中心地である千頭駅からは、1日5本と数は少ないものの路線バスも走っています。作中でなでしこが乗っていたように、公共交通機関を利用しての訪問が可能です。マイカー等で行く場合は峠道を通ることになるものの、比較的運転しやすい広さなので特に問題はないかと。
ちなみに、寸又峡での駐車料金は車が¥500、バイクが¥200のようです。
寸又峡温泉周辺
寸又峡温泉~夢の吊橋
寸又峡温泉から夢の吊橋までは徒歩で片道約30分を要します。
また、夢の吊橋は一方通行となっていて、一度渡るとその先にある飛龍橋を経て周遊するコース(約30分)を歩く必要があるため、戻ってくるまでには約90分かかります。夢の吊橋から飛龍橋まではそこそこの上りが続くため、時間には余裕を持って散策することをおすすめします。
さらに、観光シーズン(夏や紅葉の時期)になると夢の吊橋を訪れる人がめちゃくちゃ多くなるため、吊橋を渡るまでに100分待ちとかも普通にあります。去年のこの時期に訪問した際は60分くらい待ってようやく吊橋の入り口にたどり着けたし、混む時期はさらに混むとのことなので、朝早い時間とかを狙って訪れるのがよさげ。
夢の吊橋
紅竹食堂
夢の吊橋を渡り終わった3人が食事をとったお店。
寸又峡温泉のほぼ中心部にあるため、ちょっと立ち寄るのに便利です。
渓流そばは、ヤマメの唐揚げや山菜、天ぷら、イナゴの佃煮(普通の佃煮にも変更できます)が入って¥1,300。
温かいつゆが季節柄いっそう美味しく、地元産のヤマメを丸かじりしながらそばをすするともう堪えられません。イナゴの佃煮も昆虫っぽさは皆無で食べやすく、全体を通して満足度が高い一品です。
美人づくりの湯
3人が食後に入った日帰り温泉。料金は大人¥400で、「入浴できます」の看板が出ていたら営業中です。
美肌効果抜群の名の通り、泉質は、硫化水素系・単純硫黄泉。入っている最中のぬるぬる感が強く、湯から上がった後は肌がつるつるになってました。
寸又峡温泉 町営露天風呂 美女づくりの湯 | 大井川で逢いましょう。
塩郷の吊橋~塩郷駅
塩郷の吊橋
第63話「それじゃあまた、いつか」で、寸又峡を後にした3人が立ち寄った吊橋です。
駐車場は複数あります。
長さがなんと220mもあり、大井川で一番長い吊り橋だそうです。大井川だけでなく民家や線路をまたぐように架かっていることが特徴で、大井川鐵道のSLが通過する時間帯になると多くの人で賑わうとのこと。
電車とか汽車って線路脇から眺めることがほとんどだと思うけど、こんな風に線路の上に架かる吊り橋から眺められるなんてロマンチックすぎる。
塩郷駅
塩郷の吊橋のすぐ近くにある、大井川鐵道大井川本線の駅です。
蓬莱橋
3人が最後に訪れた場所。
もともとは牧之原台地の開墾のため、明治12(1879)年に架けられた農業用の橋だそうですが、現在も農道として利用されています。全長897.4m、通行幅2.4mの木造歩道橋で、「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてギネスにも認定されているほどのもの。
歴史的だけでなくパワースポットとしても知られており、長い木=長生きの橋、全長897.4(やくなし=厄無し)の語呂合わせで縁起のいい橋として人気があるそうです。通行料金は¥100。橋のたもとに料金箱があり、そこに入れる形になります。
作中ではキャンプの最後に訪れた橋なわけですが、今回は逆に日の出と同時に訪問してみました。
朝日に包まれる橋はとても神々しく、そして頭上には快晴が広がる。この日もまた良い1日になることを確認しながら奥大井への移動を開始したのが印象に残っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ゆるキャン△で登場する場所はどれも「あ、こんな素敵な場所があったんだ」と気づかせてくれるようなところばかりで、実際に訪問してみると尚更そう感じます。作品を楽しむ上で、ぜひここに自分も行ってみたいと思わせるような部分が多いのはやはり楽しいもの。これからも、舞台となった場所を訪問することは続けていくつもりです。
物語の続きとしては静岡を離れ、再度山梨の方へ移っているようです。季節はまだ完全に冬ですが、春になるにつれてまた山梨の方へ行けたらいいな…と計画していたり。今後の展開が気になって仕方ありません。
おわり。
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