TAMAISM

旅の記録とか、舞台訪問とか。(旧 OFFTAMA)

【桜島】春の鹿児島~熊本温泉ライド Part 1/3 (@鹿児島県鹿児島市)

九州へ

今回の舞台は九州です。

これは特に前々から決めていたわけではなくて、先週新潟に行ったので今週は反対方向へ行きたかったという単純な理由によります。九州は春にしては少し気温が高めの日が続いており、先週との気温的な落差を楽しめるのではないか、というのも理由の一つ。身体の方はなんかバグを起こしそうですが、まあ行きたくなったんだから仕方ない。

今回向かうことになる鹿児島の最高気温は23℃もあるということで、それをもとに服装を決めました。

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2泊3日の行程においてはとにかく宿泊地が重要になってきますが、これも以前から泊まってみたかった旅館をピックアップして滞りなく予約が完了。

これが有名な場所とかだったら比較的直前で予約を取るのは難しいものの、自分の趣味である鄙びた宿ではその心配はあまりありません。どちらかというと、古い宿はすでに営業を辞めている場合があるので、それを危惧しなくてはならないくらいかな。

もちろん、その日の行程次第で突発的に宿を決めてもいいのですが、せっかく宿泊することが確定しているのだから、自分が好きな旅館に泊まりたいものですよね。まあ、状況に応じて行程は都度切り替えていきたいものですが。

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鹿児島空港にはサイクルスタンドがあって輪行に便利です

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桜島は霞の中

というわけでサクッと鹿児島に到着。

鹿児島空港から今日泊まることになる薩摩川内市までの距離はそれほど遠くなく、ただ普通に走っていってもつまらないので寄り道をしていきます。鹿児島空港で3秒くらい考えた結果、鹿児島湾を時計わまりに進んで桜島を通過し、フェリーで鹿児島市街へ移って北上するというプランにしました。

午前中はそれほど天気が良くないものの、海沿いを風を切って走っていくのに気持ちがいいのは変わりがない。ほぼ海岸線に沿って走っている国道220号がまた気持ちがいい道でね。ほとんど高低差がないのでスピードも維持できるし、常に海風が頬を撫でてくるので必然的に海の存在を感じることができる。

走ってるうちに潮の匂いもしてきたし、先週のライドのテーマが山なら今回は海だ。気分転換になるという意味でも、今回鹿児島県をチョイスして正解だった。

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で、桜島ですが。

桜島自体には数年前に訪れたことがあって、あのときは確か徒歩で外周をそこそこ歩いた経験があります。外周なのになんかアップダウンが多いな…とか疑問に思った記憶は間違ってなくて、桜島をぐるっと回るコースはほぼ平地が存在しないのがちょっと辛い。もっとも、桜島は火山活動によって形成された島だし、あちこち隆起しているのは当然といえば当然なんですよね。

同じ海沿いでも、日本各地によって露骨に地形が違うのはやはり面白いものがある。

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灰すくりーむを食す

途中のカフェでは桜島というか鹿児島名物(?)である火山灰を模したアイスクリームが売っていて、これがどうにも気になったので寄ってみることに。というかこの時点で朝食すら食べていなかったし、休憩をするにはそれこそちょうどいい。

このアイスクリーム、もちろん灰そのものがかかっているわけではなくて、舐めてみたところ「甘くもなく辛くもない」ような食感で材質は正直謎でした。でもキンキンに冷えたアイスクリームとの相性は抜群に良くて、今年に入って初めて身体が味わうような暑さの中でいただくともう堪りません。定員さんもノリがよくて、灰だけに「灰ストップ!」というまで上から灰をかけ続けてくれるという面白いシステムです。

というか、鹿児島って暑すぎませんかね…?

体感的にはもうすでに春を通り越して夏が来たレベル。(毎年言ってるけど)こんなんでこれからの夏シーズンを無事に乗り切れるのだろうか。

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桜島のフェリー乗り場はまるで高速道路のICみたいになっていて、車や自転車はここで料金を払ってすぐフェリーに乗り込む形になっています。

そして、そのままの勢いで桜島のフェリー乗り場に到着。ここからはフェリーで対岸の鹿児島港に向かうことになります。

徒歩客については専用の受付を通ってフェリーに乗り込むのに対し、自転車や車、バイクなどの乗り物に乗っている場合は乗り口が異なっている様子。最初はこれが分からなくて、徒歩客用の受付の方に行ってしまってました…。

気を取り直してフェリーの金額について触れておくと、鹿児島港から桜島間の料金は、人間+ロードバイクの合計で片道¥330と激安です。しかも所要時間は約15分と短くて、両者の行き来はかなり手軽にできると言えますね。特に鹿児島港の方は新幹線の鹿児島中央駅からも近いので、輪行解除してそのままフェリーにも乗りやすいのもGood。

高速道路のICみたいな受付もよく考えてみればわかりやすくて、料金を払えばそのまま自走でフェリーに乗ることができるというメリットがあってとっても便利でした。いちいちロードバイクの元に戻る必要がないので、よく考えられていると思います。

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フェリーに乗り込んだら、あとは気ままな海の旅。

ロードバイクに乗ることなく移動できる…というものは電車や飛行機など色々あるものの、その中でも一際旅に向いているのが船での移動だと思います。確かに他の交通機関に比べれば速度は遅いけど、その分周りの景色をじっくり楽しめるという良さがある。他にも直に風を感じることができたり、海面との距離が近いので海の動き(波とか)を観察しやすいなど、個人的には時間が許すなら船に乗っての移動をバンバンやっていきたいという気持ちがありますね。なんせ乗っていて気持ちがいいし。

話は変わりますが、自分が今までに乗ってきた船といえば、広島を始めとしてどちらかというと短距離のものが多いです。長距離になるとご存知のように日本海を横断したり、太平洋を渡ったりと一日以上の日数が必要になるものもあったりして奥が深い。そういう場合には現地での行動時間を優先してしまって飛行機を選択してしまいがちになるのですが、いつかはそういうフェリーにも乗ってみたいものです。

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フェリーに並走している小舟もいたりして実に平和

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鹿児島市街に到着

鹿児島市街に到着した時点で、時刻は昼過ぎ。

さっき食べたアイスクリームだけでは正直行って空腹過ぎたけど、今日の宿での夕食の量が多めというのを予約時に聞いていたので、ここであまり食べ過ぎるのはやめておきました。空腹は最高の調味料というし、ある意味でこれはいい選択だったのではなかろうか。

もちろん、ハンガーノックになるのは困るので水分補給と簡単な栄養補給だけはきっちりやっておきました。

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実は鹿児島市街地には路面電車が走っており、比較的どこでも見ることが可能です。

写真に写っているのは鹿児島市電600形(標準塗装)と呼ばれるもので、調べた感じではこれ以外にもたくさん種類があるみたい。外観は思いっきり近未来的なものから昔風のものまで幅広くて、これならただ市内を散策しているだけでも風景に飽きることはなさそうだ。

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それにしても、今回訪れた地の先々では新緑や色鮮やかな花が目立つような気がする。

日本の南の方に位置しているだけあって、こころなしかここだけ季節が早めに進んでいるような気がしますね。日中の気温は午前中から更に上がってて暑いくらいだし、目に入ってくる植物の鮮やかさは4月のそれではない。

そう考えると、なんか夏を先取りできたような気分でお得感がある。ようやく2021年も活動的な季節になってきたな…。

で、今回は鹿児島市街はほとんど滞在せずにスルーしました。久しぶりに鹿児島中央駅とか行きたかったけど、旅館に到着する時間のことを考えるとそろそろ走り始めたほうがよさげ。

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山が多いということは、坂道ばっかりということです

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鹿児島市街から薩摩川内市へは、ほぼほぼまっすぐ北へ進んでいけばOK。

しかし、事前に地図上でルートを確認するだけでは分からなかった部分がここにきて現れてきて、予想外の坂の多さに結構やられてしまう始末でした。

鹿児島って坂多いんですね…。

しかも上って下ってまた上って、がとにかく連続してくるので、装備(と自分)の重さが本格的に響いてくる。でも特に時間制限がある行程でもないので、疲れたら休むモードになりながらのんびり走ってました。

今日の宿を既に決めている以上、求められるのはスピードではなく確実に宿に到着すること。なので焦りは禁物というわけで、それよりは道を見極めながら安全に走る方がよっぽど大事ですな。

自分はトラブルに遭遇したも常にリカバリが可能になるように旅を組んでいて、ロードバイクの装備についてもそれが現れていると思ってます。日常のメンテナンスは当然として、タイヤやチューブがまず(重いけど)パンクしにくいものを選んでいるし、仮にパンクしたとしても修理するキットや輪行袋も当たり前ですが常備している。これだけロードバイクによる旅を繰り返しているとそういうものも次第に洗練されてくるもので、何が言いたいのかというと予め準備するのは大事だということ。

旅の道中に何が起きたら困るのかを事前に考えておいて、それを回避するような対策をする。言葉にすれば当たり前だろって話なんですけど、これを意識するのとしないのとでは旅の充実度がまるで違ってくるので。

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無事にみどり屋旅館に到着

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旅館の前の川には、でかい鯉が何匹も泳いでました

そんな感じで、想定していた通りの時間に今日の宿であるみどり屋旅館に到着。

みどり屋旅館についての宿泊記録は、別記事でまとめています。

みどり屋で過ごす時間はもうほんとに最高でしたというところで、次回に続きます。