【五島列島 頭ヶ島~青砂ヶ浦~矢堅目~蛤浜】ロードバイクで祈りの島のカトリック教会を巡ってきた Part 1/3

そうだ、ちょっと五島列島に行こう。

というわけで、今回はロードバイクで五島列島のカトリック教会を主に巡ってきました。

その理由は単純で、普段自分が旅先で目当てにしている「神社」ではなく、キリスト教の「教会」を目にしたくなったから。日本の信仰とは一味違った西洋の信仰が残っているのが長崎県であり、もっというと五島列島なんです。

地形の中でも"島"が好きな自分としては、五島列島はもちろんいつか行きたい場所リストに入れていたところ。思い立ったが吉日ということで、行きたくなったときが行き時だ。そこに距離的な遠さは関係ない。

もくじ

カトリックの島々

歴史の授業でも習った通り、イエズス会宣教師のフランシスコ・ザビエルによって日本にキリスト教が伝わったのは1549年。

九州地方を中心に急速にキリスト教は広まり、一部ではキリシタン大名も誕生したものの豊臣政権、徳川政権と立て続けに禁教令が発布され、大半の宣教師を海外に追放するといった流れになりました。ここから約250年以上も日本におけるキリスト教は冬の時代を迎えることになり、各地で迫害や弾圧があったといいます。

しかし、そんな状況下でも信者たちは各地に潜伏しながら信仰を受け継いでいました。

そして時代は明治へと移り、1873年に禁教の高札が取り除かれたことによってキリスト教が黙認状態に。こうして信仰の自由が認められ、以後は祈りの拠点となる「教会」が各地に築かれました。


長崎県には約130もの教会があり、そのうち約50が五島列島にあります。五島列島には江戸時代の禁教令下にキリシタンが移り住み、信仰を守ってきた歴史があります。現在でも人口の1~2割がカトリック信徒と言われています。

また、これらの教会は2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産にも登録されたことで整備も進み、ふらっと気軽に訪れやすくなっています。

以上をまとめると、今回の旅は潜伏キリシタンの歴史が色濃く残った美しく厳かな教会を巡る、いわば祈りの旅。教会は五島列島の各地に点在しているので、場所によってまるっきり雰囲気が異なるのも特徴の一つです。

移動手段について

五島列島は完全な離島なので、島間の移動手段はもちろん船になります。船が生命線なので便数は多く、特に何も計画せずに向かってもそんなに苦労はしないと思います。

しかし、ここにロードバイクを同伴させようとすると途端に本数が減るので注意が必要でした。

具体的に言うと、まず長崎本土から五島列島に向かう場合や、上五島/下五島間の移動方法はフェリー、ジェットフォイル、高速船の3種類があります。

運航ダイヤ・運賃|九州商船株式会社(公式ホームページ)

これらのうち、ロードバイクを載せられるのはフェリーだけです。しかもロードバイクそのままだけでなく、輪行袋に入れた状態でもダメ。形態によらず、ロードバイクはジェットフォイルや高速船には載せられません(折りたたみならOKっぽいけど)。

ちなみに、五島列島の中で一番大きな福江島には福岡空港や長崎空港から飛行機で行くことができます。なので福江島のみ走るという場合はそれほど考える必要がありません。

で、このフェリーの本数が結構少ないです。

ジェットフォイルの本数はかなり多いものの、フェリーに限ると1日2本とかしかありません。なので、各地を周りたいという場合にはダイヤをよく確認する必要があります。あと船は気象条件によって運休になったりもするので、天気を確認してから行くかどうか決めるのが良さげ。

そういう点を考慮して、今回は以下のような行程にしました。

  • 1日目:佐世保~中通島
  • 2日目:中通島~福江島
  • 3日目:福江島~久賀島~福江島~福岡空港

前半は船で移動し、最終日の最後は福江島から飛行機を乗り継いで短時間で帰るという感じ。後から振り返ってみると、これがうまくハマってくれました。

一般的には空身で上陸してレンタカーなり原付なりを借りて散策することになると思うけど、ロードバイクだと上陸してからの移動がかなり楽です。

佐世保港にて

むくり。

昨日佐世保まで移動してきて、今日は朝一番の便で中通島に向かうことになる。

天気のほうが心配でしたが、五島列島に滞在する3日間は晴れてくれるようでした。運が良すぎる。

早朝の佐世保港。

朝日に照らされて港町が青く染まっており、雲ひとつ無い空と相まって気持ちがいい。やはりこれから旅先へ向かうという気持ちの関係もあって、出発する時点でこれだけいい天気だとテンションも上がってきます。

乗るフェリー
船内

今回乗ることになるフェリーはいわゆるカーフェリーで、車も載せられるタイプです。

とはいえGW等の長期連休ならともかく、今回のようななんでもない週末に五島列島へ向かう客はそれほど多くない様子。事前予約も必要なく、当日に券を買うだけで乗ることができました。

自分が買ったのは一番安い2等で、要は上の写真のような雑魚寝です。このあたりは全国どこのフェリーでも同じだと思うので特に違和感はありませんでした。

そうこうしているうちに船が出港。

船旅の特徴はなんといってもその速度と適度な振動だと思っていて、特に岸壁を離れるときのゆっくりとした景色の移り変わりが好き。これだけ巨大な船体が動くというのもなかなか不思議なことだけど、それによって周囲の風景が徐々に横方向へ動いてくる。

飛行機や車ほどそれは早くなく、あくまで船特有のスピード。しかもこれにエンジン音や振動が加わって、まさにこれからどこかへ向かうという感じが強まってくる。こういうのが自分は好きだ。

ところで、佐世保は言わずと知れた軍港です。

進行方向右手には海上自衛隊の艦が並んでいたり、大きなクレーンがそびえ立っていたりと迫力がある。

そんな港町と軍港が入り交じるという意味ではどこか呉と似たような雰囲気があって、でも向こうと明確に違うのは自分が乗っている船の大きさ。街並みが視界の向こうに消える速さもこっちの方がずっと早かった。

街並みを離れれば後は海原を進むだけとなって、2時間30分後には無事に中通島の有川港に到着した。

中通島を走る

昼食

結局、朝は早かったけどフェリーに乗っている間はほとんどデッキに出ていた。

雑魚寝するのももちろんいいけど、春の穏やかな波風に吹かれながら目的地を目指すのも悪くない。これが冬だったらずっと船内にいるけど、せっかく天気がよくて温暖なのだから外にいる方が良かった。

有川港は五島列島の北側 上五島・中通島の玄関口となる港で、佐世保から五島列島に向かう場合はこちらが目的地となります。逆に長崎から向かう場合の目的地は南側 下五島・福江島の福江港となって、どっちを選ぶかは行程次第。

今日のところは中通島で一泊するので、時間を気にする移動は早くもこれで終了。あとはロードバイクで気ままに走っていくだけなのでかなり気が楽になりました。

フェリーから降りた観光客が軒並み車に乗り込んでいる中、自分だけが輪行解除して走り始めている。五島列島をロードバイクで走るのはもしかして一般的ではないのかも。

今日の目的地としては、中通島の東にある頭ヶ島と北側にある青砂ヶ浦教会+αくらい。有川港自体が中通島の真ん中付近にあるので、どの方角に行くにも比較的便利だと思います。

早速走り始める前に、最初に昼食を取ることにしました。

一押しの店である「かもめ亭」

向かったのは有川港からほど近いかもめ亭というお店。

ここは中通島の中でもかなりの人気を誇る有名店で、洋食を中心に幅広いメニューを取り揃えています。休日になると予約してないと入れないくらいに賑わうと聞いていたので、自分も予め予約しておきました。

店内の様子。

席は店内のほか、テラス席もあります。

メニューは前日等の状況で品切れになっているものもある中で、今回はチキン南蛮定食とアップルパイを注文。

まず店内の様子が明るくていい感じだし、肉が柔らかくてとっても美味しい。ケーキ類については日によって異なるようで、訪れた時々によって決まるというのもお洒落です。昼前ののどかな時間帯は、やはりこういう店で過ごしたい。

案の定、自分が開店と同時に入店してからは次から次へと予約客がやってきて、店内はあっという間に満席に。なので訪店する場合は予約しておくことをおすすめします。

また、夜営業では昼間の定食メニューとは違う多彩な料理が楽しめることのこと。今度来るときは夜に来てみたい。

店の前の海が綺麗すぎるというのもかなりの売りになっていると思う。

今回の旅では五島列島の海というものを初めて見たけど、こんなにも美しい青色だとは思ってませんでした。教会巡りだけでなく、ただ単に海を目当てにするというのも全然ありだと思います。

頭ヶ島天主堂

お腹いっぱいになったところで教会巡りを始めていく。

まず向かったのは、有川港から東に進んだところにある頭ヶ島天主堂です。

頭ヶ島天主堂までの道中

頭ヶ島天主堂は中通島から橋で繋がっている頭ヶ島という島にある教会で、島には1859年頃から入植が始まったといいます。

一時期は島民のほとんどがキリスト教徒だった頃もあったのが、五島崩れと呼ばれるキリシタン弾圧によって島を脱出することになりました。その後再び皆が戻ってきて、現在の教会が建てられました。

世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」には教会だけが登録されているというわけではなく、禁教期を象徴するという意味で、その教会がある集落もセットになっているところがあります。

ここの場合は「頭ヶ島の集落」という位置づけになっていて、つまり教会周辺もセットで味わうのが吉。

頭ヶ島の集落

ロードバイクで頭ヶ島の集落まで行くのはかなり辛く、山の上まで一度上ってから下ったりする箇所があります。もちろんレンタカー等で行く方が格段に楽だし、そうでなくてもレンタルサイクルだったり原付だったりで行くのがお手軽なのは間違いない。

でも、個人的には五島列島を回る上ではロードバイクにして良かったと思う。

歴史を振り返れば分かる通り、教会というのは大抵が行きにくい島の端っこの方にあります。しかも島の内陸の方は山になっていて人が住めないので、教会と集落という組み合わせを考えれば海の近くにあるというのは容易に想像がつく。

そういう場所を自力で走って訪れることで、その土地の持つ味というか「端っこ感」を実感できたような気がした。少なくとも頭ヶ島の集落はそういう場所で、よくこんなところに住もうと思ったなという感想を抱きました。

山道の途中から教会が見える

頭ヶ島天主堂に到着。

五島列島の教会の中には見学に予約が必要なところがあって、頭ヶ島天主堂もその一つなので注意が必要です。ただ予約といっても前日に電話するだけでOKだったし、何週間も前に済ませておかないといけない類のものではない様子。GWや夏などの時期はその限りではないと思いますが…。

事前連絡|長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

頭ヶ島天主堂の参拝順序は明確に決まっていて、まず海側にある駐車場に停めてから受付をします。

インフォメーションセンターで受付
頭ヶ島天主堂の説明

頭ヶ島天主堂の中は撮影禁止となっており(というか教会の大部分は内部が撮影禁止)、中の様子を示すものはこの展示が分かりやすい。

一般的な教会は木造なのに対し、この頭ヶ島天主堂は全国的にも珍しい石造りです。その影響で、上の写真の通り内部に柱がありません。

教会特有の建築様式として3廊式というものがあって、要は身廊(入口から主祭壇)+側廊(身廊の両脇に設けられる天井の低い廊)の組み合わせによって単廊式、3廊式、5廊式等に分類されています。身廊と側廊は柱で区切られているのですが、ここではその柱がないわけです。なので、頭ヶ島天主堂は単廊式となります。

天井が二段構造になっていて、アーチやヴォールトを用いず柱がなくても荷重を支えられるように工夫されているっぽい。実際に中に入ってみると、外観から見た大きさ以上に広さを感じました。中には係の方がいて、色々と説明をしてくださいました。

頭ヶ島天主堂の外観の様子。

「石」という要素は教会だけに留まらなくて、石垣や石段など随所に見られて一貫性がありました。いずれも強風に耐えられるような感じになっていて、教会そのものもがっちりとした石組みが素晴らしく、見ているだけでその強靭さを印象付けてくる。

教会の近くにはキリシタンの墓地があります。

日本的な墓の上に十字架が乗っていて、日本と西洋の文化が入り混じっている様子が窺える。目の前には心を奪われるような澄んだ五島の海。心休まるひとときだ。

今更なこととして、今日の天気があまりにも良すぎる。

青空が美しいのはもちろんとして、そのおかげで海がより綺麗に見えているのが嬉しい。曇天だとこうはいかないし、晴れてくれて本当に良かった。

青砂ヶ浦天主堂

続いては来た道を戻り、そのまま北に走って青砂ヶ浦天主堂を目指した。

県道62号から国道384号を抜け、途中で県道32号へ。

走っていく中では中通島には想像以上に色んな店があることが分かり、これならちょっと足りないものがあったとしても現地調達するのは容易そうです。まず食事する場所には困りそうにないし、医薬品も大きめのドラッグストアがあるので問題なし。

そんなことを考えていたら島の北側に着きました。

さっき訪れた頭ヶ島天主堂は山道から景色を見下ろした際に見えたのに対して、こちらの青砂ヶ浦天主堂は湾の向こう側に見えるという特徴があります。

しかも海周辺の視界が広いので、集落の中にあるということが分かりやすい。こういう風に、教会がある環境が各地で異なるのが訪れて楽しいポイントの一つだ。

青砂ヶ浦天主堂に到着。

青砂ヶ浦天主堂は当初は集落の集会所として機能していたところを、教徒がレンガを運び上げて明治43年(1910年)に新しく建立したものです。その名前の通り、教会の眼下に望む奈摩湾(なまわん)は青く美しい色をしていました。

教会は見ての通り全体が赤レンガ造りとなっていて、レンガ特有の頑強さとお洒落さが合わさった外観をしています。快晴の日光に照らされて赤レンガもまたより美しさを増しているようで、青空との対比が素晴らしい。

いいね。外観内部とも全体に均整のとれた構造で細部の意匠も好き。

随所に十字架をかたどったような文様があって、これが島津の家紋に見えてしまった。特に関連性はないはず。

現地で知ったこととして、青砂ヶ浦天主堂は現在ではコロナの関係で内部を見学できる曜日を限定しているとのことです。見学可能なのは金曜、土曜、日曜のみ。自分もこれを全く知らないで行って、運の良さに感動しました。

開放されているとはいってもこちらには係の人はおらず、開いていれば自由に中に入ることができます。係の人がいるのは頭ヶ島天主堂等、一部の教会だけのようですね。教会の本来の役割を考えればそれもそうか。

内部は四分割リブ・ヴォールト天井の構造で、何よりも梁の曲線が下から見ていて面白い。建築には詳しくないけど、どのいう構造でこれだけの重量を支えているのかを考えるのはこれはこれで楽しいです。ステンドグラスの色彩も豊かで、祈る場として精神の平穏を保ちやすい空間という印象を受けました。

また、自分が教会でやってみたかったこととして席に座って祈るのが出来たのが一番嬉しかった。

教会内部は身廊の左右に大学の教室みたいな横長の席が並んでいて、ここに座ることができます。各席に聖書等も置いてますがこれらは触るのを禁止されていて、要はただ座って祈るという体験が可能。

祈る=想いを願い込めることとして捉え、自分以外に誰もいない空間で自然と祈っていました。やはり教会に来ているのだから、どんな形であれ神の存在を感じていたい。

矢堅目公園

教会を後にして次に訪れたのは、青砂ヶ浦天主堂より更に北にある矢堅目公園というところです。

ここは奈摩湾入口にある公園で、円錐形の奇岩と複雑な海岸線が美しい名所。

今までの道中では海との高低差があまりなかったのが、ここでは海面がかなり下に見えます。それでいて湾の入り口にあるために海原の向こうが果てしなく、また異なった五島の海の一面が認識できました。

こうやって眺めてみると、中通島は実にほどよい広さをしていることに気がつく。

湾の向こう側に見えている道も別に遠いというわけではなく、ロードバイクで普通に向かうことができる距離。というか視界内のほとんどが移動しやすいところにあって、もうちょっとあの辺りまで行ってみるかという気になりやすい。

これが広大な土地だったら回るだけで一苦労だけど、これくらいの広さが自分は好き。

蛤浜にて

これで本日行きたかった場所はほぼ終わったので、宿に向かいながら寄り道をしていきました。

冷水教会

丸尾教会

矢堅目公園から南下していく中で出会った冷水教会や、これまた高台にある丸尾教会に寄り道。

これらはパンフレットに乗るような有名な教会というよりは、どちらかというと島の方の生活に溶け込んでいるような立ち位置でした。島を走っていく道中ではこういう教会が比較的そこかしこにあって、事前情報がなくてもたまたま見つけたところに寄ってみるのも面白いです。

どの教会も一つとして同じ外観や雰囲気のものはなく、その集落で唯一無二の存在なんだろうなというのが伝わってくる。

あと、上五島にはこういう標識がそこかしこに立っています。

なのでどこへ向かえばいいのかがひと目で分かる上、予め調べていなかった場所を知るきっかけにもなる。標識が多いのは助かりました。

旧鯛ノ浦教会

この日最後に訪問した教会は旧鯛ノ浦教会というところで、蛤浜から県道22号を南下していった先にあります。

すぐ横に現役の鯛ノ浦教会が新しく立っており、こちらは教会としての役目を終えて集会所や図書館のような使われ方をしているようでした。

旧鯛ノ浦教会の内部の様子。

教会の特徴を説明しやすいので上の写真を元にすると、天井周辺の湾曲した梁がリブ・ヴォールト構造と呼ばれるものです。俗に「コウモリ天井」と呼ばれるものでアーチ構造を交差させたような外観をしており、これがゴシック建築の基本になっているようです。

この教会は3廊式で、見ての通り区切りには柱が立っています。

また教会の入り口上部には聖歌隊が歌う2階部分があったり、特徴的な形状の窓だったりと日本の建築には見られない点が多くて興奮してくる。普段鄙びた旅館にばかり泊まっているので、その差異に着目しがち。

すでに今はもう日が傾いている時間帯、そんな中でステンドグラス越しに入ってくる日光の柔らかさがたまらない。

最後に訪れたのは、夏には海水浴客で賑わう蛤浜という砂浜です。

その美しさは、環境省が全国の快適な海水浴場を選んだ「快水浴場百選」のひとつにも選定されているほど。白い砂浜と遠浅が見事で、暑い時期はここで泳いでみたい。

この後は宿に向かって、次の日に備えました。

今回泊まった宿にはなんと猫ちゃんがいて、しかも大きな黒猫。

普段は入り口付近で見張りをされていて、夕方は定位置で昼寝をしているっぽいです。

で、夜。

夕食は中通島の夜はここで飲むのがおすすめと評判の「寄り処 満」に行きました。なんでもご主人が網を持っておられるようで、それで新鮮な魚を食べられるとのこと。

同じ宿から向かった宿泊者の方は2日連続で行かれているらしく、すっかりハマってしまっているみたいです。

刺し身がうますぎる

味の方はシンプルに何もかもが美味しく、他の方が絶賛するのも納得。質も量も値段も全てが揃っていて、たぶん次に中通島を訪れることがあってまたここで飲むと思う。

刺し身は海鮮に加えて五島牛や鯨、フカ(鮫)などバリエーションに富んでおり、しかも内容は季節によって明確に異なるというのだから再訪したくなるのも無理はない。寄り処 満は個人的に自信を持っておすすめできる飲み屋です。

これでこの1日目が終了。2日目からはPart 2に続きます。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

過去に泊まった旅館の記事はこちらからどうぞ。

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