【国道352号 樹海ライン 魚沼~秘境奥只見湖~桧枝岐村~只見線】ロードバイクで紅葉が広がる奥只見を巡ってきた

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今回はロードバイクで奥只見を中心に走ってきました。

奥只見は新潟県魚沼市と福島県檜枝岐村との県境を流れる只見川上流のエリアのことをいい、具体的には新潟県内屈指の紅葉スポットとして知られている奥只見湖周辺を指しています。ただし「奥只見」はあくまで新潟県における呼称であって、福島県では奥会津。

いずれにしても一帯は標高2,000m級の山々に囲まれており、有名な尾瀬国立公園の入口にもなっていることからもその自然の豊かさが分かると思います。名前に「奥」と付いているだけあって、まさに山奥に位置していました。
そんな奥只見を紅葉のシーズンに巡ってみたいと計画を立て、檜枝岐村での宿泊を挟む一泊二日のライドをしてきました。岐阜から新潟県は運転すれば割と行きやすいのでアクセス性はいいと言えます。

もくじ

国道352号の紅葉ヒルクライム

走行ルートとしては至極単純で、魚沼市街を出発して国道352号 樹海ラインを東に向かって檜枝岐村を目指します。2日目は檜枝岐村から国道401号~国道289号を走って只見駅に到着し、只見線に乗って魚沼に帰ってくるという流れ。全体的に道中は一本道なので迷う心配はなく、目の前の道に集中できるという意味ではとても親切でした。

ただこの国道352号というのがなかなかの曲者で、道が狭い割に紅葉目的の観光客で交通量がそこそこ多かった。もし自分のようにロードバイクで走るという場合には対向車とかに十分注意が必要です。

あと格闘標高もそこそこ多くて、1日目の魚沼~檜枝岐村の間だと約2,300mありました。具体的には魚沼から最初の峠である枝折峠までが約1,000mあり、そこから銀山平までは下り一辺倒。奥只見湖外周部に至ると小さなアップダウンが続き、最後は湖畔から御池まで再度がっつり上るという流れ。なので大きな山場としては最初と最後の2箇所あります。

出発時点の空模様
しばらく進むと晴れ間が見えてくる
奥只見シルバーラインの入口

朝の魚沼市街を6:30くらいに出発し、ここから紅葉奥只見ライドが始まる。この日は晴れると聞いていたのに上空は霞がかっていますが、これは曇りというわけではなくて単なる霧でした。最近は気温差が激しいので標高が低い市街地はよく霧がかかるみたい。

服装については秋も終わりに差し掛かっているために防寒優先で吟味したものの、ヒルクライムが多めということで結果的には薄着で何とかなりました。結局寒いと感じたのは1日目の出発時くらいで、あとは嫌でも身体が熱くなります。

しばらく進むと左側に奥只見シルバーライン(有料)があり、ここを進んでいくと一気に奥只見湖や奥只見湖まで行くことができます。ただし通行できるのは車のみで、二輪車は歩行者は通行不可。つまりロードバイク乗りとしては国道352号を走る以外の選択肢がありません。分かりやすいね。

市街地から山へ

以前泊まった栃尾又ラジウム温泉 自在館の近くから道は川を離れ、ここから本格的に山岳ルートへと入っていきます。二車線からいきなり一車線へと変わり、ロードバイク的な走りやすさはさっきまでとそう変わらないけど車だと大変そう。

ただしまだ朝早い時間帯なので車がそんなに気になることはなく、枝折峠までは比較的のんびり上ることができました。あと個人的に一番好きな時間帯が早朝なんですが、余計な物音がしない静かなシチュエーションで走れるのがその大きな理由です。せっかく大自然の中に来ているのだから、その環境を最大限に享受できるようなライドをしたい。

早朝の山々×紅葉という組み合わせ
魚沼方面が雲海になっているのが見える

霧が立ち込める湿度高めな林の中を抜け、そうこうしているうちに道は林から山の上へと切り替わっていく。上り区間は確かに長いものの、カーブを曲がる度に朝日に照らされた紅葉が目に飛び込んでくるので疲れが全くと言っていいほど気にならない。

枝折峠までの紅葉はもう最高の一言。今回走ったルートだとこの辺りの広葉樹の紅葉が見頃で、しかも太陽の位置がまだ低いので日向と日陰で明暗の差が大きく、色彩にメリハリがあります。

今までやってきた行程だと日がある程度昇ってから走り始めることが多く、出会う風景といえば太陽光に照らされているものばかり。一方で行動する時間をずらすだけでここまで全く異なる体験ができるというわけで、この時期だと寒くて空気が澄んでいることもあってなおさら美しく感じました。

春や夏の山は木々に緑が生い茂っていて瑞々しさを感じる一方で、秋の山ってとにかくカラフルなのがいいですね。木によってはまだ緑が残っているものもあるし、もちろん赤や黄色に色づいているものもある。色とりどりの絶景を横目に見ながらのヒルクライムはこの時期でしか味わえません。

枝折峠に到着
フォロワーさんと遭遇

その後も順調に標高を上げていき、約1,000m上って枝折峠(標高1065m)に無事到着。ここにはトイレくらいしかないのですが、雲海目的なのか越後駒ヶ岳の登山目的なのか観光客の車がたくさん止まっていました。

水分補給もできそうにないので素通りして銀山平まで下ろうとしたところ、ここでなんと静岡県在住のフォロワーさん及び同行者の方と遭遇。聞くところによれば自分とほぼ同じ行程を走って今日は檜枝岐村に宿泊されるということで、こういう偶然もあるんだなとびっくり。

あと行程こそ違えど昨日今日、それから明日はこの奥只見に別のフォロワーさん達(全員ロードバイク乗り)が集まっていたため、この時期の奥只見はどうやらロードバイク乗りにとって良さげなスポットのようです。ロードバイクと写真撮影が趣味の人が行く場所ってほぼ決まっているものの、こうして遥か遠方の地で出会えるのは素敵だ。

峠のてっぺんで銀山平方面の写真を撮り、一行とはここでお別れ。特に写真を撮りながらだと各自のペースがあるので、お互いの無事を祈ってライドを再開します。

で、100mも走らないうちにいきなり絶景に出会ってしまった。

枝折峠を過ぎて体感的には大きな山場を越えた感がある反面、峠から見える景色はご覧の通り。さっきまでは出発地点の魚沼市街が小さくても視認できていたことで「奥地」感はそんなになかったけど、峠の東側には見渡す限り山しかない。今自分が走っている道以外に人工物は感じられなくて、あまりにも魅力的すぎる光景だ。

これから向かう先には、まだまだ遠くの方までひたすら山が連続している風景が目に入ってくる。しかも奥の方になるとモヤの影響で山が霞んで見えるのがまたいいですね。目的地がまだ視認できないのは不安であると同時にテンション上がります。

枝折峠から銀山平までの下りは山の東側にあたるため比較的明るく、今までとの落差を感じながらまったりと下れました。

銀山平~奥只見湖の紅葉風景

枝折峠を過ぎた先を下りきった場所は銀山平と呼ばれていて、さらにちょっと進んだ先から奥只見湖が広がっています。ロードバイク的に見ると奥只見湖周辺は小休止タイムに入り、大きな上り下りはないので休憩しながら走るのに向いていると思います。

あと奥只見湖のちょうど西端に位置する一角からは湖上を抜けて奥只見ダムまで行くことができる遊覧船が運行していますが、今回は時間の関係でスルーすることに。走りが楽しいのでこのまま継続したいのと、早めに檜枝岐村に到着して安心したいという気持ちがありました。

銀山平
奥只見湖遊覧船
奥只見湖周辺の紅葉については、下の方が少し残っている程度でした

その奥只見湖に到着。

これまで道中は山ばかりで水の存在を忘れかけていたのが、ここにきて山以上にの存在感を強く感じることになる。日本第2位の貯水量を誇る奥只見湖(人造湖)はまさに湖という言葉が似合うほどに広く、ここからだと湖の端が全然見えないのでどれくらい広いのかすら把握できないほどでした。

遊覧船のりばに到着したタイミングではちょうど遊覧船が奥只見ダムへ向けて出向したところで、船と大きさと比較すると湖が巨大すぎることが分かると思います。ここにダムを造ろうなんてよく考えたな。

紅葉はないよりはあったほうがいいけど、冬に入ろうとしている山々の景色はこれはこれで好き。

個人的に走っていて一番楽しかったのが、この奥只見湖外周部の区間です。

具体的に言うと遊覧のりばから大福銀山十二神社周辺までのグネグネした道を指し、直線部分がほとんどないカーブのみの区間だからこその面白さがある。一様なカーブがずっと続くのではなく曲率半径、斜度、奥只見湖との距離感、そして周辺の地形が全く異なるカーブがひらすら続くので走っていて飽きることがなく、むしろどんどん先へと進みたくなるような道。

何しろカーブを曲がるたびに新しい風景が待っているので、そこで立ち止まって進行方向の写真を撮り、振り返って今来た道の写真を撮り…とかしてると良い意味で全然前に進みません。なんというか写真に収めたくなるようなカットが多すぎて、ペダルを回しているよりも立ち止まって景色を眺めている方が心地良い。

場所によっては紅葉が広い範囲で残っています
川が道路を横切って流れている「洗い越し」
そこそこ水量があります

すぐ側が湖ということは湖に注ぐ川もあるわけですが、驚いたのは道路の上を川が流れている洗い越しが複数あるという点。洗い越しは岐阜県の酷道でよく見られる存在でもあり、水の流れに対して特に何も処置をしていないところに道造りの難しさが見て取れます。

リムハイトよりも余裕で高いところに水が来ているという限界感もさることながら、水の流路を確保する目的で湖側にはガードレールが設けられていません。なのでハンドル操作を誤ると崖側に落っこちる可能性もあり、洗い越しがある時点で国道352号はかなりハードな道といえるでしょう。

とはいえ逆に言えば、これはなかなかお目にかかれないレアなアトラクションということ。せっかく来ているので味わわないのはもったいなくて、結構派手にジャバジャバやってました。

あまりにも景色が良すぎる件について
「さっき通ってきた道が眼下に見える」というのが良い

その後も奥只見湖の南部を巡りながら次第に標高を上げていき、中ノ岐川を超えて国道352号の核心部とも言える場所に到着。眼の前には赤茶色に染まる山、眼下にはさっき通ってきた道と湖…と、圧倒的なスケール感があって素晴らしいと言うほかない。

この見晴らしの良さは奥只見湖があるおかげなのは間違いなくて、早朝に通った枝折峠だと眼下の道は木々の中に埋もれてしまっているので視認できません。でもここのように水際となると木の数も少なく、結果的に道が見えやすくなっています。
道と地形、そしてその景観には密接な関係があるという事実は常に頭の片隅に置いておきたい。

大福銀山十二神社

核心部を通り過ぎると恋ノ岐乗越(標高1000m)という峠があり、峠の先は恋ノ岐川まで全体的な下り。そこからはまた上りに入り、恋ノ岐出越(標高960m)を超えたところに大福銀山十二神社があります。

国道を通る車はわざわざ神社で停車する余裕も目的もないようで、参拝しているのは自分一人だけ。足元に広がるたくさんの落ち葉と頭上の木々の美しさがプラスされ、静寂のなかでしばし目を閉じたりしてました。無人の神社は本当に精神が和らぐ。

この神社から先は奥只見湖からお別れして只見川を遡る形になるので、振り返ってみれば大福銀山十二神社って絶妙な位置に建っていると思いました。自分にとっては絶景スポットの終わり、逆から来た場合は奥只見湖への入口という立ち位置で実に印象的な場所だ。

販売されているキノコ
キノコ汁(300円)(おいしい)

神社から先、新潟県と福島県との県境までは比較的平坦基調で走りやすい区間となります。ここにきて地形が明確に切り替わったことで人間の生活状況を認識できるようになり、今までは全く見てこなかった畑や集落(の跡)に遭遇することができました。どうやら定住されている方はいないようですが、作業小屋のようなものはいくつか残っているようです。

その小屋の前にあるテントではキノコやキノコ汁の販売を行っており、ちょうどお腹が空いていたので休憩も兼ねて立ち寄ってみることに。秋らしからぬ陽気に包まれながら汁をすすっていると身体の中も温かくできて、なんか自然とほっこりしてしまう。キノコについてはよく分からないけど、いずれも山の奥でしか採れない希少なものっぽいです。

おばちゃんに話を伺ったところ、この辺りにも昔は人が住んでいたが豪雪地帯すぎて建物が崩壊したため、今では他の地に移られたとのこと。もう数日もすればこの道路も冬季閉鎖になるし、たぶん想像もできないくらいに積もるんだろうな。

新潟県と福島県の県境
御池までの上り。この静けさが心地よい
御池に到着。ここが尾瀬国立公園への入口の一つとなる
御池ロッジ

今日の行程もいつの間にか終盤に差し掛かっている。

栄養補給ができたこともあって元気が復活し、最後の上りを上って御池に到着。尾瀬国立公園がすぐそこにあるためか峠周辺は比較的交通量が多く、落ち着いて写真を撮るタイミングがなかなかありませんでした。とはいえ今日のヒルクライムはこれでやっと終了し、あとは気持ちよく檜枝岐村まで下るだけです。

ちなみに御池にある御池ロッジ(標高1510m)には食堂があって食事をとることができるほか、受付前の売店ではカップ麺やレトルトを販売しているので調達が可能です。今回はさっき食事をとったばかりなので見学だけしたものの、燧ヶ岳や駒ヶ岳登山の拠点として利用する際にはおそらくお世話になるだろう。

マップを見るとここから有名な尾瀬沼までは片道1時間程度(シャトルバス~沼山峠経由)だったので、割と気軽に行けそうです。

檜枝岐村までの下り
唐突に「大根おろし」としか読めない看板を見つけて笑ってしまった
昼食のもりそば
郷土料理のはっとう。モチモチしていて甘くて美味しい

御池から檜枝岐村までは山道のダウンヒルが続き、途中はウェットな路面&九十九折というコンディションだったので油断は禁物でした。行程終盤だと疲れが溜まっているほか、「あとはもう下るだけ!」という精神状態だと余計に気が抜けやすい。

そんなこんなで無事に檜枝岐村まで下り、たまたま開いていたお店で遅めの昼食にしました。注文したのはこの時期の檜枝岐村の名物であるもりそばと、はっとうという福島県の郷土料理(そば粉ともち米粉を練って茹でたもの)のセットです。

よく考えてみれば今日は朝からずっと山の中に入っていて、ひたすら奥只見の山岳と格闘するライドだった。そんなライドをトラブルなく終えることができて、今こうして麓の村で食事を取ることが出来ている。やっぱりライドってなんだかんだで安全が一番です。

宿に向かう前に、夕方になりつつある檜枝岐村をぶらぶらしてみる。特にミニ尾瀬公園周辺の紅葉は今が盛りのようで、家族連れやツーリング中のバイク乗りで賑わってました。

日帰りライドだったらこれから帰路につくだけとなる一方で、今回はこの檜枝岐村で一泊するのが目的の一つです。
その土地の雰囲気を満喫したいのなら日中だけではなく夜や朝の時間帯も過ごすのが良いと思っていて、素通りするよりは…と余裕を持った行程にしてみました。というかこのまま国道352号を走って日帰りで帰ろうとすると時間的に車中泊は避けられないので、2日連続で車の座席で寝るよりは布団で寝たいよね?って話。

檜枝岐村での一夜

ぶらぶらタイムが終わったので今日の宿へ。

今回泊まったのは、檜枝岐村の南の方に位置する民宿 御宿郷という宿です。周辺には日帰り温泉である燧の湯を中心にして民宿が複数集まっており、その中で最初に電話したらたまたま部屋が空いてたのでこちらを予約しました。

檜枝岐村は自治体的には「村」なので宿泊施設の類は少ないかと思いきや、村の南北にかけて意外にも多くの宿があります。登山客や尾瀬散策の客を中心に今日も宿泊客が多いようで、どの宿も他県の車が止まってました。

館内の様子はこんな感じで、民宿の名のとおりに中はアットホームな民家そのもの。1階に厨房や居間、食事場所があり、客室はすべて2階にあります。お風呂については一様に燧の湯を利用する形となっていて(宿泊者は無料)、普通のお風呂に入るよりも満足度が高かった。

看板猫ちゃん

民宿御宿郷の個人的なオススメポイントは2つあって、1つはまず食事が抜群に美味しいこと。そしてもう1つは上の写真のように館内には2匹の看板猫が住んでいて、旅の疲れを癒やしてくれることです。

猫ちゃん達は主に玄関付近にいて、温泉に行こうとしたときなんかには塩対応ではなくスリスリしにきてくれます。さらに夕食の時間には料理を運んできてくれる女将さんに構ってほしそうにしていたり、なんかもう猫が視界内にいるだけで心が癒やされる。まさしく猫好きにとっては天国みたいな宿でした。

食事場所
夕食の内容(最初に出ていた分)

温泉に行って内湯と露天風呂を往復した後、宿に戻って昼寝をしているともう夕食の時間。御宿郷では奥深い山の中というロケーションを最大限に生かし、地元の食材をふんだんに使った食事を提供してくれます。

この日の夕食内容をざっと挙げてみると、次の通りです:
食前酒 20年もののコクワ(サルナシの実)、キクイモ、柿とホタテのナムル、キクラゲ(赤キノコ)とマスタケ、くま肉の煮物、ナラタケとクリタケ、紫大根となめこ、サツマイモのクリームチーズ乗せ、ムキタケの刺身、イワナの刺身、天ぷら(イワナの一夜干し、オオイチョウタケ、紫大根、甘唐辛子、山椒魚)、天然キノコのそば、たくさんのキノコや熊肉が入ったご飯。

特にご飯(おかわり自由)が美味すぎる

いや、ここまで山の幸一色の夕食をいただけるなんて全く予想してなかった。特にキノコ類の種類が豊富すぎて、中には見たことも聞いたこともないような名前のキノコもありました。

どの料理も出来たてであることに加え、女将さんによる丁寧な説明も相まって美味しさが何割増しになっている状態。肉体的疲労×料理自体の美味しさの相乗効果で何杯もおかわりをしたのは言うまでもない。

夕食後は特にすることもないので、早めに布団に入って寝ました。昨日の夜は車中泊だったことを考えると、今日の環境は本当に幸せすぎるな。

朝食の内容

温泉と食事を経て疲労は完全に回復したようで、翌日は至って普通に目が覚めました。その後は美味しい朝食を食べて今日の準備をし、女将さんにご挨拶をして一日が始まる。

女将さんによればちょうど昨日もロードバイク乗りが宿泊したらしく、その人は翌日に魚沼方面に向けて走ると言っていたそうです。ちょうど自分と真逆の行程になっているけど、もしかしたら昨日どこかで会っていたのかもしれない。

ともかく、自分の中で民宿 御宿郷はリピート確定な素敵な宿になりました。奥只見を実際に走ってみて道そのものが好きに感じたし、今度再訪するときにはまたお世話になろうかな。

翌朝は只見駅で帰路へ

国道352号を走るという、若干ながら酷道成分が含まれていた限界ライドはすでに終了。今日は大きな山場もなく普通に走って只見駅を目指し、只見線に乗って魚沼に戻ります。

ルートについてはずっと国道を走るのは時間が余りそうだったため、道の駅の先から寄り道をして見通川沿いの尾瀬・小繋ラインを走って木賊温泉方面へ。その後は軽くヒルクライムをしてから国道352号へ合流し、向かい風のなか国道289号を走る形にしました。

朝の檜枝岐村

のんびり走って、只見線の只見駅に到着。

この只見線とは、福島県の会津若松駅から新潟県の魚沼駅までを結ぶJR東日本の路線のことを言います。2011年の新潟・福島豪雨の際に甚大な被害を受けて以降は会津川口~只見間がずっと不通になっていましたが、昨年2022年10月に復旧工事が完了して11年ぶりに運行が再開されました。

前回のライドでは確か只見線を走る電車を見かけた気がするけど、あれはあくまで被災を免れた一部区間を走るものだったようです。気が遠くなるような年月を経ての運行再開を記念し、せっかくなので実際に乗ってみて帰路につく。「只見」を訪れたのなら、こういうフィニッシュの仕方は大いにアリじゃないだろうか。

ただ、実際に只見線に乗るにあたってのネックがこの本数の少なさです。今回乗ることになる「下り 小出方面」の電車は一日に3便しかなく、これを常用するのはちょっと難しい。今回の場合は秋の臨時便(13時台)が追加で運行していたので助かりました。

電車に乗る前に昼食を
只見線に乗る

やはりというか予想通りというか、只見線に乗ることを目的としている人はかなり多かったです。
小出行き電車の順番待ちの行列は出発時刻が近づくにつれて長くなり、早めに並んでおいて正解でした。その後は満員の只見線に乗車し、予定通りの時刻に魚沼まで帰還。これで今回のライドは無事に終わりを迎えました。


割と弾丸旅気味だった奥只見ライド。

終わってみれば1泊2日というオーソドックスな日程だったものの、体験できたことの濃度は相当なもの。雲海や絶壁、湖といった国道352号沿いの景色に加えて「道」としての魅力が大きく、そこに紅葉という要素が加わることによってここにしかない・今の時期しかできないライドが行えるのが奥只見の良さだと感じました。

確かに奥只見の道中には補給ポイントは少ないし獲得標高は多いしで、走るにあたって入念な準備が必要なのは間違いない。でも実際に走り終えたときに「ああ、やっぱり来てよかった」ってなると思います。

おしまい。


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