藤七温泉 彩雲荘 宿泊記 八幡平の温泉宿で絶景の露天風呂を満喫してきた

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今回は、岩手県八幡平市の十和田八幡平国立公園内にある藤七温泉 彩雲荘に泊まってきました。

彩雲荘は岩手県の有名な高原台地・八幡平に最も近い場所にある温泉で、周囲にあるのはこの一軒宿のみ。なので藤七温泉といえば彩雲荘のことを指します。その標高はなんと約1400mもあって、東北地方では最も高いところにある温泉。ちなみに豪雪地帯で有名な青森県酸ヶ湯温泉の標高が約900mなので、それよりも高いです。

今回は雪解けが進む八幡平周辺をロードバイクで走る旅をすることに決め、その時の宿に選んだのが彩雲荘でした。5月下旬とはいえまだ寒さが残る地方を旅するとなれば温泉宿がいいということで選んだ背景があるのですが、終わってみれば良い選択だったと思います。

日中に走った八幡平アスピーテラインがなかなかの地獄だったこともあり、その疲労を癒やす意味でも温泉宿に泊まりたかった。一日の終わりを静かに過ごすにはやはり温泉だ。

彩雲荘 遠景
もくじ

館内散策

彩雲荘のチェックイン開始時間は15時からで、自分が到着したのは15時30分すぎ。八幡平の散策が予想以上に楽しかったため長居をしていました。

この時間はまだ日帰り温泉(8:00-18:00, 大人650円)の受付時間なため、訪問するタイミングによってはかなり混んでいるかもしれません。実際にこの日は日曜日だったにも関わらず、駐車場はほぼ埋まってました。

彩雲荘へのアクセスは八幡平側から下ってくるのと、逆に松川温泉側から樹海ラインを上ってくる2通りがあって、今回は前者でした。そのときに見えるのが上に示した遠景で、建物全体とその手前に広がる露天風呂が一望できます。つまり露天風呂は外から丸見えということ。

外観

彩雲荘の建物は道路のすぐ脇にあり、すでに書いた通りここは国立公園の中。

周りにあるのは自然のみなので人工的な建物はすごく目立ちます。遠くからでもすぐに分かりました。

本館
本館の右側に新館、内湯の建物が続く
本館玄関

彩雲荘の建物は正面にある本館と、その右奥にある新館、そして駐車場右側にある内湯の建物から構成されています。本館と新館の違いは部屋内のトイレの有無で、新館は部屋数こそ少ないですが部屋内にトイレがあります。

建物は木造で、外観から見てわかる通りとても古くて味がある。変に新しい部分がないので昔からの風情がよく残っている魅力的な建物だと感じました。

玄関右側に向かうと内湯がある

正面玄関の右側方向に内湯と露天風呂への入り口があって、温泉に入りに行くには一度外へ出る必要があります。

ただ通路の上には屋根があるので、天気が良くないときでも特に問題ないようです。

玄関の前にある分かりやすい案内図。

この図でも強調されている通り、周りは山ばかりという完全な山岳地帯です。そのせいか空気がとても美味しく、吸って吐くだけで下界とは異なるのを実感できる。

今回はロードバイクでの訪問となりましたが、登山目的の場合でも八幡平はとても良いスポットだと思います。実際、八幡平では完全登山装備な人が結構な割合でいました。

本館1階

それでは早速館内へ。

本館の構造をざっくり言うと1階がロビーや食堂、大広間などの共用部分で、宿泊者が泊まることになる客室はすべて2階にあります。

玄関入ってすぐに売店と受付がある
すでに売り切れている温泉卵
受付の奥に宿泊者用の靴箱がある
玄関入って正面奥、売店の向こう側が食堂(アコーディオンカーテン先)
昔の彩雲荘の写真

玄関の引き戸を開けた先には広いスペースがあって、ここが受付兼売店になっています。玄関の雰囲気とこの売店の様子だけ見ると、えっ入口を間違えたかな…と勘違いしそうになりました。どう見ても温泉旅館の入口には見えない。

売店では日帰り温泉客のためのタオル等に加え、八幡平周辺のおみやげを売っています。同時に日帰り温泉の受付もここで対応しているので、例えばツーリング客が多いとかの場合だと混んでるかもしれません。

宿泊者は、受付奥で靴を脱いで靴箱に入れる形になります。

靴箱は自分の靴を入れる以外にも、部屋から温泉へ向かう際に必ずサンダルに履き替えることになるので使用頻度が高いと思います。この通路を一体何往復したのか自分でも覚えていないレベル。

宿泊者は例外なくこの通路を通ることになるためか、食事の時間等の注意書きの類はここに貼ってありました。

廊下の展示

その奥にある駐車場に面した廊下を進んでいきます。

彩雲荘の建物は基本的にかなり古く、その影響なのか廊下が歪んでたり斜めになっていたりしました。それがもっとも顕著なのがこの廊下部分で、実際に歩いてみると想像以上に面白い。

玄関から靴箱を経て右奥から手前側に歩いてきた形になる。左手前が2階への階段。

昔の玄関?

そのまま進むと2階への階段や飲み物の自動販売機、そしてロビーがあります。

ロビーの駐車場側には昔の玄関と思われる入口があって、玄関土間部分には絨毯が敷かれていてそのまま歩くことができます。

2階への階段については、ここは本館2階に泊まった人のみでなく新館に泊まった人も通ることになります。なぜかというと本館/新館を含めて階段が建物の左側にしかないからで、例えば温泉や食堂に行きたい場合は結構長い距離を歩くことになります。

ロビー

ロビーの様子。

ロビーにはストーブやテレビがあって休めるほか、館内では唯一ロビー周辺でのみ携帯の電波が入りました。2階の客室フロアには逆に設備が少なく、部屋内にもテレビはないのでタイミングによってはここに宿泊者が集まることがあるかもしれません。

逆に言うと、宿泊する部屋の近くでは騒がしくなる要素があんまりないといえます。そもそも部屋の中では電波が入らない上にテレビもなにもないので、温泉宿にしてはとても静か。強いて言えば廊下を歩く音と話し声くらいかなという感じです。

旅においては「日頃の喧騒を忘れたくて温泉宿に来たのに、周りの音が気になる…」というケースが珍しくない中で、彩雲荘ではそういった心配は少ないはず。

ロビーにはかなり重要な情報が書いてあって、それがこの翌日の朝日の時間。

天気のいい日の朝には彩雲荘からご来光を望むことができて、その時間を自分で調べなくてもここにちゃんと示されています。なので天気予報を確認しておき、少し早めに就寝して朝日に備えておくのが吉。これについては後述します。

ロビーの奥にはコインロッカーやトイレ、洗面所がある

洗面所

ロビーを過ぎてさらに奥へ進むと本館建物の左端に行き着き、ここには2階への階段やトイレ、洗面所があります。

洗面所については館内のここにしかないので使用頻度が高いと思います。トイレについても2階のものはちょっと狭めだったので、まあ1階のこっちに来るのがよさげ。

洗面所を過ぎた先には屋外へ出られるようになっていて、ここは男女別の宿泊者専用露天風呂へと繋がっていました。

本館2階~新館

続いては2階へ。

ロビーの横にある階段は幅が広く、上り下りしやすいです。

窓から入ってくる日光も明るくて採光は十分。やっぱり自然光が館内に入ってくるのはいいですね。

本館2階はこんな感じで、建物の中心にぶち抜きで廊下が走っている左右に客室が配置されているというシンプルな造り。見通しが非常にいいので狭さを感じません。

古さのせいか歩いたときの軋みがなかなかのもので、ギシギシ音が気になる人は気になるかも。階段の位置関係から考えると、自分が泊まっている客室の前を通る人の数は比較的多いと思われるし、特に複数人がまとめて歩いてきたときはそこそこの振動がきます。

ただ、滞在中はほとんど温泉に入りに行ってるはずなので気になる時間は長くはないと思います。

別館廊下
本館背面

廊下を直進していくと少し開けた場所があり、トイレや給湯器、ポットなどがありました。元々はここが建物の端だったようなので、広くなっているのはその名残かもしれません。

別館についても構造は似たような感じで、廊下の左右に客室があります。

泊まった部屋

今回自分が泊まったのは、本館2階の建物正面に面した18号室(チングルマ)の部屋。広さは6畳です。

廊下から客室へ入るドアにはちゃんと鍵があるので、温泉へ出かけるときも安心でした。

泊まった部屋

本館の客室はシンプルイズベストを体現したかのような湯治部屋という雰囲気で、少なくとも部屋で何かをするような造りではないです。

部屋内では電波が通じなくて電子機器は役に立たないので、温泉や食事の合間に休んだり寝たりすることに特化している感じ。※コンセントはあります。

前述の通りテレビもエアコンもなく、代わりにストーブが置かれているので冬場はこれでなんとかする様子。夏場はどうなるのか分かりませんが、標高が高いので夏場でも比較的涼しいのではと思います。

客室からの眺め

今回の宿泊で嬉しかったことが色々あって、そのうちの一つが建物正面側(道路側)の部屋をあてがっていただけたこと。予約するときは本館か新館かでしか選べないので運がいい。

ここからは八幡平山頂方面の展望がよく、この時期だと残雪が残る斜面と曲がりくねる道をセットで眺めることができます。天気もいいので文字通り晴れやかな気分になれました。

客室内に置かれている冊子類。特に館内や温泉を含めた見取り図が便利で、これで温泉に行くときも迷うことはないはずです。

見取り図を見ていると客室の広さが部屋によってかなり異なっているように見えますが、公式サイトによれば「大半のお部屋が6畳間2名様ご利用用となっております」とのことなので広さは変わらないようです。

温泉

続いては早速温泉へ入りに行きました。

彩雲荘の温泉は以下の3箇所があり、いずれも純度100%の温泉成分を満喫できる源泉かけ流しです。泉質は硫黄の匂いが立ちこめる単純硫黄泉で、特に混浴露天風呂に関してはまるで野湯のような荒々しさを感じられました。

硫黄の成分が強いので、身体を拭いたタオルは帰った後に硫黄の匂いがとれないかも。それくらい硫黄感があります。

  • 男女別内湯…温度は適温。
  • 混浴露天風呂…内湯から外へ出て向かう。湯船は5つ+女性専用1つの合計6つ。温度はぬるめ。
  • 宿泊者専用露天風呂…温度は熱め。

温泉は朝7:00~8:00の間に清掃が行われる以外は24時間入ることができるので、例えば人が少ない深夜や早朝に入りに行くことも可能です。ただし早朝に関しては、ご来光目的の人が結構いたので比較的混んでました。

24時間入ることができる関係上、たとえ深夜であっても客室の前の廊下を歩く人はそこそこいることが考えられます。寝る際に音が心配なら耳栓等を持っていくほうがいいかもしれません。

男女別内湯

最初に入ったのは洗い場がある内湯です。宿泊者専用露天風呂の方には洗い場がないので、まずはここで身体を洗うのがよさげ。

場所は玄関を出て左方向(西側)の通路を歩いていった先にあります。

内湯の入口

内湯の入口の前にはコインロッカーや、温泉の成分や効能が書かれた看板がありました。

その前にあるのはどう見てもおちん○なんですが…こんな大きいの入らないよ。

内湯の浴室内はこんな感じで、中央に大きな湯船があります。乳白色に染まった新鮮な湯が贅沢にドバドバ注がれている豪快さがここにはあって、その効能の強さが伝わってくる。

温度は季節にもよると思うけど、混浴露天風呂に比べると少し熱めなので上がり湯としても最高です。ただ熱すぎるというわけではないので長湯もでき、夕方以降はもっぱらこっちに入ってました。

混浴露天風呂

そして、彩雲荘の温泉の中でもっとも知名度が高いのがこの混浴露天風呂。彩雲荘という名前は知らなくても、この露天風呂の景観だけは知っているという人も多いはず。

混浴露天風呂には内湯からそのまま向かうことができ、扉を開けて下っていった先の雪渓が残る山の平地に複数の湯船があります。湯船はこじんまりとした一の湯~四の湯と、比較的広めな藤八の湯、それに女性専用の湯船を加えた計6箇所。場所によって温度が違います。

温泉の詳細はこちら▶十和田八幡平国立公園 藤七温泉「彩雲荘」l 温泉

露天風呂の敷地の中には小川が流れるところもあるくらい自然のままが残されていて、そこに木の板やパイプを張り巡らせて湯船や道を形作っているのが特徴。小綺麗な温泉もいいけど、こういう風に「大自然の中に温泉をつくりました感」が前面に現れている温泉も実に良い。

湯船の一つ一つはほどよい大きさなので、空いているところに入りやすいのもグッド。この日は宿泊者が比較的少なかったためか、一つの湯船を独占できたりもしました。

温泉は底からプクプクと湧き出しているいわゆる足元湧出温泉で、湯面に上がってくる泡の勢いはかなりのもの。湯船に注ぐ形式と異なってほぼ音がしない中、泡が弾ける音が結構大きいです。

温度はぬるめで長湯がしやすいというよりは上がるタイミングを見失う系で、この時期の外気温も適温なのでボーッとしているだけで時間が過ぎていく。足元湧出温泉はお湯が空気に触れない状態で身体に染み渡ることになるので成分の効きがいいと言いますが、長く浸かっていると眠くなってきたのでまさにその通りでした。

湯船については底に木の板が敷かれていますが、場所によっては敷かれてなくて地面のまま、つまりになっているところもあります(というか泥の部分のほうが多い)。

これを知らずに入ったところ、その感触の良さに驚きました。ヌルヌルしていて肌触りがとてもよく、泥に温泉成分が染み込んでいて美肌効果が高そうな予感。泥は湯船から上がるときにお湯で流せばいいので問題ありません。下半身全部が泥まみれになりながら温泉に浸かるのも乙なものだ。

あと、温泉の色はかなり濃い乳白色で浸かってしまえば身体が全く見えなくなるほか、混浴露天風呂には専用のバスタオル等をつけたまま入ることが可能なようです。女性専用の湯船もあるし、混浴というと躊躇する方も多いと思いますが、彩雲荘の場合は敷居が低いのでは。

宿泊者専用露天風呂

宿泊者専用露天風呂は建物の一番東側に位置する温泉で、温度は比較的熱めでした。

どれくらいかと言うと早朝のそこそこ冷える中でご来光を拝もうとした中、ずっと浸かっていると熱い→半身浴になる→寒い→(ryを繰り返すくらい。

東側に面しているということで、前述の通り天気がいい早朝はここからご来光が見えます。

目の前に広がるのは八幡平の山肌のみで、視界の中に建物や道路などの人工的な部分があまり無いというのが良かった。景観を売りにしている露天風呂は全国各地にある中で、「山の中にある」ことを実感しやすい立地だと思います。

こんな様子で、滞在中はほとんど温泉に入りまくってました。

特に混浴露天風呂は温度がドンピシャで、湯船の中で昼寝ができるくらいに適温そのもの。源泉温度は約91℃ととても高いものの、この時期だと適度に冷えてくれて長湯に適した温度になるみたいです。

逆に夏場だったら結構熱いと感じるかもなので、5月下旬や秋の季節が特におすすめ。なお冬季は休業するので入ることができません。残念。

夕食~翌朝

温泉で体力を消耗した後は夕食(18:00~)で栄養を補給する必要があって、彩雲荘の食事はそのごく自然な思考の流れに即したものとなっています。

彩雲荘は夕食/朝食いずれもバイキング方式で、つまりお腹が空いたぶんだけ食べることができるということ。予め決まっている量ではなくて自分で食べる量を調整できるというのが、温泉宿という形態に合っていると個人的には思いました。

食堂の様子

夕食はまず一人一匹岩魚の塩焼き?を受け取った後は完全に自由で、座る場所を決めたら後は好きなものを専用のトングでとるだけ。シンプルです。

料理は秋田県名物のきりたんぽや稲庭うどん、鹿肉に加え、驚いたのが山菜料理の圧倒的な種類の多さ。

ざっと列挙してみるとふきみそ、こごみ、わらび、アイコ(ミヤマイラクサ)、姫竹、ふきの煮物、たけのこの味噌漬け、さわもだし、じゅんさい等々。これらに実に美味しい味付けが施してあって、山菜好きな自分としては堪えられない。

この他にも紅鱒の刺身、山菜の天ぷら、唐揚げ、焼きたけのこ、うど酢味噌和え、よもぎ豆腐、アスパラ、うるい、かぼちゃの煮物、大根と豚の角煮、トマトのレモン煮、果物などがあります。

山の幸がこれだけ揃う食事はなかなかお目にかかれるものではなく、温泉に加えて食事でも心ゆくまで「山」を味わえるのが彩雲荘の良いところじゃないかと。

量を調整しながらおかわりに走り、結局お腹いっぱいになりました。幸せな苦しさってこういうのを言うんだろうな。

山のてっぺんにある宿だから山の食事が出るんだろう(下調べはしない派)程度に考えていたのが、想像の2段階くらい上をいってました。どれもこれも美味しすぎる。


夕食の後は再度温泉に入りに行き、眠くなってきたので20時頃に就寝。夜中に温泉に入りに行く人もいたと思いますが、温泉と食事のおかげで気持ちよく寝ることができたので気になりませんでした。

で、翌朝起きたのは早朝の4時前。

昨日確認していた通りご来光の時間がもう少しということで、早起きしてそれを眺めようというわけです。同じことを考えている人は多くて、同じ時間帯に一斉に温泉へ向かってました。

日の出前に入った宿泊者専用露天風呂はほぼ満員だった(手前が男湯)
おはよう八幡平

山の向こうから静かに上ってくる朝日が眩しい。

これを見るとやっぱり山の朝って最高だなと感じる。登山時も同じ感覚になるけど、下界で迎えるのとは全く異なった清々しさがある。空気も比べ物にならないくらい澄んでいるし、何もかもが新鮮だ。

朝起きたとき天気がいいって、やっぱり素敵だなって。

その後は朝食の時間まで温泉に入りに行ったり、二度寝をしたりして過ごしました。ただ日の出がはっきり見えて印象に残ったこともあり、寝るよりは温泉に行く時間の方が多かったです。

朝食の時間は7:00から。

朝の食事ということで胃に優しい内容が多いですが、夕食に引き続いて朝食でも山菜が多く出ました。山菜の料理ってどこか優しい味付けのものが多く、これまた美味しすぎる白米やお吸い物と一緒に食べるとご飯がとても進みます。

しっかり寝たので疲労はばっちり取れた一方で、朝起きてからの温泉に入ったのでそこそこお腹が空いている状況。朝からたくさん食べるのって旅のときくらいしかないけど、空腹なんだから仕方ない。

思うに、朝食に華やかさや特別感は必要なくて、起伏がない平穏な内容が一番。彩雲荘の朝食はまさにそんな感じで、山の上ならではの静けさの中で食べるんだったらこういうのがいいな、と思っていた通りでした。

最後、道の上から彩雲荘を見る

こんな感じで、藤七温泉 彩雲荘での一夜は終了。

チェックアウト後はもう一度八幡平まで軽いヒルクライムをし、秋田県側の田沢湖を目指しました。

おわりに

存在を知ってからずっと泊まりたいと思っていた彩雲荘。どうせなら八幡平ドラゴンアイの季節に訪れたいと思っていて、ド快晴のタイミングで泊まることができたのはとても嬉しいです。

季節柄まだまだ温泉が恋しくなるくらいの気温、そんな中で快適すぎる露天風呂に沈みながら空を見上げる時間の過ごし方が、今までにないくらい最高に気持ちよかった。

八幡平周辺は登山をするにも適していて、登山後に汗を流す目的で訪れても満足できると思います。何より標高1400mの高地にある唯一無二の硫黄の温泉、ここでなら色んな疲れを癒せるはず。とても好きになったのでまた秋頃に訪れたいです。

おしまい。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

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