オーダーフレームであるTADA No.275が納車されてから、早いものでもう5ヶ月が経過しました。
走りの性能はもちろんのこと、見た目も素敵なので「とにかく旅して色々な景色を見せてあげたい」と思い、あれから全国各地に走りに行ってました。
そんな可愛いTADA No.275をもっと可愛くするためにはどうしたらいいか。
色々考えた結果、フロントフォークをカーボン製にしてみることにしました。
カーボンフォーク
フロントフォークといえば、振動吸収性や直進安定性に直結する重要なパーツ。納車時はフレームと一緒に製作を依頼したためクロモリ製のフォークがセットになっており、これで特に不満はありませんでした。
ただ、ロングライドをする上で長い時間帯でみるとカーボンの振動吸収性はかなり有効なのではと思った結果、気がついたらカーボンフォークをポチっていた。そういうわけです。
買ったのはENVEのRoad Fork Rim Brake。
カーボンフォークで検索をかけると思いの外選択肢が少なかったものの、その中でも評判がいいENVE製を買いました。実際に同じTADA車乗りの方も同じ製品を使っているので、それも決め手になりました。
オフセット量はクロモリフォークの46mmで特に不満はなかったため、これに近いラインナップで45mmを選択。
ENVEの公式サイトからだと日本への発送が選択できないため、例によって転送サービスを使ってアメリカ→日本の順で発送してもらいました。
その後一週間ほど無事に現物が届いたため、唯さんのところに郵送して塗装をお願いしました。
塗装のタッチアップ
今回は持ち込みで唯さんにフォークの交換作業をお願いするため、人が比較的少ない平日にエコーへ向けて出発。
いつもなら電車輪行で向かうところですが、移動時間の自由さを考慮して車で向かいました。
交換前に現在のクロモリフォークを撮影。
直進安定性が非常に高く、それでいてクロモリの重さを感じさせない素晴らしいフォークでした。見た目でいうと何よりも細いのが良い。すっきりしていてクロモリのフレームとの親和性が高いです。
フォークの交換の前に、フレームとフォークのタッチアップをお願いしました。
納車からわずか5ヶ月にも関わらず使い方が荒いせいかあちこちにぶつけており、塗装の剥がれが随所に生じていたからです。フォークの塗装の際にタッチアップ用の塗料も作ってもらったため、これを使ってタッチアップをしていきます。
特に7月の阿蘇ライドでは下り坂で盛大に横転したため、クロモリフォークの塗装剥がれがひどいことになってました。
タッチアップ用の小瓶に筆が付いているタイプなので、塗装を直すにはかなり便利です。
ちょっとの傷ならばこれから自分でタッチアップできそうです。
塗装が完了したカーボンフォークとの比較。クロモリと比べるとかなり太い。
その後は網戸を開けて脱走を試みるバジルを眺めつつ、お昼寝をしたりしました。
この日は雨予報だったのに結局曇りだし、気温も丁度いいしでのんびりするには最高の日でした。
フォーク交換
その後、唯さんに改めてフォーク交換をお願いしました。
フォークを取り外した状態。
左がクロモリ、右がこれから取り付けるカーボンです。
フォークの交換において重要になるのが、ステムの取り付けだそうです。
ステムの固定(アンカーボルトの締め込み)が甘いと、ハンドルを持って揺すった際にガタガタします。私も実際に揺らしてみて実感しましたが、固定されているときとされていないときで全く違いました。
逆にアンカーボルトは締めすぎるとステアリングが固くなるので、玉当たりの調整は入念に行う必要があります。
カーボンフォークの取り付けが完了したものがこちら。
直線ばかりのクロモリフレームの中にある曲線箇所ということで、かなり目立ちます。なんか艶めかしい気がする。
このカーボンフォークの真価のほどは、これからのロングライドで徐々に探っていこうと思います。今回はこの全体像を見れただけでも大満足。なおさらTADA車で走るのが楽しみになってきた。
おしまい。
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