私がロードバイク趣味を初めて1.5年ほど経ちました。
自分なりに色々工夫して楽しく続けていけるように努力しているし、実際に楽しいので今後もこのスタイルでいくのは間違いありません。しかし、ロードバイクに乗るときの姿勢(ポジション)は納車時から自分の感覚で決めていたのもあって、本当に現状の姿勢が正しいのか不安になっていました。
間違った姿勢でずっと走っていると癖がついてしまうし、何より身体に不具合をきたす恐れもあります。後から矯正するのは大変だし、そういえば100kmくらいでいつも疲れてしまうんだよなとふと思ったのがことの始まり。
Newサドルのフィット具合は?
結論から言うと、フィッティングを受けたことで自分にとっての正しいポジションが発見でき、それと同時にサドルやシートポスト、ステムを交換することにしました。
今回のポタはそのうちのサドルについて座り心地を確認する目的があります。ただし普通に走るだけだとつまらないので、かねてから行ってみたかった旅館を訪問するのを兼ねることにしました。
目的地としては三重県の伊勢市になり、今回は鈴鹿市をスタート地点にして伊勢市まで往復しています。
関宿の町並みを歩く
伊勢市に向かう途中で立ち寄ったのが、亀山市にある関宿という古い町並み。
関宿は東海道五十三次の宿場町として栄えた場所であり、今でも当時の面影を忍ばせる静かな雰囲気が広がっています。東海道といえば日本橋(江戸)から三条大橋(京都)を結ぶ街道で、全部で53ある宿駅のうち関宿は47番目というわけです。
関宿自体は亀山市の観光資源であり、知名度も非常に高いので多くの観光客で賑わいを見せています。
そういう意味では、時代は変わったとしても宿場として多くの人が通った当時のままの往来があるとも言えます。秋の日中の気温が非常に心地よく、お天気も良くて行動しやすいとなれば当然のことかもしれません。
ただでさえ自分はこういう"道の両脇に古い建物が立ち並んでいる光景"に弱いので、ちょっと寄っていくか程度に思っていたのにも関わらずがっつり散策する結果になりました。もっとも、自分の場合は寄り道がメインなみたいなとこがあるのでこれが平常運転です。
古い町並みの区域は非常にコンパクトにまとまっていて、徒歩での散策が実にちょうどいい感じです。古い建物だけでなくお店や神社仏閣も多くて、ついついあっちやこっちに視線が移ってしまいがち。
ちょっと思ったんですけど、こういう風に歩きがメインとなるような適度に狭いところを訪れるのは自転車が最適じゃないかと。
関宿でも何度か見かけたんですが、車でここに来ようとすると相当狭い道を運転しないといけないし、人通りが多いと余計に危ないです。自転車だったら走る/歩くの切り替えが非常にスムーズな上に、駐車も楽。自分のように観光を楽しみたいとなった場合に、移動手段としての自転車の良さを強く実感できました。
伊勢へ
そんな関宿を後にして、あとはもう伊勢へ向かうだけです。
ただ、このときの走行ルートを選ぶのがなかなか難しかった。マップで見ると国道23号を走るのがよさそうだったものの、実際に走ってみると交通量がとにかく多い上に信号も多い。国道23号は場所によってはバイパスになっているので、なおさら走るのが怖くなってくる始末でした。
かといって別の道を走ろうにも国道23号周辺の道はこれまた車通りが多くて、反対に山側に向かうと今度はアップダウンが多いしでなかなかはっきりしない。
結局は、交通量が多くても流れに乗りやすい23号を走るのがベストという結論になりました。
他の人はどのルートを走ってるのか気になるところ。
とくに何事もなく伊勢市に到着。
宿のチェックイン時間までかなり余裕がありましたが、あまり遠くに行くと帰ってくるのが面倒になるので近場の伊勢神宮外宮や宇治山田駅周辺をぶらぶらしてました。
そんな中で予想以上に人が多いことが気になったので調べたところ、翌日に大学駅伝(名古屋~伊勢)が開催されるようで、それ目的の人が一気に伊勢を訪れているみたいでした。なるほど、道中の交通量の多さもこれだったみたい。
サドルについて。
結論としては今までがなんだったのかレベルで座り心地が改善されました。自分の座骨幅に適合したサイズのものを選んだことで、鈴鹿から伊勢まで走っても全く痛くならない。
以前は同じ距離を走ると座る場所を変えないといけなくなるほどジンジンしてたので、少なくともサドルを変えたことは良いことだったようです。やったね。
その後は今日の宿に向かいました。宿泊した旅館「星出館」についての記録は別記事でまとめています。
この星出館では夕食の提供がないため、この日は星出館の目の前にある居酒屋さんで一杯やりました。
ここのお店がとにかく当たりで、端的に書くと美味いし安い。女将さん一人で切り盛りされている割には料理が出てくるのも早く、満席だったのにも関わらず適度なタイミングで料理がやってきました。
旅のときは大抵こんな風に、宿泊先の近くにある居酒屋で飲むのが習慣になってたりします。もちろん旅館の夕食がある場合は除くけど、宿の値段を抑えて夕食に振るというのも機会が多い。
その土地にしかない店で料理をいただきつつ、その土地の酒を飲む。これが自分の中でベストな夕食の仕方かなと今更ながら感じます。
翌朝
翌朝は5時頃に目が覚めたものの、今日はそこまで晴れそうにないしもう帰るだけか…と早起きをする必要がないことに気がつき、再度布団に潜り込んで二度寝を決めました。
その後は1階の食堂で朝食をいただき、出発の準備をします。というか旅館の朝食の時間って、無心でいただくことが多いような気がする。この後にどんな予定が控えていようが、この時間だけは静かに、急ぐことなく大事にしている感がある。
朝食を食べる=宿のチェックアウトと同義なので名残惜しい気持ちが強いからかもしれません。
あとはもう帰るだけ。
星出館を後にして、大学駅伝の影響で道が本格的に渋滞する前に輪行で帰りました。
目的とする旅館があるかどうかは別にしても、岐阜からだと三重や奈良、それに和歌山は非常に行きやすい位置にあります。今後も何かの機材の確認とかで訪れる機会は多いと思うし、近場にそういうことができる場所があるということが本当にありがたい。
コメント