今回は、まるで千と千尋の世界に登場するような古い旅館に泊まってきました。
群馬県にある四万温泉 積善館は昭和29年(1954年)に青森県の酸ヶ湯温泉、栃木県の日光湯元温泉と共に国民保養温泉地の第1号に指定されているほど有名な温泉旅館で、今も多くの人に愛されています。
国民保養温泉地に選ばれるということはつまり、
- 温泉の効能が顕著
- 湧出量が豊富
- 付近の景観が優れ、環境がよいこと
といった部分が優れており、温泉そのものに加えて景観の良さが評価された温泉地ということ。そういった背景から、温泉で療養するのが目的の際にはまさに最適なところです。
異世界のような旅館
それだけでも十二分に魅力あふれるところなのですが、自分の場合は積善館の本館が日本最古の木造湯宿建築という点について以前から特に興味があり、今回の投宿に至りました。宿泊プランや温泉の詳細については上記の公式サイトに詳しく載っているので、宿泊の際には一度確認してみるのがおすすめです。
なお、積善館には四万川から近い順に本館(湯治棟)、山荘(旅館棟)、佳松亭(旅館棟)という3つの建物があり、今回宿泊したのは本館です。これらはエレベータや通路で繋がっているため、内部で行き来することができます。
本館は昔ながらの湯治場の雰囲気を楽しむことをコンセプトにされているようで、布団の上げ下ろしをセルフサービスでやるなど、最低限のサービスに留めているのもポイントの一つ。湯治といえば自分でなんでもやるのが主流だし、そういうのが好きな人にとっては本館がよさげ。
ちなみに、本館における客室は「本館」と「壱番館」に分かれていて、今回宿泊したのは本館の方です。この辺りの詳細も公式サイトに載っています。
積善館へ向かう道中の道ではあまりにも夏っぽい景色が見れたので、せっかくなので写真を撮りました。
ここまで明確に積乱雲が形よく見れるのは、シーズン中でもかなり珍しい気がする。この日の投宿を歓迎してくれているかのような天気で幸先がいいな。
車で積善館に到着した場合はまず佳松亭の駐車場に車を置き、そこから佳松亭→山荘→本館の順に館内を歩いて本館の帳場で受付を行いました。ちょうど今は本館の駐車場で工事を行っているらしく、変則的にこのような形でのチェックインとなりました。※6月28日~9月30日の期間は本館の駐車場は利用できないようです。
そして、無事に受付を済ませたら後はもう完全に自由。さっきも書いたけど本館はセルフサービスなので、泊まる部屋へは自分たちだけで向かうことになるし、指定されているのは食事の時間だけなので何をするにもフリーダムです。
まずは外観から。
積善館の外観の最大の特徴は、やはりこの「橋の向こうに建物が見える」風景。
四万川の上にかかっている朱い橋の奥に本館の建物が現れてくる風景は、ここから先が文字通り別世界であるかのような印象を受けます。というか「川」という時点でこちら側と向こう側を隔てているような気がするし、そこを渡って本館に入るというのがもう良すぎる。
橋を渡ってすぐ右に建っている一際古い見た目の建物は、昔は従業員の寮として利用されていたものですが、今では特に使われていないようです。
説明書きによれば本館の建築年代は少なくとも1800年より前らしく、多少は姿が変わっているものの建物自体は現在でも残っています。
橋の手前右側にある建物は茶屋「薬膳や向新」といって、主に薬膳料理を提供するお店です。
昔はこちらも旅館の建物として使われていたそうで、今ではお店(兼、従業員の寮)として生まれ変わったもの。旅館に早めに到着した場合は、こちらでゆっくりするのもいいかもしれません。
まだ橋すら渡っていないというのに、そこから見える景色に感動してしまって全く前に進まない。川と木造旅館というだけでも相性がいいのに、そこに映えるような色の橋が加わることによって景観にアクセントを生んでいる。他の旅館の宿泊客もこの景色を見にたくさん訪れていたし、四万温泉といえばこの眺め、というイメージが強いです。
橋の上から景色を眺めていて気づいたことがあって、橋は何も一つだけではなくもう一つありました。朱い橋の上流側に屋根付きの木造橋があって、こちらは従業員専用の橋のようです。
川の両岸に背の高い木造旅館が建っていて、そこを繋ぐこれまた木造の橋。建物には蔦が生い茂っていて年代を感じさせつつ、それを絶妙なアングルで見ることができる。どこを切り取っても絵になる眺め。
そのまま橋を渡り、積善館本館へと到着。
見上げるような高さの建物は木造3階建てで、その迫力を表すのに言葉は不要。特に玄関前の広場から見ると、背後の橋以外の3方向を取り囲むように建物がそびえています。
その建物群の年代は、さっき橋の上からチラ見した通り微妙に異なっているのがいいですね。同じ年代の建物がズラッと並んでいるのもいいけど、玄関から見て正面と右側の建物は古め、左側の客室部分はサッシがあったりと比較的新しめ。右側についても1階部分は温泉なのでそれ相応の壁になっているし、そこから上は完全に木造です。
時代を経るにつれて改装されたところもあり、建物の所々に積善館の歴史を感じられるのが個人的にはグッときました。
なお、本館駐車場はちょうど客室部分の裏手にあるようです。
実は、当初は工事中なことを知らずにナビに従って車のまま玄関前の広場まで来てしまい、係の方のお話に従って佳松亭まで向かうことになりました。
また、正面玄関の左横には2階へ通じる木製の外階段がありました。
こちらも橋同様に従業員専用のようで、2階にも階段へ繋がるような通路はなかったです。
本館の客室へ
玄関から中に入って今日泊まる部屋へと向かいました。
ここで驚いたのが、館内は基本的に土足のまま歩いてよいこと。
客室入ってすぐのところで履き物を履き替える形になっており、玄関から帳場での受付、それに部屋への移動は滞りなく行うことができます。旅館で土足OKというのはなかなかお目にかかったことがないので、これも経営方針によるものでしょうか。
玄関内部の床は石畳になっていて足裏の感触がよく、そのまま旅館の木の床にダイレクトで移行するので気持ちよさが持続する感じ。冬場とかだと靴を履き替えるだけでも寒さを感じるだろうし、この取組みはありがたい。
さて、今回泊まったのは本館1階にある「桐の間」というところで、場所的には先ほど外から見た客室部分の1階にあたります。
この部屋に行くには玄関から階段で2階へ上がった後、再度階段を下って1階へ行く必要がありました。この階段以外で館内からこの部屋に行くことはできず、また、1階にある本館の客室はここだけ(壱番館除く)という独立した部屋になっています。というか、他の客室が番号で分けられているのに対し、この桐の間だけ名前付き。
設備としてはテレビや冷蔵庫、金庫や洗面所があるほか、ポットももちろんあります。ですが、この桐の間の最大の特徴はその立地にありました。
なんと客室に別途玄関が設けられており、そこで履き物を履き替えれば部屋から5秒くらいで屋外へ出ることが可能。つまり正面玄関まで戻る必要がなく、直に外へ出かけることができる。これがもう本当に便利で、特に夜景を撮影しに行くときに重宝しました。
前にも書きましたが、積善館の橋は四万温泉で最大の撮影スポットといっても過言ではありません。
他の宿の宿泊料も含めて人がひっきりなしに往来していて、なかなか自分たちが撮影するタイミングを掴みづらいです。しかもこの日は旅館に到着したと同時に大雨が降ってきて、それ移行も断続的に降ってくるという天候。正面玄関周辺でずっと待機するのは面倒ですし、もうこの部屋をあてがってくれた積善館の方に感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。
予約の際にはこちらの人数が2人なので「本館 2名までご宿泊できるお部屋」で予約したまでで、当然ながらどの部屋に泊まるかなんて当日まで知らない。蓋を開けてみればこれほど素敵な部屋だったのは運がいい。2人とも写真撮るタイプだったのでなおさら。
そういえば外観を眺めているときに、なんか1階にも別に玄関があるなとは思ってましたが、まさかここに泊まることになるとは。
あとは、四万川沿いにある部屋なので単純に眺めがいい。
四万川まではそこそこ高低差があるので迫力もあって、たぶん本館の客室の中では朱い橋に一番近いんじゃないか?ってくらいに間近で橋を見られるのも好きなポイント。逆に言うと本館に宿泊しないとこの景色は見れないわけで、景色的な意味でも本館はいいところです。
その後は部屋に戻ってお茶を飲み、温泉の案内などをめくりつつ予定を決めました。
早い時間にチェックインしたのでまだ時間にはかなり余裕があります。2人とも散策が好きということでまずは各自で館内を散策し、その後は合流して温泉に入りに行くという行程にしました。
こういうのがあるので、旅館に着くのはできるだけ早いほうがいいと思ってます。割と遅い時間に着いてしまうとすぐに夕食の時間になってしまうし、外も暗くなってしまって散策どころではありません。今回はチェックイン開始時間(14時)と同時に旅館に到着するように時間を調整したので、これがうまくハマってくれました。
館内を歩き回る
部屋を後にして、この積善館の館内を散策してみることに。
夕食は夜の時間帯に大広間を訪れる形になっていて、その前に温泉に入ることを考慮しても散策にあてる時間は十二分にある。本館だけでなく山荘の方にも行ってみます。
本館の2階以上は基本的に客室のみとなっており、特に玄関の真上より北側はすべて旅館の従業員専用の通路や部屋になっています。そのため、宿泊者が立ち入ることができるのは山荘へ続く通路から南側(客室&食事処)のみ。
また、本館には元禄の湯の他に岩風呂もあって、これに入る場合は本館2階へ行く必要があります。
本館から山荘へは階段やエレベータで向かうことができますが、そのうちエレベータへ通じているのがこの浪漫のトンネル。
本館から上の山荘や佳松亭は山の斜面に建てられており、水平方向への移動は地中を進むことになります。このトンネルはその通路に相当するもので、独特の重たい雰囲気が漂っているのが特徴。先程外観確認の際に見かけた朱い橋と同じように、こちらもなかなかの異世界感がありました。
特に、駐車場に車を止めて佳松亭から山荘経由で本館に向かう場合、エレベータの扉が開いた先がこの景色になっているので初見ではかなり驚きました。なお、夏場だとかなりの蒸し暑さになっているためか、扇風機が備え付けられています。
そのエレベータを上がって山荘へと移動してきました。
山荘には共用スペースはあまりなく、廊下から見て四万川方面に客室が並んでいる以外に目立った特徴はなし。公式サイトの写真を見る限りだとかなり豪華な内装をしているようでした。また、山荘には予約不要の貸し切り風呂があって、こちらは空いていればいつでも入ることが可能です。
そこから先へ進むと佳松亭の建物となります。
佳松亭は山荘や本館と比べると一際高級感がある扱いのようで、1階の総合フロントや温泉(杜の湯)以外は素通りしました。客室についても書かれている言葉が「貴賓室」だったり「クイーンサイズベッド」だったり造りが新しかったりと、色んな意味で自分には馴染みがないようです。
本館から山荘への移動はエレベータを使ったものの、あまりに蒸し暑いのでその逆の移動では階段を利用しました。
階段は石と木を組み合わせたような変わった床になっていて驚いたほか、階段が通じているのは本館の2階ではなく3階部分でした。歴史的に考えると本館の後に山荘が造られたため、建築しやすい場所に通路や階段を付けたっぽいです。
本館の散策~温泉
本館に帰還。
行きではスルーしていた本館3階に行ってみたところ、外観確認時にすでに把握していたとおり、奥の方は寮になっているという旨の看板が立っていました。また、行きのタイミングでは館内ツアーの客がここでビデオを見ていたらしく、その痕跡を感じながらささっと散策することに。
本館3階の手前部分には部屋が3つほどあって、いずれも昔は客室として使われていたのではないかと思われる構造になっています。
公式サイトでの説明の通り、昔の積善館では湯治文化が中心でした。湯治が前提となっている旅館の客室は相当にシンプルなのは私も他の旅館で経験済みなので、たぶん昔はここから積善館の入り口を見下ろす形で、景色を眺めていた客もいたのではと思います。
しかし、よく考えてみれば館内に従業員の寮があるというのも珍しい気がする。
一般的な旅館だとそもそもそういう部屋は確保されていないような感じで、積善館のように明確に「従業員の寮です」というアピールもしていない。朱い橋の隣に建っている建物も昔は寮として利用されていた、という話についても直に従業員の方から伺った話だし、なんというか「旅館の影の主役である従業員の方の存在が、宿泊客にもはっきりと把握できる」ように建物が運用されている。
例のジブリ映画も従業員目線のストーリーだったことを踏まえると、ここを訪れた人が自然とそれを連想してしまうのも当然といったところかも。
ここの小部屋が自分はかなり気に入ってしまい、腰を下ろしてくつろいでました。
そもそもが3階という高所に位置しているので眺めがよく、本館前の景色を一望することができます。それに加えて窓際が軒並み木製なので、身を乗り出して腕を置いた際の感触がいい。冷たい金属製ではなく、あくまで木製のままという点が良く感じる。
本館3階でまったりした後は、そのまま階段で1階へと下って資料室を見学。
資料室には、昔の積善館の歴史などについての資料が並べられています。場所的にも元禄の湯の前にあるので、例えば湯上がり時に休憩がてら見て回るのもいいかもしれません。
散策はこれにて一旦終了。夕食の時間までに温泉に入ることにしました。
最初は、積善館の中で洗い場が一番多い佳松亭の杜の湯で身体を洗うとともに内湯と露天風呂を満喫。
実は我々が投宿してから少し経ったあとに天気が急変し、快晴から一転して土砂降りになってました。露天風呂はそんな豪雨の中での入浴となって、これはこれで楽しかったです。雨の中の投宿となるとテンション下がるけど、投宿してからだったら特に問題なし。他の温泉では洗い場の数が1つ程度しかなく、公式でもまずはじめに杜の湯に行くのは推奨されている感じでした。温度は比較的ぬるめで長湯がしやすいです。
その次は、本館2階から階段を下ったところにある岩風呂に入りました。こちらは入り口と脱衣所が一体になっているようなお風呂で、扉を開けたら目の前に温泉が広がっています。温度は先程入った杜の湯と比較すると熱めでした。
忘れてはならないのが本館1階から行くことができる元禄の湯です。
扉を開けた先に脱衣所と浴室の境界がない広い空間が登場するのですが、先程見てきた本館の和風さとはまた異なったモダンな造り。アーチ状の窓や格子、壁の模様も含めて洋風になっているのが面白い。
浴槽としては2人くらいがゆったり入れるくらいの湯船が4箇所と、少し大きめの湯船が一つあります。湯船一つ一つに蛇口はあったものの、今回の訪問時は湯はかけ流しではなく足元から静かに湧き出していていました。それだけに浴室内に響く音は皆無で、周囲の空間の雰囲気も相まって独特の良さがあります。
この洋風な浴室はタイル張りになっており、湯船は石で構成されていました。この石が実に身体への親和性がよくて、その深さもちょうどいい。湯船のへりの石に頭を乗っけて寝るのに適していて、ここにじっと入っているとそのまま寝られるくらいに快適です。熱さもそこまで熱くないのもグッド。
浴室の様子は上の画像の通りで、湯船が個々に独立しているのが最大の特徴かなと思います。今日で言う大浴場や、大きな浴槽に大人数が入るという形式が確立される前の時代(昭和初期)に造られたものだけあって、個人的にも新鮮な気持ちで入ることができました。
自然と「一つの湯船に一人が入る」みたいな空気が漂っているおかげで、他の人に気兼ねなく出たり入ったりすることができて居心地がいい。その一方で、自分が今いる空間そのものはめちゃくちゃ広い。このギャップが、他ではなかなか味わえない元禄の湯独特の構造だと思います。
夕食~夜景~朝
そんな感じで3連続で温泉に入ると何が起きるのかというと、お腹がとんでもなく空くということ。
ただでさえ空腹状態だったのに、温泉の効能もプラスされてかなり飢えた状態です。なので、夕食の開始時間と同時に食事処まで直行するという形になりました。
夕食は、通常の献立にお刺身や茶碗蒸し、岩魚の塩焼きなどが追加された「四季御膳」を予約していて、このボリュームの多さが空腹に非常に効いてくれました。
山に囲まれた四万温泉には四季折々の山菜や、群馬県名産のこんにゃく、お豆腐、味噌、漬物などの食材が揃っています。そのどれもが身体によい品で、要は湯治にふさわしい健康的なものばかり。味付けは素朴なのに自然と食欲が湧いてきて、当たり前みたいにご飯や汁物を何倍もおかわりしてました。特に汁物(上州麦豚こしね汁)が野菜たっぷりでとにかく美味しい。
おかずの一品一品が美味しいのは間違いなくて、それに地酒やご飯、汁までもが加勢して胃の中を刺激してくる。温泉で身体の調子を整えた後は食事でさらにそれを加速させる流れになっていて、もう何も言うことないです。幸せ。
夕食後は最初に布団を敷いて寝る準備をし、夜景を撮りに行ったり再度温泉に入りに行ったりしながら夜の時間を過ごしました。
夜景については、夜の時間はちゃんとライトアップをしてくれるので撮影がやりやすかったです。完全に真っ暗だったら三脚がないと無理だったけど、これだけ明るければ手持ちで十分。本館の建物が軒並み明るく浮かび上がっている様は幻想的そのもので、これに雨による照かりが加わってなんとも良き。
また桐の間からの屋外へのアクセスの良さが本当に便利で、雨がやんだっぽいので夜景撮りにいくか、というのが気軽にできました。
翌朝。
昨夜は隣を流れる四万川の流れを聞きながら眠りにつき、この日はかなり早い時間に目が覚めた。眠気覚ましに元禄の湯に入りに行って、その後は元禄の湯の前でしばらく朝の空気を味わう。
温泉旅館は早朝から温泉に入れるところが多いですが、実際に早起きして入りにいく人は実はそんなにいません。なので、それこそ他の宿泊客を気にすることなくのんびり温泉に入ることができました。
あれだけ夕食を食べたというのに、朝になったらしっかりお腹が空いているあたり四万温泉の効能は凄い。
なんかもうお腹を空かせるために温泉に入っている感もしてきてマッチポンプじみているけど、温泉旅館の過ごし方はこれが正解だと思う。温泉に浸かって身体を温め、その後の食事でしっかり食べる。身体にとってもこの流れが良いことは分かっているし、何よりも精神的に開放されたような感覚にもなる。やはり人生には温泉旅館が必要だ。
こんな感じで積善館での朝はあっという間に過ぎ去っていき、そのままチェックアウトとなりました。
投宿してから朝になるまでがすでに一瞬だったし、特に温泉入ってからは時間が飛んだかのような早さ。これはそれだけ積善館でのひとときが充実していたということに他ならないわけで、今回積善館に泊まって本当によかったと思ってます。
外観や館内の様子もまさに自分が好きな要素であふれていて、温泉や食事も同様。積善館を最初に見たときの「異世界感」は勘違いではなくて、まさに日常を忘れるような素敵な体験を送ることができました。
おしまい。
コメント