【南阿蘇~高千穂 天安河原~天岩戸神社】ロードバイクで日本神話が息づく渓谷の里を訪ねてきた Part 1/2

Part 1:南阿蘇~高千穂 天安河原~天岩戸神社
Part 2:高千穂峡~高千穂夜神楽~日之影~延岡

今回は、ちょっとロードバイクで宮崎県の高千穂を目指してきました。

実は前回やった壱岐島ライドで神の存在…というか神話の存在がすごく心に残って、ならば同じ九州において似たようなところはないか?と興味を持ったのがきっかけです。

ある旅の中で要素が完結するのではなく、むしろ次の旅への始まりとして位置づけられている。こういう経験は今までにも何度かあったけど、今回はそれがより顕著でした。


高千穂は「日本神話ゆかりの里」として有名で、高天原から日の下の神々が降り立った地とされています。

各地には天岩戸や天安河原といった神話の舞台になった伝えられる場所、あとそれらに関係する神社が数多く存在していて、もうこの時点で自分好みな感じが伝わってくる。神社が好きな自分としては、そこに神社があるというだけで訪問する十分な理由になります。

高千穂の神話 | 高千穂町観光協会

古事記や日本書紀に登場する3つの神話のうち、2つ(高天原神話と日向神話。残り一つは出雲神話)の舞台がここというわけで、日本古来からずっと人と神がともにあった特別な地。中でも特に有名なのが天岩戸の神話で、これは自分も学習した記憶が残っていました。太陽神である天照大神が岩戸に隠れてしまい、八百万の神々が岩戸の前で宴を開いたというあれですね。

高千穂は宮崎県の山深くにあって自然が豊かな一方で、その土地を実際に訪れて神話に触れることで、神秘的な風景やスポットをより深く楽しむことができるだろう。そういう思いから訪問を決めました。

もくじ

春の南阿蘇

高千穂に至るルートは数多くある中で、今回は熊本空港から阿蘇の南側・南阿蘇を経由して宮崎県に入り、そのまま高千穂に到着するという流れを選択しました。高千穂では一泊し、名物である高千穂夜神楽を見学して翌日に延岡まで走ってゴールとしています。

距離的にはそこまでなので出発時間が早かったら一日で行ける行程だけど、やはり自分としては散策時間を多めにとっておきたいし、何よりも神社に参拝することを重要視したい。そうなると一日ではもったいなくて、自動的に2日になりました。

あれこれ考えるのは後にして、とりあえず早速出発。

阿蘇方面

この日は朝の熊本空港からスタートで、いきなり天気が良すぎて精神的に嬉しい。

熊本空港は久しぶりに来た気がするけど、ずっとやってた新旅客ターミナルビルの建設工事はやっと終了したみたいです。到着ロビーから外に出たらなんか前と雰囲気が違う!って思ってたのが、単純に建物が新しくなっていたのでした。

しかも完成したのはつい先日の3/23で、快晴の空の下で供用されて間もない新しい建物を利用できたのは運がいい。

熊本空港から阿蘇方面に向かうルートのうち、今回は順当に国道57号を選びました。阿蘇スカイラインとか大観峰とかに行くんだったら県道339号(ミルクロード)に行くところが、今回はそうではないので。

国道57号は阿蘇の近くで二股に分かれており、南阿蘇方面への分岐の近くにあるのがこの新阿蘇大橋です。この橋は熊本地震によって崩落した阿蘇大橋を新しくしたもので、完成したのは2021年。

こんな風に震災の跡地に新しい建築物が、しかもこんな巨大なものが造られているのを見ると、震災の傷を乗り越えていく人類の知恵が垣間見えるような気がする。熊本地震の影響は今までの旅で熊本県周辺を巡っていく中で目の当たりにしてきただけに、この新阿蘇大橋の威風堂々感は正直震えました。

橋を渡った先には展望台があって、ここからの景色は開けていて美しいの一言。幸先の良い出発になって何よりだ。

新阿蘇大橋を抜けたら、次は国道325号…ではなくその外周側に位置する道を走って高森方面へ。ここからの区間は南阿蘇村を通っていくことになり、その名の通り阿蘇の南側に相当します。

阿蘇のカルデラの中を走る分には比較的平坦な道が続くことになって、平坦と行っても多少のアップダウンはあるものの、阿蘇そのものの獲得標高に比べたら平坦と言っていいレベル。ほんの少し場所を変えるだけで斜度が明確に異なるのが阿蘇の特徴だ。


ここでちょっと阿蘇の話をすると、阿蘇の何が良いって「どこを走っても迫力ある景色が楽しめる」ということ。

阿蘇のカルデラは途方も無いほど広く、真ん中に位置する阿蘇山を目印にして外周を巡っているだけでも満足できます。さらに外側の外輪山に上ればさらに視界が広くなってもっと圧倒されるし、自然としての巨大さを実感できるのが阿蘇の好きなところ。地形としてのパワーを存分に味わえます。

ここ南阿蘇においてもそれは同様で、単純に南東に向かう道中がもう気持ち良すぎる。この日は北西からの風がとてつもなく強かったのも関係しているものの、広大な平野を吹き抜けていく風とともにかなり快適に走れました。なんか風と一体となった感覚になる。

突然の馬

阿蘇を走っていく中ではどこも自然豊かで、つまるところ草木が多いということ。道の近くには背の低い植物が生えており、これらが風によってたなびく様を横目に見ながらのライドは心地よいです。

向こうに見える阿蘇の山肌はまだ冬のままだけど、手前側はもう完全に春か夏。今は季節が移り変わっていく遷移域なわけで、"なりつつある"というシチュエーションもまた良い。夏になったら阿蘇はまた再訪する予定です。

あと、道中では平野部を活用した馬の飼育場?のようなところもあって、いきなり道端に馬が登場してきたので驚きました。一般的な生活を送っていく中で馬に遭遇することはなかなかないので、新鮮な気分だ。

で、阿蘇といえば雄大な景色に加えて水が綺麗なのが特徴の一つ。阿蘇近隣には豊富な天然水が湧き出す水源が数多く存在しており、道中ではそのうちの一つに立ち寄ることにしました。

訪れたのは、南阿蘇白川水源駅のすぐ近くに位置する白川水源という水源です。

日本の中でも特に美しい水場を抜粋した「名水百選」にも選ばれているほど有名な場所であって、ここから湧き出た水ははるか西、熊本市内を流れる一級河川の白川へと成長していく。どんなに大きな川にも始まりとなる流れがあるわけだけど、その始点をこうして訪問してみました。

ここに限らず、阿蘇周辺の湧水群は(山の中にあるわけではないので)気軽に訪問することができるほか、駐車場なども整備されていたりするので観光面でも力を入れているようです。すぐ横には物産館などもあり、阿蘇を巡る上でのスポットの一つとしておすすめ。

水が透明すぎて、なにかもが丸見えになっている
目を凝らすと、底から水が湧き出ているのが見える

駐車場から遊歩道を歩いていくと突き当りには白川吉見神社があって、その手前には水が湧き出る大きな池。

ここからは静かに水が湧き出ている様子を見ることができ、形としては澄んだ水を眺めているだけ…なのに全く飽きることがない。と同時に、大地に出てきたばかりの自然のままの水って本当に透明なんだなと思いました。水面への太陽光の反射があって、初めてそこに水があると認識できるレベルで透明すぎる。

水についてはそのまま掬って飲むことも可能で、雑味がないすっきりとした味わいでした。これから軽いヒルクライムをする身としては、この水の美味しさが助けになったのは言うまでもない。

そこそこ気温が高かったとはいえ春先のこの日でさえも、付近を散策しているだけで「涼」を感じることができて精神的に開放された気分になれた。夏になったらそれはもう最高でしょうね。

昼食は焼肉定食

ひとしきり水の綺麗さに感動し、次の場所へ。

観光客が集中するエリアを離れてその後に訪れたのは、地元の人しか訪れなさそうな昭和感ある高森の食堂。宮崎県に入る前に、ここで栄養補給として昼食にしました。がっつりとした焼肉定食に胃も喜んでいるのが分かる。

自分は観光要素が強い飲食店で名産品を食べるのももちろん好きだけど、同じくらいに好きなのがその土地にしかないような食堂や喫茶店なんです。

こういうところって静かに雰囲気を味わえることが多くて、昼下がりの時間帯を過ごすには最適。喧騒から離れて、地元の人に混じってランチを楽しむのも悪くない。むしろ好き。

阿蘇から宮崎の山間部へ

高森を過ぎると平坦区間は終了して、国道325号を通って宮崎県に入るまではアップダウンが連続します。

しっかり上るのは最初の外輪山を超えるところまでで、後は順当に南東に向かう形。地形としては九州のさらに中心部へと向かうので完全に山岳ルートになるのではと戦々恐々だったけど、良い意味で拍子抜けでした。

外輪山を抜ける手前には阿蘇くじゅう国立公園 高森展望所があって、ここからの眺めが特に良かった。

阿蘇の裾野に広がる平野の広さがここからだととてもよく分かり、今日はあの向こうに見える山のさらに奥からやってきたことに思いを馳せてみる。今までの道とはレベルが異なる地点から俯瞰してみると、その土地のスケール感を実感しやすい。

これは持論になるけど、平野をずっと走るのは体力的には楽な一方で、見える景色は様変わりすることがない。なので、適度に標高を上げ下げするような道を選ぶのが好きだったりします。

阿蘇においては何も考えなくても自動的にそれが実行できて、平野部と坂道、そして標高の高さのバランスがとても良い。そんなに距離を走らなくても本当に色んな角度から大地を眺めることができるし、こんな地形を数万年前に形作ってくれてありがとう…火山…という気持ちになる。

阿蘇にお別れをし、ここからは阿蘇ではなく高千穂の存在を遠くに感じながらのライドへと切り替わる。

阿蘇から高千穂に向かう道は、大きく分けて国道325号と国道265号があります。今回は高千穂での散策時間を確保したかったため、前者を選択。

この看板からしばらくの間は阿蘇みたいな地形がそのまま続いていて、そこから徐々に山というよりは「渓谷」へと地形が変化していくのが理解できました。看板がなかったとしても、地形だけで高千穂が近いというのがなんとなく分かる。

鳥居は表通りと同じレベルにある

その道のりの道中で立ち寄ったのが、田園地帯の中に位置する草部吉見神社という神社。

なぜこの神社を訪問したかという理由は鳥居と拝殿の位置関係にあって、ここは全国的にも非常に珍しい「参道を下って拝殿に向かう」ところなんです。

一般的に神社といえば、鳥居とその奥の拝殿は同じ高さにあるか、もしくは拝殿の方が標高が高いのがほとんど。神社って山の中だったり小高い丘にある(神社は山への信仰と密接な繋がりがある)ので、そうなっているのが自然なんだけど、ここではそれが逆転しているのが摩訶不思議でした。

この特徴から、草部吉見神社は「日本三大下り宮」(他の2つは貫前神社(群馬県)と鵜戸神宮(宮崎県))と呼ばれています。

草部吉見神社

おお…本当だ。

130段もの階段を下った先に拝殿が鎮座している。

今まで訪れた神社と同じく、ここももちろん神社のうちの一つ。しかしそこへ向かう道中が特殊すぎて頭の中がバグを起こしていた。どうしてこのような配置にしようと思ったのか、その背景を想像してみるのも面白い。

一般的な神社のように、上方に長く続く階段を上っていく形式は例えるなら天へと上っていくような感じ。上った先はいわゆる別世界で、神社の周りで一種の神々しさを感じるのもこれが一因のように思っています。

翻って逆に階段を下る形式だと、天ではなく地の底に潜っていくような感覚になる。階段の周囲には鬱蒼とした杉林が展開されていて、今まで空の上にいたのが地に降り立った感じ。こういう経験は普通の神社では味わえない。

拝殿を眼下に見ながら訪問するというのも、相当に新鮮でした。移動のしやすさ中心で国道を爆走するのもいいけど、こういう風に脇道にある隠れスポットを巡りながらの旅が自分には合っている。

遠近を感じる景色が多い
宮崎県に入った

再び国道325号へと合流し、ループを下っていくと高千穂の歓迎オブジェがあります。

彼らは天岩戸神話に登場する手力男命(たぢからをのみこと) と天鈿女命(あめのうずめのみこと)で、ここから先は高千穂町に入るので登場しているというわけです。初っ端からいきなり神話の存在に出会うことができて、ここが他の何でもない「高千穂」ということを説明してくれている。

あと、服装の色が自然界にはないような派手な色合いだったこともあって、特に意図しなくてもここで立ち止まることにはなっていたと思います。色んな意味で存在感がありすぎる。

熱烈な歓迎を受けた後は、高千穂の中心部方面へと移動。

国道325号をそのまま走るだけでも高千穂町の中心部へと向かうことができる一方で、その前に訪問しておきたい場所があるので途中で横道に逸れました。

ここは県道204号(神話アグリロード)を東へ進んでいったところで、高千穂に到着して最初に向かうスポットがこの先にあります。さっきまでと比較すると高台から集落を見下ろす道がとても多く、つまり集落とそれ以外とで高低差が大きいということ。山の斜面にそって道が通っており、そこを斜めに突っ切るような切り開き方をした箇所がよく見られます。

天岩戸神話の地を訪ねる

というわけで、高千穂町岩戸に到着。

この先に何があるのかはこの地名からも一目瞭然で、天岩戸神話の舞台となった天安河原や天岩戸があります。それに加えて天岩戸を御神体とした天岩戸神社などの複数の神社も集まっており、ここ一帯を回るだけでも高千穂を楽しめると思います。

場所的には高千穂の中心部からは10kmほど離れているので、一般的には車を使うことになるのかな。今回は中心部を経由せずに直接向かいました。

こういう景色が好き
猫に凝視される
農村の静かな道を走る

国道方面から神話アグリロードを走ってくると谷間の上の方に出てくるので、目の前には里山の長閑な景色が広がっています。これが個人的にはかなり好きになって、トンネルを抜けてちょっと下っていった先がこれなのが体感できる空間の広がり具合として絶妙すぎる。

高千穂町は「町」と名前についている通り、区分としては間違いなく町。それでも実際に訪れてみると田んぼや山、川や畑と民家と割合がまさに里山と呼ぶにふさわしくて、この空気感が心地よすぎて下ってしまうのがもったいなく感じてしまった。

うまく言葉にはしづらいものの、民家のすぐ側に農道があって畑があって、畑の近くには猫が歩いていて…と、どこを見渡しても時間の流れがゆっくりとしている。春先なので気候も適しているし、こういう環境下でやるサイクリングが自分は一番好きだ。


そんなことを考えながら走っていき、岩戸川のそばにある天安河原(あまのやすかわら)に到着。

川沿いに沿って遊歩道が整備されているので、ここを歩いて川の奥へと向かいます。

岩戸川は全体的に渓谷の様相を呈しており、水面のすぐ近くから岩の壁が形成されていました。

木々と水に囲まれているので空気が澄んでいるような印象があり、阿蘇での水の綺麗さに引き続いて今度は空気の綺麗さに驚いている。今回の旅は大自然の中を通ることになるのである程度は予想していたものの、まるでここにいるだけで精神が浄化されていくようでした。

天安河原

そして、遊歩道の最奥にあるのが天安河原です。

天照大神がこの穴に籠もった結果、世界が闇に閉ざされてしまったのでどうやって出てきてもらうかを八百万の神々が相談した場所がここ。雰囲気としては川の音が支配的で、木々の緑と洞窟の明暗の差が幻想的でした。

巨大な入口をした洞窟の先には鳥居があって、自然の近くにある神社…というよりは、もう自然と完全に融合したような感じになっている。自然をはじめとして八百万には神々が宿っているという前提で周囲を見渡してみると、鳥居の存在が自然の深さを増幅させているような気がしました。ここだけ密度が濃いイメージ。

洞窟の近くには、願いを祈願する人々によって石が積まれています。これは当初は社のみがあって信仰の対象となっていたのが、いつの間にか積まれていったものだそう。

その数は数えることすら叶わぬほどで、その雰囲気はなさがら賽の河原のような。でも逆に考えるとこれだけ願掛けをしにきた人がいるわけで、確かにこの場所の神聖さに触れたのなら、何かを祈りたくなってくる。

せっかくなので、自分も健康と安全を願っておきました。自分自身について限定すると、旅はやはり身体があってのもの。心身ともに健康なことに越したことはない。


祈りを捧げた後は、すぐ近くにある天岩戸神社に参拝しました。

観光的な話をすると、観光客はまず車を天岩戸神社の前に駐車して神社に参拝し、そのまま参道から県道7号を歩いて天安河原に向かうという形が一般的なようです。ただし駐車場からだと距離がそこそこあって、特に暑い時期だと歩くのが大変そう。

天岩戸神社は東本宮と西本宮に分かれていて、まずは順当に川の右岸にある西本宮へ。

鳥居の先にサイクルラックが設置されているので、ロードバイクで来た場合はここに止めればいいようです。なにこれ便利すぎる。

ロードバイク自体は比較的どこにでも止めやすい一方で、こういう風にちゃんとラックを設置してくれているのはフレンドリーですね。

天岩戸神社の西本宮
天岩戸遥拝所の入口

天岩戸神社の西本宮は境内がかなり広く、巨大な木々や石灯籠、数々の木造の建物など、自分が神社の好きなところが全部詰まっていました。鳥居をくぐった先の参道も長く、狭い感じがどこにもないのがとても良い。

天岩戸神社は先程も述べた通り、岩戸川の対岸に存在する洞窟(ここが天岩戸とされる)を御神体としています。そのため本殿が存在せず、天岩戸遥拝所という場所から天岩戸を拝めるようになっていました。自分ははじめ天岩戸と天安河原を混同してしまっていて、実際は全くの別物。

祭神は西本宮・東本宮ともに神話にも登場している「天照大神(天照皇大神)」で、特に説明不要の太陽の神です。

この日は雲ひとつない青空のみという快晴の天気のなか、この神社に無事に到着することができた。すなわち太陽の存在を最初からずっと実感してきたということで、神様ありがとう。本当に感謝しています。

天岩戸神社の東本宮

西本宮の後は、左岸側に移動して東本宮にも参拝しました。

東本宮は西本宮と比べると割とひっそりとしており、石段を軽く上っていった先の高い位置にあります。東西で神社の性格が結構異なっているように思えて、なんか一度で二度美味しい気分。

参道前の店が充実しているのは西本宮の方で、観光バスが多く乗り付けているのも西本宮の方だと思います。しかし西本宮は神社というよりは天岩戸の遥拝所としての用途がメインのようで、純粋に天照大神を祀っているのは東本宮の方っぽい。

天岩戸神社で過ごす時間はあっという間に過ぎていったけど、神社にいるときって体感時間がかなり早いと思う。えっもう30分経ってたの?ってなることも過去に一度や二度ではない。

神社の境内を散策するとき、神に祈っているとき…。やってる事自体は多くないはずなのに、過ごす時間の密度が濃く感じる。平穏で静かな環境が好きな自分としてはこういうゆったりとした時間を大切にしたいし、これからも旅の中で神社を参拝することは続けていきたい。


一通り天岩戸神社付近を散策して、続いて向かうのは高千穂の中心部。

時間はすでに昼から夕方へと差し掛かっており、高千穂で迎える夜が近づいてくる。続きはPart 2から。


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