TAMAISM

旅の記録とか、舞台訪問とか。(旧 OFFTAMA)

【湯田中渋温泉郷 越後屋旅館】静寂な温泉街・角間温泉に泊まってきた (@長野県山ノ内町)

【訪問日:2020年12月5日~6日】

長野という温泉大国

12月に入り、いよいよ寒さも厳しくなってきましたね。このところ布団がめっきり恋しくなってしまい、特に朝なんかは布団から抜け出ることが一段と億劫になっています。

さて、今回の宿泊記録は温泉大国と名高い長野県の湯田中渋温泉郷が舞台となります。

湯田中渋温泉郷といえば長野県の北部にある一大温泉地で、湯田中温泉や渋温泉といった有名どころが集まっている場所でもあります。自分もここを訪れる機会が今までに何回かあって、ついこの間だと9月に渋温泉に泊まりに行ったことは記憶に新しい。

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ですが、今回泊まったのはそんな湯田中渋温泉郷の中にありつつも、どちらかというと多くの観光客が訪れるようなところではありません。むしろひっそりと温泉に入って、静かな雰囲気を楽しみたいと思う人が選択するようなところです。

その名は角間温泉といって、場所的には渋温泉のすぐ南側にあるこじんまりとした温泉街です。角間温泉という名前は上田市にもあるので、今回訪問した山ノ内町の方の角間温泉は知る人ぞ知る…という位置づけのようでした。

実は「湯田中渋温泉郷」は以下の温泉の総称で、何も湯田中温泉と渋温泉の2つに限定した名称ではありません。一つ一つの温泉としての規模は比較的小さいですが、それが集まることで巨大な温泉街が形成されているというわけです。

  • 安代温泉
  • 角間温泉←今回泊まったところ
  • 上林温泉
  • 沓野温泉
  • 地獄谷温泉
  • 渋温泉←前回泊まったところ
  • 新湯田中温泉
  • 星川温泉
  • 穂波温泉
  • 湯田中温泉

それにしても、この温泉街だけでもこれだけの数の温泉があり、さらに周辺にも多数の温泉が存在していることに驚嘆せざるをえない。自分が長野に住んでたら毎週のようにこれらの温泉に入りに行っているでしょうね。

ただ、岐阜に住んでいる分には長野へのアクセスがいいのが非常に助かります。ほんの3時間ほど運転すれば長野に行けるメリットは非常に大きい。

越後屋旅館に泊まる

で、今回の旅についてですが。

今回の行程は至ってシンプルで、日中は長野県の山岳地帯を縫うように自転車を走らせ、夜はこの角間温泉で1泊するという計画です。いや、週末の1泊2日でこんなに充実した時間が過ごせるのだから実に良い。岐阜→長野の移動時間が少ないため、旅のメイン部分だけ考えればいいというわけです。

ライド部分の記録については別記事で述べるとして、今回は泊まった宿と、角間温泉そのものについてご紹介していきます。

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角間温泉 越後屋旅館の外観

泊まったのは越後屋旅館という宿。

すでに述べたように、そもそも角間温泉は非常にコンパクトにまとまった地域です。昔はどうだったのかは分かりませんが、今は4軒の旅館と3軒の共同湯のみが存在しており、例えば前回訪問した渋温泉のような豪華さは感じられません。ただし、民家が立ち並ぶ一角にいきなり旅館が登場してくることもあって、地域に根付いている感がより強く伝わってくるのが印象的でした。

越後屋旅館は正面から見ると木造3階建てで、1階から2階、3階へと上に上っていくにしたがって軒下がせり出すような構造になっています。角間温泉自体が山の斜面に位置している影響で建物全体の造りも特徴的になっていて、玄関から奥に向かうにつれて階数が変化していく、いわゆる懸け造りが用いられていました。

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こんにちはー…(ガラガラ)

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何回目かの声掛けでご主人が登場されたので、お願いしてロードバイクを中に入れさせていただきました。

玄関の天然石が敷き詰められている土間部分は非常に広く、例えば積雪時は屋外から屋内に入ったときにここで雪を落とすことも容易にできます。そして真正面には2階へ続く階段があって、空間的に上へと続いていくことが想像できるのがまた良い。

今回の訪問時はギリギリ積雪がない時期だったものの、玄関の廊下にはファンヒーターが置いてあるし、土間部分には灯油の缶がたくさんありました。気温についても岐阜では考えられないほど低く、同じ12月初旬という環境であっても場所によって「冬」の度合いが大きく異なることが分かります。

見方を変えると一足先により深い冬を感じられるともとれるし、この寒さもなぜか心地よく思えてくる。

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今回のお部屋は新館の最奥にある一人用のところ

まずは、お部屋に案内していただきました。

先程、この越後屋旅館の構造は懸け造りと書きましたが、本館玄関の1階部分を基準にすれば3階に相当する高さにある部屋となります。階段を上って本館から隣の新館に移り、さらにその奥の階段を上っていった先にある最奥の部屋がそれでした。

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部屋の入り口部分。廊下からダイレクトに部屋に続いているわけではなく、間に小スペースがある。

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旅館ならではの「広縁」。最上階に位置しているので眺めがよい。

あれこれ言う前に、この部屋の居心地の良さがヤバい。

自分好みのこじんまりとした空間、すでに敷かれている布団、そして炬燵。「この中で思う存分温まってくださいね」と言わんばかりの快適さに涙が出てしまう。

暖房については炬燵とファンヒーターのほかに館内暖房なる装置が置いてあって、夜に寝るときにはファンヒーターを切ってこっちを使ってくださいとのことでした。布団が十分暖かったので結局使ってませんが、原理的にはエアコンのようなものだと思います。

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廊下と部屋との間には冷蔵庫があり、壁には窓が。

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欄干の意匠

部屋だけでなく廊下周辺の意匠が凝っているところが越後屋旅館の魅力の一つ。

ただ単に木造というだけでなく、壁や階段の手すり、欄干部分にもちょっとした工夫がされていました。派手な飾り物や展示物はないにしろ、このように構造的に見応えのある部分があると心が癒やされますね。

で、このままの勢いで炬燵に入ってしまうと冗談抜きに動けなくなりそうだったため、浴衣に着替えた段階で館内を散策してみることにします。

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廊下の一番奥が最初に入ってきた玄関部分で、左の階段が今日泊まっている新館に続いています。

まずは玄関に戻り、部屋に案内していただいた経路を辿ってみました。

玄関を入って正面には階段がありましたが、この階段の左奥が本館部分のメイン通路になります。廊下自体が非常に長く、入り組んだ様子はまったくないと言っていいくらいに直線状に続いているのが面白い。写真だと見づらいですが、一番下の写真の右奥部分が食事処になっており、夕食や朝食はそこでとるようです。

また、この長い廊下の向かって左部分には旅館の内湯があって、誰も使ってない場合は自由に入ることができます。内側から鍵を閉めることができる貸し切り形式で、他の宿泊客と一緒に入ることにはならないため、思う存分温泉を楽しめるということ。実はこの内湯も1箇所だけではなく、3箇所(!?)もあるのがこの旅館の最大の特徴でもあるわけですが…これについては後のお楽しみということにしておきましょう。

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新館の廊下。右奥が本館に続く階段で、今立っているのが今回泊まる部屋(新館2階)へ続く階段。

新館の1階(本館を基準にすると2階部分)には広めの客室があるらしく、今日はこちらにも宿泊客がいらっしゃる様子でした。ちなみに私が泊まっている新館2階にももう一つ客室があるのですが、コロナの影響で使用できる部屋数を制限しているようで誰も入っていません。つまり新館2階に関しては、私のみの貸し切り状態です。

音が聞こえやすい木造の旅館だと、同フロアに別の客がいるというだけで結構気を使ってしまうものですが、今回に限っては割と気兼ねなく過ごすことができました。

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本館2階へ続く階段

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本館2階。階下に見えるのが玄関。

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別角度から

続いては先程通ってきた本館1階の長い廊下の途中にある階段を上に登り、本館2階へ行ってみることにします。

2階部分は完全に客室ゾーンになっていて、旅館正面の道に面した客室(旅館に入る前に見上げたところ)にもお客さんが入ってました。あの部屋からだと温泉街が一望できることは間違いないので、今度宿泊するときはこの部屋をぜひとも指定したい。

それにしても、この廊下の様相は本当に素晴らしい。まるで屋内にいるにも関わらず屋外のような構造をしていますよね。左の壁の構造なんかは屋根を模したものだし、ソファの背後の窓も非常に独創的なものです。

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角間温泉自体が湯田中渋温泉郷の端に位置していて、そんな鄙びた温泉街の旅館に泊まるというだけでも心躍ってくるのに、旅館の内部ですらも落ち着く雰囲気に包まれている。

やはり今回この宿に決めて良かった。

共同浴場の魅力

一通り館内を散策したところで、通常ならそろそろ夕食の時間がやってくるわけですが、今回は悪い意味でそうではありません。

実は宿をチェックしたのが週末に近かったことで、素泊まりプランしか空いてませんでした。なので食事についてはどこかで調達する必要があるのですが、角間温泉に到着した時間が中途半端だったため、実は昼食も夕食も今回は無しとなります。もともと旅先で昼食をとる時間は特に決まってなくて、お腹が空いたら食べるというスタイルな私。今回はそこまでお腹が減ってなかったので「夕食と一緒にすればいいや」と軽い気持ちで考えてました。

で、下調べが甘かった影響がここに出ていて、角間温泉近くの飲食店は渋温泉まで行かないとありません。もう自転車を降りてしまったし、今から寒い中を歩いて(片道2kmくらい、しかも結構高低差がある)往復するのは辛いものがあったため、このようなことになりました。

まあ、たまにはこういうこともあるよね。2食くらい抜く分には特に問題ないのでこれでよしとします。

結局何が言いたいのかというと、ここから寝るまでの時間はとにかく温泉に入りまくろうってこと。食事の時間を丸々温泉に当てられると考えれば、この食事抜きの状況もあながち悪いものでもない。

というわけで、角間温泉の共同浴場に行くことにしました。

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館内散策後、徐々に日が落ちてきてすでにかなり寒い。早く温泉に入らなければ…。

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角間温泉には各旅館の内湯のほかに、宿泊客が入ることができる共同浴場が以下の3箇所あります。

  • 大湯
  • 滝の湯
  • 新田の湯

日帰りの場合でも入れるのかどうかの確認は忘れましたが、宿泊客の場合は共同浴場の鍵を貸してもらえるため、これを使って自由に入りに行くことが可能。

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大湯の外観

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大湯の外観(側面)

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鍵を差し込むと戸のロックが解除される

鍵といっても木製の三角形の棒で、これを穴に差し込むだけでOKです。このあたりの仕組みは渋温泉でもあったので、すんなりと理解することができました。

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大湯の内観

どの共同浴場も、基本的には同じような構造をしています。

戸を入ってすぐに脱衣所があり、脱衣所の横がもう湯船。洗い場のスペースは1人分か2人分しかなく、宿泊客のためというよりは地域の方の憩いの場という側面が強く感じられます。

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滝の湯の外観

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滝の湯の内観

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お湯の温度については、これは個人的に意外だったのですが実にちょうどいい湯加減で非常にGood。

すぐ近くにある渋温泉をまたしても引き合いに出すと、渋温泉の共同浴場の湯加減は一言で言うと激熱です。源泉の温度がそもそも高いので、入る際に加水をしないととてもじゃないけど入れたものではありません。なので、できるだけ他に人がいるタイミングで自分も入った方が(すでに温度調整がされているという意味で)おすすめという側面がありました。

翻って角間温泉はといえば、旅館の数は4軒(=宿泊客が少ない)、地域の方が入りに来る頻度もそこまで高いとはいえないため、湯船に入った瞬間に熱すぎて飛び出るレベルなのでは…と思ってましたが、これがいい意味で裏切られましたね。

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新田の湯の内観

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そもそも水を入れるような注ぎ口が見当たらなかったため、すでに温度調整されたお湯が注がれているのかもしれませんが、温度についてそわそわしながら入る必要がないというのは気持ち的に快適でした(渋温泉のあれはあれで面白いですが)。

今回も例によって、夕食の時間である18時頃に共同浴場に入りに行ったため、自分以外に入りに来ている人は皆無。男湯だけでなく女湯ですらも人がまったくいなかったので思う存分まったりすることができました。やっぱり夕食抜きでも、工夫次第で温泉を楽しむことはできるわけです。

これが渋温泉だったら共同浴場の前を歩く温泉客の話し声とかも当然聞こえてくるわけですけど、角間温泉に限っては他の物音が一切しません。聞こえてくるのは湯船の注ぎ口からお湯がこんこんと注がれてくる音のみ。あとは静寂そのものが広がっていて、一人で温泉に入るというシチュエーションではこれ以上のものはない。

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ああ、幸せだ。

角間温泉を訪れるまで、まさか今日ここまで温泉に「没頭」できるとは思っていなかった。それが蓋を開けてみれば、時間も、他の客も気にすることなく湯の温かさを実感できている。これほど幸せなことはない。

これほど環境的にも精神的にも静かな状況で温泉に入れるのは、冬という季節ならではのことに加えて、角間温泉の雰囲気がいいからにほかなりません。こういう温泉が自分は好きだ。

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ただ温泉街を歩いているだけで心が癒やされる

3箇所連続で共同浴場に入った影響で、外の寒さもどこかへ吹っ飛んでしまうくらいに身体が火照っている。

寒さへの対策が温泉だとすれば、自分は今まさに冬の寒さを克服できたとも言える。共同浴場へ入りに行くために寒さに震えながら旅館の玄関を出たのがもう嘘のように、ぽかぽかの気分で旅館へ歩いていきました。

忘れてはならない、越後屋旅館の内湯

温泉に入れて身体も温まったことだし、あとはもう寝るだけ…といいたいところなんですが、実はまだやるべきことが残っていました。

それはこの越後屋旅館の内湯に入ること。

玄関に入って新館までの廊下を歩いていた際に、さっきまで完全に忘れていた内湯の存在を思い出しました。内湯の数は3箇所あるので明日の朝風呂用に一つはパスするとして、残り2つを今日のうちに入ってしまうことにします。

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歯車の形をした木材

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先程は言い忘れましたが、内湯の前の廊下や階段の一部には歯車の形をした古材が埋め込まれています。それに加えて色とりどりのタイルも一緒に配置されていて、ふと足元に目をやるだけでも視覚的に賑やかになる。

ご主人の遊び心なのかどうかは分かりませんが、歯車というのが個人的に気になりました。どこかで実際に使われていたものなのでしょうか?

さて、先程に述べたとおり、越後屋旅館には内風呂が3箇所あります。

その内訳は小さな家族風呂が2つと、比較的大きな浴場が1つ。自分が風呂に入っている時は「入浴中」の看板を下げて鍵もかける方式になっていて、基本的にすべて貸切風呂にできます。

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大浴場

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まずは大浴場から…といいたいところなんですが。

なんですかこれは。

またしてもいい意味で期待を裏切ってきた。旅館の造りが完全に和風なこともあって、内湯もそんな感じなんだろうなと想像していたものの、そのはるか上を通り過ぎてきた。

ローマ風、でいいのだろうか。床も壁も湯船すらもタイル張りになっていて、お湯が注がれているカランについてはヴィーナスのような女神像が置いてある。レトロ、モダン…そんなことが浮かんでは消えていく。

カラン周りの析出物の多さが湯の効能を物語っていて、さらに湯加減も共同浴場と同じ用に実に良い塩梅でした。湯量についてはカラン下の竹樋の有無で調節するらしく、それで湯加減もある程度上下できるみたいです。

広い浴室内で自分ひとりだけが湯に入っていて、周りは洋風。でも旅館は和風。

このギャップがたまらない。

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タイル張りの家族風呂

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脱衣場から湯船までの床も階層に分かれていて、意匠に凝っているのがわかる

で、その次に入った家族風呂がまた凄かったのです。

大浴場と同じようなタイル貼りの構造にも目を瞠るものがありますが、実に着目すべきはその湯船の形。

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湾曲している湯船

そうなんです。まるでソファのように座る部分が曲線で構築されていて、実際にここに座ってみると収まりの良さが半端ではない。これは長湯が捗ってしまいそうだ。

温かいフィット感に包まれながら周りを眺めてみると、柱や窓の形もどことなくローマっぽいことに気づいた。やはりローマをモチーフにしたお風呂なのは間違いないようですが、どういう意図があったのか非常に気になるところです。完全に旅館を建てた人の趣味なような気もするし、旅館の和風な内観からの意表を突く目的があるのかもしれない。

とにかく、この旅館に居れば退屈することはない。それだけは間違いない。

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ところで、こちらの家族風呂のカランの形はカエルでした。

なぜカエルなんだろうか。自分が知らないだけで、何かカエルが関係しているのかもしれません。謎が深まってくるけど湯加減が良すぎるせいで頭がまとまらない。

こうして考えてみると、今日だけで5つも温泉に入ってるんだよな。しかも距離的には大して移動していないのに、極めて狭い範囲でこれだけのバリエーションに富んだ湯に入ることができる。これが温泉街ならではの良さであるし、角間温泉のこじんまり感が最大限に活かされていると思います。

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檜風呂

で、内湯の最後は純和風の檜風呂でした。

こちらは朝風呂に入ったこともあり、寒い身体が一気に温まったのがとても印象深い。朝イチで温泉に入れるのは宿泊ならではの特権ですね。

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朝の角間温泉

内湯から上がったあとは部屋に戻って炬燵で猫みたいにゴロゴロし、いつの間にか布団へ移動して寝てました。

翌朝はこの日の行程が割と時間との勝負なところがあったため、6時30分には宿を経つという早起きプラン。温泉旅館といえば遅い時間までまったりしていたいところだけど、行程次第ではそうもいかないのが事実。昨日のうちに温泉には入りまくっていたので後悔はありません。

そんなこんなで、角間温泉での一夜は大満足のうちに終了。

ぱっと見ると規模が小さいと思われがちな角間温泉ですが、1泊したからこそその魅力に気づけた面もあります。大勢でわいわいするような温泉街や旅館ではなく、ひっそりと温泉に入りたい人にこそおすすめできる。この記事の冒頭で書いたことの繰り返しになるものの、角間温泉とはそういう場所なのです。

良い湯でした!