【TADAフレーム No.275】クロモリオーダーバイクの仕様まとめ

ちょうど節目の季節ということで、旅に出かける用途で今乗っているロードバイクについてまとめることにしました。

私にとって1台目のロードバイクであるTADA No.275はクロモリ鋼を使用したオーダーフレームで、兵庫県にある自転車工房エコーで製作されたものです。納車したのは2019年の4月なので、もう3年間もこのロードバイク一筋で乗り続けてきたことになります。

もくじ

1台目のロードバイク

当初は右も左も分からないままアバウトな目的と用途だけを伝えてフレームを製作してもらい、パーツの方も一つ一つ仕様を聞きながら揃えていきました。最終的には自転車工房エコーの方で、フレーム完成と同時に組立も行っていただきました。

あれから3年間全国を走ってきた中でパーツは順次交換を行っており、またポジションのフィッティングを受けたことで現在が最終仕様になりました。

大きな変更点は下記の通り。

  1. フォークをクロモリ▶カーボンに交換
  2. スプロケットを11-25T▶14-28Tに交換
  3. フィッティングの結果に基づきシートポストとステムを交換
  4. ホイールを交換:Racing Zero▶Racing Zero Carbon▶BORA WTO 33

特に、ロードバイクを長く乗っていく上ではフィッティングを受けたことが最も大きく、これによって自分にとっての最適なポジションが固まりました。フィッティングを受けてから1年以上経ちますが、違和感を特に感じていないのでこれが現時点でのベストのようです。

それ以外についてはコンポも納車当時から変わってないし、STIやブレーキも同様のまま。1台目としてはこれが完成形じゃないかなと思います。

全体の仕様

パーツについて

TADA No.275の最終的な仕様は下記の通りです。

TADA No.275 最終仕様

Frame:TADA
Frame Material:CrMo Steel
Fork:ENVE Road Fork Rim Brake
Seat Post:EASTON EA70
Front Derailleur:Shimano ULTEGRA R8000
Rear Derailleur:Shimano ULTEGRA R8000
Shifter:Shimano ULTEGRA R8000
Brake Caliper:Shimano ULTEGRA R8000
Crank set:Shimano ULTEGRA R8000 50X34T
Chain:Shimano DURA-ACE 11s
Cassette Sprocket:Shimano ULTEGRA R8000 14-28T
Handle Bar:EASTON EA70
Bar Tape:Lizard Skins V2 DSP 2.5
Stem:EASTON EA70
Headset:CHRIS KING
Wheel:Campagnolo BORA WTO 33
Tire:Continental Grand Prix 5000
Saddle:SPECIALIZED POWER MIMIC

1台目のロードバイクということ、かつロードバイクという趣味を今後も続けていくのかまだ当時は不透明だったため、2019年時点で金額的に無理のない構成にしています。

特にDi2等の電動変速が広く普及している中、ワイヤー式の変速を選んでいるのがその結果。パーツ群の中で高級なものといえばホイールくらいで、他は入手性の良いものにしています。

TADA No.275

この状態で重量は8.7kgでした。
フレーム単体重量は1,882g

カラーリングについては別記事ですでに述べている通り、「響け!ユーフォニアム」に登場する北宇治高校の夏服の色にしました。フレームは水色基調で明るい色なのに対し、全体として見たときに端部にくるパーツは全て黒色で統一しています。

これは端部が濃い色だと全体が締まって見えるのと、後は個人的に使用する色を少なくしてシンプルにしたかったというのが理由です。バイク全体だと黒色、水色、白色の3色しかなく、風景の一部として溶け込ませたときに違和感がありません。

TADA No.275のカラーリング

個人的に一番凝ったのが、ダウンチューブのセーラー襟+襟ライン+服+スカートという制服の一連の構成を色で表現できた点です。

世の中にカラフルなバイクは星の数あれど、何よりも「響け!ユーフォニアム」の世界を体現したこの配色と全体のすっきり感は他のバイクでは見られない唯一無二のもの。私だけの絶対的な完全オリジナルです。

フレームについて

クロモリフレームは非常に頑丈で、特に初心者の自分が派手に落車したりしても問題なし。傷はいっぱいついてますがフレームとしての基本性能に影響は及んでいません(と思ってる)。

これがカーボンフレームだったらフレームの傷一つで顔面蒼白になったりするけど、自分が置かれた状況というかシチュエーションにはもっともマッチしていたと思います。もちろん今でも写真を撮るとき等にぶつけたりすることが少なくない中で、この堅牢さは旅バイクとして頼もしい。

ギャラリー

以下には、色んな角度から撮影した写真を載せています。

ホリゾンタルの美しい車体に加え、日光に当たるとより澄んだ色に見えるフレームのカラー。

ブレーキワイヤーはフレームの内側、フロント/リアの変速ケーブルはダウンチューブ外側を通しています。

車体前方から後方へ。

割と使い込んだ感のあるコンポーネント一式。チェーンについては複数回交換したものの、チェーンリングとスプロケットは1回も交換していません。

旅においては輪行を多用しているので、このあたりのドライブ側はかなり傷つきやすい場所です。案の定、チェーンステーやシートステーが傷だらけで見るも無残なことになっています…。

サドルについてはフィッティングの結果、ショートノーズのサドルに変えました。一般的なサドルよりも長さが短いのでポジション変更の幅も少し減りますが、今のところこれで問題ないです。

スプロケットの14-28Tについては自分に合ったものを選ぶことができたと心から思っていて、ダウンヒルの時くらいしか使用しない11Tや12Tを切り捨て、その分を変速の滑らかさに振っています。ほとんどの部分が1T刻みなので、変速を多用する自分としてはこれがベスト。

ただ、納車当時は最小歯数を14Tに指定していなかったためリアエンド周辺が11T前提の隙間になっていて、14Tだと若干こすれました。

最大歯数についても、自分の行くような場所は28Tあればダンシングでなんとかなります。

クロモリフレームの特徴として、フレームの前三角に使用されているパイプ径が統一されているのが良い。

全体を見た時にどこかが突出しているような違和感が少なく、シンプルに美しいと感じます。

こんな感じで、この間遠出したときにいい機会だったので隅から隅まで撮影してみました。

おわりに

一度納車したバイクについてあれこれ考えるのはあまりやらない体験だとは思うけど、やっぱり1台目のロードバイクなので思い入れがあります。

仕事としてではなく趣味としてやっているのだから、使用する機材は自分の心のままに凝りたいもの。この仕様にしたことは自分で今でも良かったと思います。

おしまい。


本ブログ、tamaism.com にお越しいただきありがとうございます。主にロードバイク旅の行程や鄙びた旅館への宿泊記録を書いています。「役に立った」と思われましたら、ブックマーク・シェアをしていただければ嬉しいです。

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